見出し画像

【SDGsで今を知る!】森林を守るために必要なことは?

こんにちは。

住谷知厚です。


皆さんは森林が失われ、様々な生物が絶滅していることをご存知でしょうか?
よく耳にする話ではありますが、具体的に説明できる方はそんなに多くないと思います。

地球の環境問題にも密接に関わってくる話なので、この機会にご自身でも調べていただけたら幸いです。

今回は、SDGsの15個目の目標である「森の豊かさも守ろう」についてご紹介していきます。


失われていく森林

写真ACより出典

まずこの目標は、「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」ことをテーマとしています。

現在地球上で暮らしている約76億人の25%にあたる16億人の人たちが、木材、食料、燃料など様々な場面で森の資源を必要とし暮らしています。

森林は、地球の陸地面積の30%以上を占めています。
しかし、現在毎年1,300万ヘクタールもの森林が失われており、様々な問題が浮かび上がってきています。

1,300万ヘクタールがどのくらいかというと、だいたい東京都59個分に相当します。
決して狭くはない範囲だと思います。
それだけの量の森林が毎年失われているため、様々な生態系のバランスが崩壊しつつあります。


絶滅していく生物たち

写真ACより出典

現在、地球上には確認されているだけでも約175万種の生物が生息しています。
そしてまだ知られていない種類も合わせると3,000万種もの生物がいるとされています。

一方で、1975年時点の観測時では年間の生物絶滅数は1,000種もいるようです。

経済成長に伴う大気汚染、森林伐採による生物の住処の消失など、様々な要因により生態系が変動し、現在では年間40,000種もの生物が絶滅しています。

数十年での森林や生物の減り方を知り、この凄まじいまでの数字を見てとても驚きました。
これまでの人類の発展の裏でこのような事態が進行していると思うと、とても恐ろしいと感じます。

では、SDGsの目標達成のためにどのような対策がされているのでしょうか。


森林管理の証「FSC認証」

写真ACより出典

以前の記事で、目標の14個目の「海の豊かさを守る」の目標実現に向けた取組みの1つに、持続可能な仕組みの漁業の証である通称海のエコラベル「MSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)認証」についてご紹介しました。

”FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)認証”とはその森林版にあたるものです。
適切な環境保全や社会的利益だけでなく、持続可能な森林管理がされた木材にのみ与えられる認証のことを指します。

例えば、子どものおもちゃなどにFSC認証のついた木材が使われる事例もあります。
MSC認証と同様に、FSC認証のついたものを使用していくことで、森林を守ることに繋がっていきます。

MSCについては、こちらの記事で紹介しているので良ければ併せてご覧下さい。


最後に

以前に紹介した14個目の目標に共通しますが、森林が減り環境破壊などが進んでいくと、日本に住む僕たちの生活にもいずれ大きな影響が出てくるのは想像に難くありません。

先ほどのFSC認証のものなどはネットで調べればすぐに分かるものなので、どのようなものがあるのかを知り、できる限り使うようにして協力していけば良いのではないでしょうか。


それでは今回はここら辺で!


《参考》
SDGs|目標15 陸の豊かさを守ろう|年間4万種もの生物が絶滅


住谷知厚(すみたにともひろ)

Instagramもフォローお願いします★


この記事が参加している募集

#SDGsへの向き合い方

14,720件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?