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何度観ても泣ける クレイマー・クレイマー


結婚8年の妻ジョアンナは、自分を理解しようとしない夫テッドと別れる決心をする。
テッドは職場で信頼を得るために、朝から晩まで仕事一筋のエリート社員。
高給取りで妻子を安心させる生活が家族の幸せだと信じている。
家庭を顧みないテッドと自立したいジョアンナ、その想いの行き違いが長年続き遂に破局に・・・テッドは上司から将来は役員にと言われ喜んで帰宅した日に、ジョアンナは家を出る。
 
残された7歳の息子と父子家庭になり、子育て、家事、仕事で修羅場の毎日が始まる。慣れない生活に、母親を慕って泣いていた息子ビリーは、だんだんにテッドの深い愛情を感じて、二人は大の仲良しになる。
やがて家事や育児で時間を取られて、職場を追われて失業をしたテッドに、ジョアンナから親権を求める裁判が持ち込まれる。

 
1979年公開されたアメリカの映画で、当時の社会問題であった離婚がテーマだった。離婚によって起こる様々な出来事と共に、ビリーの愛らしさが観た人の胸に刺さる。

テッドのダフティン・ホフマンは、この映画でアカデミー賞主演男優賞を受賞。またジョアンナのメリル・ストリープは、助演女優賞を受賞した。
名演技の子役、ビリー役のジャスティン・ヘンリーは、8歳で最年少助演男優賞にノミネートされた。
素晴らしい作品は、何年経っても変わらずに人々の心に甦る。


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