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妊娠38週目の死産 〜読んでよかった本〜

1ヶ月前、臨月に何の前触れもなく息子を死産しました。
長い不妊治療を経て授かった第一子。
言いようもない悲しみと
妊娠生活から生まれて共に過ごせた3日半の
幸せな時間をくれた息子への感謝。

今回はそんな感情の中で
死産後、妻と私が読んでよかったと思える
本を紹介します。

死産、流産、中絶に関するグリーフケアの本です。
死産、流産、中絶、どれも状況によっては
お母さんは全く悪くないけど
どうしても自分を責めてしまうことも
あります。

でも、赤ちゃんがおなかに宿る前から
赤ちゃん自身が生まれてこないことを
決めていたりすることもあるのかもしれない。
そんな考え方をくれる2冊の本を紹介します。

現在妊娠中の方や子育て中の方も、読むと
赤ちゃんのたましいについて考える機会になる
すてきな本です。

私が書いた息子の死産に関する記事の一覧です。
妊娠38周目の死産 〜やってよかったこと〜
妊娠38週目の死産 〜息子の感触①〜
妊娠38週目の死産 〜息子の感触②〜

1冊目:
ママ、さよなら。ありがとう 〜天使になった赤ちゃんからのメッセージ〜

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「ママ、さよなら。ありがとう 〜天使になった赤ちゃんからのメッセージ〜」
池川 明 著 二見書房

胎内記憶(おなかにいるときの記憶)について
研究している池川明さんが書いた本です。

染色体異常、ウイルス感染、
栄養状態の問題、
子宮の状態や黄体機能不全など
医学的に流産・死産の原因とされるものは
たくさんあります。

ただ、たましいのレベルで考えると他にも
理由があるのかもしれません。
お母さんのおなかに宿っても
生きて生まれないことを前提に
この世にやってくる赤ちゃんもいるようなのです。
退行催眠(催眠によって
顕在意識では忘れている過去を思い出し、
症状や悩みを取り除いていく療法)をすると
お母さんのおなかの中にいる時
へその緒を首に巻いたり、
へその緒を握って血流をコントロールしたりして
あの世に帰ろうとしたことを思い出す人もいます。

また、雲の上に帰るのは
純粋に赤ちゃんの都合であるケースもあるようです。

この文章は本からの引用です。

胎内記憶などをもとに、
実際に起こった不思議な話も交えながら
『お母さんが
「あのときあんなことをしなければ」
とすぐに思い当たる単純な理由で赤ちゃんが
空に帰っていくのではない。』
ということを教えてくれる本です。

2冊目:
ごめんね、ありがとう。〜産まれることができなかった赤ちゃんから届いたメッセージ〜

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「ごめんね、ありがとう。
〜産まれることができなかった赤ちゃんから届いたメッセージ〜」

326 なかむら みつる 著 サンクチュアリ出版

流産、死産を経験したママたちと
胎内記憶をもつ子どもたちの体験談を
元に、なかむらみつるさんが書いた絵本です。

4つの物語が記されていて、
どのお話も、空に帰っていく赤ちゃんは
お母さん、お父さんのことが
大好きで、家族を想って空に帰っていることを
教えてくれます。

胎内記憶を元に、
赤ちゃん(のたましい)がどのようにして
お母さんのおなかに宿るのかという
話も書いてあります。

涙なしには読めない本です。


私たちと似た経験をされた方たちの
救いになればと思い、
2冊の本を紹介させてもらいました。

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