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通訳者という存在の必要性

日本語を使っているのに職業が違うだけで使用する言語や感覚が違うなぁと感じたことがありませんか?また、価値観であったり優先順位など。職人技術が必要となる場所ではより一層普段耳にすることがない言語が飛び交っていたりします。そんな職業同士、時には連携が必要になってきますよね。そこで必要となってくるのが両方を知りハブ役になれる通訳者の存在。最近当社の動きが通訳者だなと感じたので、どういった場面で通訳者的役割を担っているのか、そして今後この通訳者が重要になってくるなと感じたので、どう必要になってくるのかについて簡単にお話していきますね!

皆さんが考える通訳者って?

一般的に通訳者と聞くとどんな人を思い浮かべますか?
1つ以上の言語を流暢に理解し、口頭または書面で情報を翻訳し、異なる言語間でメッセージや情報の正確性と意味を保つ役割を果たす人というのが一般的に思い浮かべられるのではないでしょうか。
ただ、通訳者は言語のスキルだけでなく、文化的な理解も必要とします。異なる文化背景を持つ人々とのコミュニケーションは、単に言葉を翻訳するだけでなく、文化的なニュアンスや慣習を理解し、適切に伝えることも大切なんですね。

ポートフォリオという言葉は場所によって意味合いが変わる

通訳者にとって一番大変なのが、文化背景によって同じ言葉でも意味が変わることにあります。例えば「ポートフォリオ」という言葉。この言葉は職業などによって意味合いが変わります。
日本語直訳
書類を運ぶ平らなケースを意味します。かばんや書類ケース、ファイルフォルダさらに、その集められた資料や情報そのもの全体を意味する場合もあります。イタリア語のPortafoglio、札入れの財布が語源。
金融・投資
個人または投資家が保有する金融資産(株式、債券、不動産、現金など)の総合的な投資組合のことを指します。これらの資産は、リスク分散や収益の最大化を目的として、複数の資産クラスに分散させることが一般的です。投資家は、ポートフォリオの構築と管理において、リスク許容度や収益目標に合わせて選択肢を考えることが重要です。
クリエイティブ
作品やプロジェクトのサンプル集を指します。主に芸術家、デザイナー、ライター、プログラマーなどのクリエイティブな専門家が、自分のスキルや実績を示すために使用します。これは、雇用主やクライアントに対して自分の能力や仕事の質を証明するために役立ちます。クリエイティブな分野では、ポートフォリオが重要な就職ツールであり、ポートフォリオの内容やデザインに注意を払うことが一般的です。
教育
生徒たちが学習過程で残したレポートや試験用紙、活動の様子を残した動画や写真などを、ファイルに入れて保存する評価方法、つまり個人評価ツールを指しています。従来の科目テストや知力テストだけでは測れない、個人能力の総合的な学習評価方法(質的評価方法)とされ、学校教育だけではなく自己啓発など、さまざまな教育分野で取り入れられています。

というように単語一つ取っても場所によって意味合いが変わるので、それぞれの場所で判断し通訳しなければなりません。

森林業について

当社が大切にしているのが森林環境ですね。森林業に携わっている方々に出会い、話を聞くうちに森林環境について知っている人が少ないということに危機感を覚えました。ただ、森林業に携わっている方の言葉というのが普段耳にしない言葉が多く、ここを多くの関心のない人へ周知するのがこれまで難しかったことに気付きました。
この森林環境についてわかりやすく伝えていくのが当社の使命だと感じ、そこから通訳という役割が始まっています。
これは他の職業でも往々にしてありますね。

中学校修学旅行について

先日の話ですが、現在関わっている中学校の修学旅行の一部を少しコーディネートさせていただきました。普段の修学旅行って歴史的なことは学べても職業について詳細を学ぶ機会って少ないなと感じていたんです。
しかも中学校だけで他地域の職場に繋がりを得るのは難しいと。そこでそんな職業見学に繋がればと当社で見学できる企業様を募集しました。今回発信から手を挙げてくださったのが塩野香料株式会社様。(当日は生徒たちの新たな視点を引き出していただけたりととても素敵な時間を過ごすことができました!本当にありがとうございました!)
そんな企業と学校を繋ぐためにも通訳者が活躍できたように思えます。
企業の社員と教育者(学校の先生)は、仕事の中で異なるルールを持っています。学校では生徒と関わる上でのルールがあるでしょうし、会社ではプロジェクトや会議においての見えないルールがあります。通訳者は、こうした違いを理解し、関わる全員がスムーズに目的地まで行けるように手助けします。

というように通訳者は、さまざまな仕事や職業の人たちが円滑にコミュニケーションをとる手助けをする人なんです。

さらなる通訳者の必要性

以上のことなどから、分業が進んでいる日本において通訳者が必要な場面が増えてくると感じています。少しの言葉の違いから間違ったコミュニケーションが生まれてしまうことだけは避けたいところですよね。通訳者は、そういった異なる言語や文化を持つ人たちとのコミュニケーションを支援できる仕事なんです。また、他社の仕事の仕方を見て業務の効率化へ誘うこともできます。このことから通訳者という職業への理解を深め、様々な業種が手を取り円滑に社会が良い方向へ行くことができればと期待しています!


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