見出し画像

去勢手術しました

お久しぶりです、ナノです。すっかり11月も残り僅かとなりました。
さて、我が家の猫たちにもビッグニュースがありました。タイトルにもある通り、去勢手術です。
我が家ではどうだったのか、またこれから去勢手術を行う際はどうすれば良いか…この記事ではそれを解説していきます。

◆主な登場キャラ
チャチャ(兄貴分):青い首輪の黒猫(♂)。生後約8ヶ月。ムッキムキな暴れん坊。甘え上手でいたずらっ子。食べるのは下手だが足は器用。食欲に波あり。
モノ(弟分):赤い首輪のハチワレ猫(♂)。生後約7ヶ月半(チャチャよりは遅いらしい)。ビビりで末っ子気質な食いしん坊。噛み癖が凄い。
私(ナノ):筆者。長女。インドア派な陰キャ。あまり叱らないが、甘やかさない主義。
妹:猫たちをお迎えするきっかけ。次女(末っ子)。筆者より2歳下でインドア派。割とよく幼児退行する。猫たちの遊び相手(推定)。
母:我が家の大黒柱。長女。唯一のアウトドア派。昔実家にいたモノ似の猫(♀)を溺愛していた。


事前準備

検診・予約

去勢手術をする前に。
一日または数日、猫たちを預かってもらうので、事前に予約をする必要があります。また、睾丸がちゃんと育っているか、病気をしていないかなどを見てもらう必要があります。

我が家の場合は11月初週に母と私で猫二匹を病院に連行しました。
モノが余裕で3キロオーバーしていたので、新たにリュックを購入。モノはリュック、チャチャは前から使っていたバッグに入れて移動することになりましたが…

ここで問題が発生します。モノがとにかく逃げまくる
基本、モノは物わかりの良い子です。なので、「あっこれ病院行きや」と悟った途端、逃げ回り始めました。普段は大人しいのに、逃げ足が速いのでとにかく大変。最終的に、帰宅したばかりの妹に捕獲してもらい、急遽うちで一番大きな洗濯ネットにin。そのままリュックに入れて、無事捕獲完了。
チャチャは簡単に捕まえられました。

受付時間ギリギリに病院に着くと、受付で母がママ友(妹の小学校時代の)と雑談しつつ手続きを教えてもらっていて、私はチャチャ入りバッグを抱えて待っていました。
受付を済ませてソファに腰掛け、少し待ってから呼ばれて診察室へ。二匹とも体調や発育に問題なしということで、条件はあっさりクリア。
この時チャチャ2.7kg、モノ3.5kg。前回の来院(3ヶ月前)時の2倍、うちに来た時からはなんと3倍以上の重さになったモノに、先生も思わず驚いていらっしゃいました。

この日、その次の次の土曜日、11月18日に予約を入れて帰宅。オスはメスよりも入院期間が短く、我が家の利用している動物病院ではオスは日帰り手術なのです。どうせなら二匹まとめての方が安心だよね、と二匹分お願いしました。
行く時は不安そうに鳴いていたチャチャも、帰路は嬉しそうに「にゃん」と鳴いていました。多分人間の言葉分かってるなこの子。
一方のモノはというと、移動中は寝てるらしく、大人しいです。ただ、おうちに付いた途端過呼吸を起こしたので、次からは帰宅後も暫くネットに居てもらおうと決意。
皆さん、モノのようにビビりまたは精神的ダメージを受けやすい子にはネットを被せましょう。看護師さん曰く、包まれているようで安心するのだそう。

~前日

手術の予定を入れたら、どんなことをすれば良いか。まずは、ノミ対策の軟膏を塗りました。
うちの猫たちは普段そういった薬は使っていないので、病院で一回分処方してもらいました。病院によっても違うかと思いますが、うちが処方してもらったものは一回の使用で一ヶ月効果が続くというものでした。検診翌日の夜、家族で協力して二匹分塗りました。長毛種でもなんとか毛を掻き分けて、皮膚に薬が浸透するようにしてくださいね。また、多頭飼いの場合は他の子の薬を舐めてしまわないよう注意。

もっと大変なのは前日。前日夜9時以降はごはん禁止とのことで、ギリギリまで何とかごはんを食べさせ、時間になったら一切を取り上げました。
うちは食いしん坊とダラダラ食いなのでこれがある意味一番大変でした。ごはんがあればモノが食べてしまうし、チャチャには何とか食べさせないと丸一日何にも食べられなくて栄養が足りなくなるので。
日帰り手術の場合はこれを自分たちでやらねばなので、夕食は早めにあげてくださいね。

