セイロンベンケイソウ

久しぶり短歌 「部屋で女がひとり」


素敵な短歌に出会い、いいなあと思っていたら、
久しぶりに自分でも詠んでみたくなりました。


目の前でかたまっていく私 見て 大きく混ぜて ゆっくり混ぜて

真昼間(まひるま)にセミは鳴かぬと知っている あの日と同じ暑い夏には

100均で出会った葉っぱ 君の名は セイロンベンケイソウというのね

抜きすぎた眉毛は誰のために落ちていったのかと 鏡の前で

無花果を渡されている俳優にうちのも分けてあげると思う

三年もニシツノメドリがいる部屋でひとり女をやっているのです



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