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【名探偵コナンから学ぶ!】ファン獲得の戦略🧐興行収入100億円を突破!

こんにちは!

住谷知厚です。


GWもあっという間に過ぎ去って、日に日に日差しが強くなっていくのを感じますね。

新年度になってもうすぐ2ヶ月が経とうとしてますが、この2ヶ月を振り返っていかがでしたか?
僕はいつもと変わらず、毎日楽しく仕事しています。

新年度になると盛り上がりを感じるのが映画界隈、GWに観に行かれた方も多いのではないでしょうか。
特に今年は「名探偵コナン 黒鉄の魚影」や「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」など全世界で大ヒットしている作品が多い印象です。

今回は、年々興行収入を上げていて、シリーズ史上初の興行収入100億円を突破し、現時点(2023年5月22日時点)で117億円を超えて伸び続けている「名探偵コナン 黒鉄の魚影」から、ファンを作り続ける戦略を学んでいきます。


劇場版名探偵コナンの歴代興行収入

参考サイトより出典

上記はYouTubeで「マーケターの自由研究」というチャンネルを運営している方がnoteに歴代の興行収入をまとめてくださっていたものです。
(本記事の最後にもリンクを貼っておりますので詳しくはそちらをご覧ください。)

こちらのグラフを見た時に、僕はずっと教わってきた「Jカーブの法則」を思い出しました。

「Jカーブの法則」とは、人が努力をはじめてから目標達成するまでのプロセスを「成果」と「時間」でグラフにするとアルファベットの「J」の形に浮かび上がるというものです。

劇場版名探偵コナンは2023年に最高興行収入を叩き出すのに、どのような戦略を取ってきたのでしょうか。


売上を伸ばし続ける戦略

写真ACより出典

成長した結果の原因は、以下の6つの戦略にあると考えられています。

①コナン最強コンテンツ、「黒の組織」の活用

コナンの最大の敵といえば「黒の組織」ですよね。
初めて映画のメインテーマになったのが、2009年に公開された13作目の「漆黒の追跡者」からです。
原作者監修のもと原作最大の謎である「黒の組織」にが関連するストーリーのおかげで、原作ファンも映画も見逃せなくなりました。

②ゲスト声優起用による新規層の獲得

コナンファン層以外を獲得するために、芸能誌やアーティストなど著名人をゲスト声優として起用しています。
「11人目のストライカー」ではキングカズ選手や遠藤選手ら日本代表選手が本人役で起用されています。

③原作連動によるファン層の獲得

2014年の劇場版「異次元の狙撃手」は中でも特殊で、ファンにはたまらない作品でした。
映画が原作のストーリーと連動しており、原作のネタバレまで行う演出がりました。

赤井秀一が2007年に黒の組織に殺害されてから、ファンの中で「きっと赤井は生きている」って噂されていました。その答えが映画で先に明かされたのです。
ファンの間で映画を見るのがマストになりました。

④ミステリー×アクション×ラブコメ設定を生かした幅広いターゲット獲得

ミステリーだけでも面白いですが、ミステリーだけだとターゲットが狭くなります。
アクションがあるから子供が見てくれる、ミステリーも組み合わさって親も満足する、ラブコメがあれば若い女性層もターゲット層に捉えられる。
この3つの割合が近年1:1:1になってきています。

⑤イケメンサブキャラクターのメイン起用

近年「推し」という言葉がどんどん浸透してきていると思います。
映画のコナンでは、コナン+もう1人メインキャラクターがいる構成になっています。
服部平次、キッド、安室透、赤井秀一、京極真などのキャラクターがここ最近で特に女性ファンの獲得に繋がっています。

⑥毎年公開を生かした次回予告

次回予告をやってるのも劇場版コナンの強さです。
2023年の予告は黒の組織で、「会いたかったぜシェリー」ジンの声で一言。
これで来年も絶対見るという着地を取っています。


最後に

劇場版名探偵コナンが売上を上げ続ける結果の原因は、

  • ファンのニーズを把握する

  • 幅広いターゲット層に刺さるコンテンツにする

  • その中でも特定の分野に刺さる「推し」を作る

  • 長期的にファンを獲得し続ける

  • 事前に強烈な興味づけをする

だと学ぶ時間になりました。

僕が所属するワクセルでも今回学んだことを事業に活かして、毎年売上を上げ続ける事業にしていきます。

それでは今回はこの辺で♪


〈参考〉
◆なぜ劇場版コナンはヒットを連発できるのか|マーケターの自由研究


住谷知厚(すみたにともひろ)


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