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おおかみ流 読書のススメ① のび太の喩え


読書はいい。

教養が身につく。
語彙力が上がる。
感性が豊かになる。

文の読み書きが好きなnoterの皆さんは
既に「うん、知ってる」の境地だろう。


でも、おおかみ流の読書のススメは一味違う。

【1】大量に本を読むと、オーラが変わる


伝わりやすいように、『ドラえもん』の高校生になったのび太君を例にする。


A:本を全く読まない のび太

知りたいことは、ググって調べれば事足りる。
人気のエンタメ系YouTuberを沢山視聴している自分は博識だと思っている。

B: 大量の本を読む のび太

知りたいことは、本から学ぶ。
文学、歴史、哲学、芸術、経済、幅広いジャンルに触れている。情報リテラシーが高く、ネットに転がる情報は安易に信じない。
(もはや、これはのび太ではないかもしれない・・・汗)

※ AとBののび太の外見、スポーツ、身体能力、趣味、生活習慣など、読書量以外の要因は、ほぼ同じものとする



ジャイアンが前方から歩いてきた。

Aの、のび太には絡みやすい
Bの、のび太には絡みにくい

読書量は目に見えないものだが、
蓄積された知識と知性、美学、哲学は、自然と外に醸し出され、目には見えないが、その人を包む雰囲気、オーラとなる

・・・みたいな現象は、本当にある。



想像してみよう。

本を読まないのび太は、ジャイアンが歩いてきたのを見て「あ〜!ジャイアンだ!機嫌が悪そう。怖いな」と思ってビクビクする。

ジャイアンは、弱そうなのび太を見つけて、憂さ晴らしをする。

まるで「阿吽の呼吸」。
容易く嵌るパズルのような、とても単純なコミュニケーションの構造だ。



大量の本を読む、のび太の場合はどうか?

「おい、のび太」と、野生の猿のように絡んできたジャイアンを、山本周五郎作品に出てくる凛とした人間像を好む のび太は、どのように見るか。

目の前にいるのは「品性に欠けた、素行の悪い人間か。構うことはない」と認識し、まず、まともに相手をしない。自然体でスルーしたり、距離を置くなど、冷めた対応をするだろう。



ゲーテを愛読する人格の のび太

人間の最大の価値は、人間が外界の事情にできるだけ左右されずに、これをできるだけ左右するところにある。

ゲーテ 「ヴィルヘルム・マイステル」

に、ジャイアンは、どう絡むべきだろうか。
とりあえず絡もうと第一コンタクトはとれたとしても、返ってくるのび太のレスポンスに、調子を崩すはずである。

関わろうにも、次元がズレている。呼吸は乱れ、パズルは嵌らずギクシャクして、後には微妙な空気が残るだけである。


このように、お互い、ものすごく絡みづらいのではないだろうか。


スピリチュアルでは、このような状態を
「波動が合わない」と表現する。

粗暴なジャイアンと、知的なのび太では、
話すテンポも、テンションも違うだろう。


おそらくアクション以前に、AとBの、のび太の表情や眼光には違いがあるはずである。

「落ち着いた表情」
「鋭い観察眼」
「思慮深い眼差し」

ノンバーバル・コミュニケーション(非言語コミュニケーション)は、即座に、こういうところに現れる。

その点、Aの半ば空っぽなのび太にはジャイアンはすんなりと波動を合わすことが出来るのではないだろうか?



AとBののび太の目に見えない違いは、オーラだけでなく「自分軸」の有無も考えられる。

Aの本を読まないのび太は、YouTuberの受け売りをしているだけなので、自分の中で醸成されているものがない。他人の意見ばかり用いるので、自分軸が形成されず、非常にブレやすい。


B: 大量に本を読む のび太は、読書を通して「自分の世界と自分軸」を育んだため、外圧に強いメンタルが形成されている。


それどころか、もうBののび太は、読書で頭が良くなったので、東大を受験できそうな勢いである。
ライバルは出来杉君になり、ジャイアンは眼中どころか、自分を取り巻く環境や人間関係からいなくなる。

もはや
「の、のび太君・・・?」












「いえ・・・、『坂本ですが?』」





読書は、人格形成に大きく影響を与える。

沢山の本によって育まれた人格は、箔がつく。


「本を大量に」というところがポイントである。
少量では、差は出ない。

とりあえずの目安としては100冊読んでみる。

そして100冊読む前の自分と、今の自分を比べてみる。

1000冊を超える頃には、1000冊読む前のあなたとは別人になっているはずだ。

気をつけなくてはいけないのは、稀に本を読みすぎて、変人になってしまう人がいる。

文豪の中にも、そんな人がいた。

インプットが多すぎ、適切にアウトプットが出来ないのか、生粋の芸術家タイプ、天才と狂人の紙一重か。

何事もバランスを欠けば弊害が出る。

社会に上手く適合するためにも、読書習慣を"バランスよく"日常に取り入れ、日々成長し続けていきたい。


試みが上手くいけば、プライベートで低レベルな人間に関わる機会が減る。交友関係も変わってくる。

わかりやすい例で言うと、経済学や金融、投資について深く勉強していれば、年利30%とか言ってる投資詐欺を見破ることが出来、被害を免れる。

仕事の場合は逃げられない人間関係もあるが、知識と知恵が身につけば、立ち回りは上手くなる。




ここからは、私の体験談。

幅広いジャンルの本1300冊(カウント済み)+学生の時に文学、心理学、哲学など100冊(数えていない)は読んだはず。

その知識を活かして、労組の団体交渉では会社側の弁護士を何度もやっつけてきた。

私が行くスキマバイトの現場は初めて行くところが多いのだが、ノーマルな人達には第一印象、「優しそう」「おとなしそう」と言われる。

対して、ジャイアンタイプ、そう、お局のようなハラスメント人間は私と話す前から
「なんか、怖い!!!」と勝手に恐れて、遠ざかる。

奴らは扁桃体優位な爬虫類脳の野生動物寄りのため、
野生の勘で"何か"を察しているようだ。

その嗅ぎ分けている"何か"は、きっとオーラのような、目に見えないものなのだろう。

挨拶など最低限のコミュニケーションをする前に、目の前から去ってしまうので、不可視の情報が影響を与えているとしか思えない。


※ただし、私も悪運期中は、ヤンキーやネガティヴ超人など引き寄せてしまっていたので、環境と人間関係はオーラの安定・不安定に左右される可能性がある。



読書のススメ【2】が見つかったら、またアップする。


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