【看護過程】情報収集のポイント④
男性看護学生の鳩ぽっぽです。今回は自己知覚、役割の情報収集ポイントです。
自己知覚・自己概念、役割・関係
自己知覚・自己概念
この分野は患者自身の内面に関する項目です。S情報が多くなる傾向にあります。
・疾患、治療への思い
・この先のことへの思い
・治療の後遺症に対しての思い(手術創、薬の副作用、装具、その他)
・以前の生活とのギャップ
例.実在しないペーパーペイシェント
・S:「病気になった時はショックだったよ」
・S:「(この治療は)必要だと思っている」
・O:治療について積極的に質問し、理解している
・S:「希望が見えてきた」
・S:「退院はまだ不安だな、でも家には帰りたい」
・S:「酸素チューブがついてるのはやっぱり恥ずかしいよ」
・S:「前はもっといろいろできてた」
・S:「せめてトイレくらいは自分で行けるようになりたい」
役割・関係
家族や社会的立場についての分野です。社会的側面はここで挙げていきます。
・家族構成、同居人
・仕事、役職(現在、過去)
・家計、家庭内経済状況
・近所づきあい
・配偶者、子供との関係
・キーパーソン
・患者としての役割(コンプライアンス、アドヒアランス、医療人との関係)
例.実在しないペーパーペイシェント
・O:妻と二人暮らし
・O:現在は無職
・O:町内会の役員
・O:過去は工場で勤務
・O:現在は年金暮らし
・S:「節約しながら生活してるよ」
・O:町内会の役員として、住民と話し合う
・S:「(妻は)気が強いんだよ」
・S:「様々な困難を一緒に乗り越えてきた」
・O:週5回 妻が面会に来る
・O:息子夫婦とは別居
・S:「我が家は孫の遊び場になってるよ、共働きだからね」
・O:孫の迎えをしている
・キーパーソンは息子
・S:「治療はきちんとやる」
・S:「実習は実践してなんぼだから、なんでもやりな」
・O:医師に質問や意見を伝える
まとめ
今回は自己知覚と役割の情報収集ポイントを挙げました。自己知覚は分からんと言う人が多いと思いますが、これはアセスメントと併せて考える理解しやすいので、今後挙げる予定のアセスメントのポイントで確認してみてください。
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健康知覚と栄養の情報収集ポイントはこちら→https://note.mu/810poppo/n/n9c3617603f7c
排泄、活動の情報収集ポイントはこちら→https://note.mu/810poppo/n/n36f9f2bad842
睡眠、認知の情報収集ポイントはこちら→https://note.mu/810poppo/n/n3ac4da9fcd37
鳩ぽっぽの経歴はこちら→https://note.mu/810poppo/n/n59147f8e4b2f
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