手術当日

さて、当日朝にも課題がありました。
一つめ、6時以降の節水制限です。ごはんや水を摂ってしまうと、麻酔がうまくかからず手術を受けさせることができなくなってしまうそうです。なので、絶対に水は取り上げましょう。
ただし、どうしても喉は乾くし生命維持に水は必要不可欠。布を湿らせ、その水分を少しだけあげるくらいなら良いと思います。我が家ではそれで微量の水は取らせていました。無制限には水を飲めない状況が大事なのです。

もう一つの課題はやはり、移動関係です。
まずモノを入れるのに難航し、やっとの思いで母と私は病院へ。なお、この日は妹が夕方までアルバイトのため、手を借りることはできませんでした。
9時に受付してからも結構な時間待たされました。来院数が多く、また手続きに時間のかかる手術患者は後回しのようでした。なので、1時間ほど待ち時間があり、もっとゆっくり来れば良かった…と後悔。

待っている間の様子も、やはり性格が表れていました。
モノは何度も過呼吸を起こし、母が安心させるように抱きかかえていました。リュック型の場合は正面で向かい合いやすいので、是非とも抱きかかえて安心させてあげてください
一方、チャチャは犬たちに興味津々。緊張もあって、挙動不審でした。特に正面にいたチワワの子を見ていた気がします。

日中

猫たちを預けるとすぐにネットに入れ、病院のケージか何かに入れてもらいました。この時、モノ→チャチャの順で預けたのですが、やはりここでも性格が出ていましたね。モノはストレスマックスになり硬直、チャチャは「にゃーん」と甘えた声。先生も「甘えん坊だなあ」と笑っていました。
此処で人間は一度離脱、5時半ごろに迎えに来てくださいとのことでした。残った猫たちはというと、午前中に色々と検査を受け、手術を受けられるかの最終チェックをまず行いました。この時、何か異常があれば昼頃に連絡がいくとのことでしたが、連絡はなし。二匹とも、問題なかったようです。
私たち人間組は人気のカニ飯に舌鼓を打っていました。猫たち、人間ばっか贅沢してごめんね。

午後はいよいよ手術。麻酔をかけて、睾丸を取ってもらいました。
先生曰く、モノは麻酔明けからずっと大人しかったそうです。施術は病院によって異なるようで、うちは「切らない手術」だったので抜糸はありませんでした。切る手術は約一週間後に抜糸がありますのでご注意を。

夕方・夜

さて、言われた時間になったので人間組は再び来院。「手術していた○○です」と伝え、そのまま待合室で待機。この時は他の患者さんも少なく、すぐに呼ばれました。
二匹とも大人しかったのですが、行きとは逆のバッグに入っていたのでモノは若干窮屈そう、チャチャは寒そうでした。帰路ではずっとチャチャが鳴いており、母がしっかりと抱きしめてチャチャを温めていました。行きの時はあったお気に入りの毛布は、今モノが持っています。バッグを明確に分ける場合は、しっかりと記名しておかないと…。

帰ってからもチャチャは暫く震えていました。こんなことは初めてだったので、相当寒かったのでしょう。申し訳ないことをした、と思いました。せめて、上手いこと毛布を抜き取っていれば…震えが止まるまでには何時間かかかりました。
術後はボロボロで食欲もないので、事前に買っていたスープをあげることに。「食事と水分は少しずつあげてください」とのことなので、スープおすすめです。モノはすっかり回復していたようで、食欲も有り余ってバクバクと食べていました。チャチャは軽いからか暫くぐったりとしており、中々スープを飲めずモノに取られていました。しかも彼がいるのは炊飯器の裏、ストレスから妹にしか寄らなくなりました。
猫たち、よく頑張ったね…。

そうそう、夜も注意は必要です。暴れ回る心配はあまりありませんが(大体それどころではないので)、多頭飼いの場合はやはり他の子のを舐めないようしっかりと見張っている必要があります。
また、外には出さずケージの中の方が良いです。安静にできるし、慣れた場所なのでね。


前→https://note.com/7no_tj_write/n/nce9783abe5da
次→https://note.com/7no_tj_write/n/n2a85275c7431

この記事が参加している募集

猫のいるしあわせ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?