見出し画像

山の近くのビビンバ丼 "ソウルの優れもの"


インターネットの世界では敵わないソウル大学の研究室に訪問した時のこと。
当時韓国は、日本から見ると先の先の研究をしていた。学生たちが起業する魁となったに違いない。
教授と友人が知人で、かなり突っ込んだ話を聞かせてくれた。
一通り訪問目的の研修や見学が済んでから、少しソウルを案内して貰う。
最後にソウルで1番高い山の近くまで車で登った。



粗末なテント張りの店が立ち並び、山菜やそれらを使った土産物が売られていて、初めて見る物も多くあった。
一軒の店に入ってみると、みんなビビンバを食べていた。
早速、教授が注文してくれて、自然の味の1番のすすめですよ!と言った。

昔の食器のようなステンレスのボールにご飯が無造作に盛られて出てきた。
次にザルに山と積まれた多様な野菜類。
好きなだけ野菜を乗せて、最後に味付きひき肉を少し。本当に野菜だけのビビンバだったが、その素材の美味しいこと!美味しいこと!勿論、キムチもたっぷり。
街で食べる味とは大違いで驚いた。
以来、ビビンバ丼を食べるたびに知らずにその味を探している。勿論、見つかるはずがない。
味は素材で決まる事をここでも教えられた。

 
韓国の冬は極寒だ。日常的にマイナス以下で、新年に行った時には外出が困難だった。
焼肉を食べにお薦めのお店に行ったり、家族の買い物のためにデパートに行って衣類を買ったり、キムチや韓国のり等など、韓国名産も沢山お土産に買って帰ってきたが、全てホテルからタクシー利用で味気ない観光だった。
国によってはシーズンを選ぶのも大事だと実感した。


 
十数年来、日本は韓国ブームで、特に若い層には人気は衰えない。
ゴールデンウイークには出掛ける人も多かった。
我が家でも若い家族が遊びに行き、楽しんできた。今春から高校へ進学した孫も、多様な外国語に力を入れる教育方針の学校へ合格して、楽しく通学している。
特に韓国語科への進学は難関で、猛勉強してパスした。
若いときに世界を学ぶことは大切だと思う。語学はそのためのツールで身につければ将来、役に立つ時がある。
隣国である韓国や中国語は、益々ニーズが高まると思う。
  
 
持ちつ持たれつで、是非、世界が一つになって支え合って行けるようになって欲しいと願う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?