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【公式リーク】Oculus Quest 2の性能が明らかに!!【従来機・他VRと比較】





1-1 Oculus Quest 2の動画をFacebookがリーク


先日、Oculus Quest 2の最新動画がリークされました

※現在は削除されているようです


どうやら、今週開催されるVR界隈のビッグイベント『Facebook Connect』のために用意されていた動画らしく、Oculus Ques t2のあらゆる情報が載っていました。

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そして、リーク元がFacebook blueorintという公式のサイトだったため、
情報の信ぴょう性がかなり高いことから話題になっています。



1-2 Oculus Quest 2のリーク内容


主なリークの内容はこのようになっていました。

・ほぼ4K画質
・Snapdragon XR2搭載
・RAMが6GB
・256GBモデルの存在確認
・Oculus Link可能
・ハンドトラッキング可能
・Mixed Reality Capture Tool
・Casting

これらの8つが主にリークされていました。


Oculus Quest 2については、これまでも色々な情報がリークされてきました。

(YouTubeでも動画を投稿していたりします)


これまでOculus Quest 2は「性能と価格を抑えた廉価版"になるのでは?」という話が目立っていましたが、今回の公式によるリークを見る限りだと圧倒的に性能がパワーアップしています。

とは言っても、これだけだとよく分からないので、Oculus Quest 2の性能について詳しく解説していきます。


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申し遅れましたが、なでしこ大和(@Yamato_7d45)と申します⚔

ぼく自身、実際に従来機にあたるOculus Quest1を所有しています。
なので、従来機との違いや他の主なPCVRゴーグルとも性能を比較していきます。


「どうしてスタンドアローン型のOculus QuestとPCVRを比較するの?」と思われるかもしれませんが、Oculus Quest 2にはOculus Link機能があるので、実質PCVRみたいなものだからです。

もし他のPCVRゴーグルと比べて性能が良かったら、スタンドアローン型としてもPCVRとしても使えるOculus Quest 2が欲しくなりますよね!


今のところ値段と発売日は未公開ですが、この記事がOculus Quest 2を発売日に購入するかどうかの判断材料になれば嬉しいです👼



2-1 ほぼ4K画質


リークされた情報では"ほぼ4K画質"という説明がなされてありました。(片目2K × 片目2K)

4K相当となると、現存するVRゴーグルの中では比較的高い部類になるので、映像がきれいになるのは素直に嬉しいですよね。


"ほぼ"と付いていることから、正確には4K画質には達していないと思われます。

海外メディアでは「3840 x 2160(ほぼ4K)」あたりの解像度になるのではないかと言われています。

従来機の解像度は2880 x 1600 (片目1440 × 1600)なので、画質が大きく向上していることが分かります。

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主要なPCVRゴーグルの解像度は以下のようになっています。

Oculus Rift S :2560 × 1440(片目1280 × 1440)
VIVE Cosmos:2880 × 1700(片目1440 × 1700)
HTC VIVE Pro:2880 × 1600(片目1440 × 1600)
VALVE INDEX:2880 × 1600 (片目1440 × 1600)
Reverb G2(10月発売予定):4320×2160(片目2160×2160)


新型Oculus Quest 2の解像度が3840 x 2160だとすると、ハイエンドVRとして有名なVALVE INDEXよりも高い解像度を誇っていることになります。

10月に発売予定のReverb G2もハイエンド以上の解像度を誇っていることから、2020年後半に登場するVRゴーグルは解像度が向上する傾向にあるようです。


2-2 Snapdragon XR2搭載


Oculus Quest2のSOC(システムオンアチップ=CPUとかGPUが詰まってるパーツ)にはSnapdragon XR2が搭載されていることがリークされました。

これにより処理性能が何倍もパワーアップしています。

従来のOculus Quest1のSOCはSnapdragon835が使われています。

Snapdragon XR2はSnapdragon835より

・CPU / GPU は2倍
・ビデオ帯域は4倍
・扱える解像度6倍
・AI処理が11倍

という風に全体的に大きく性能が向上しているパーツです。


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引用:moguraVRより


Oculus Questはスタンドアローン機ゆえに(PCVRと比べて)性能の低さがしばしばネックになっていました。


・VRChatのワールド、アバターに制限がある
・PCVRと同じソフトを使えない
・Oculus Questに移植する手間、劣化
などなど


SOCの性能が飛躍的に向上することで、Oculus Quest 2にもPCVRのタイトルが移植しやすくなったり、ソフトの量が増えたりと、いろいろな期待が膨らみます。


一方で、従来のOculus Quest1との互換性が低くなる問題も現れるため、Quest2では遊べるけれどQuest1では遊べないタイトルも増えていくと思われます。



2-3 従来機との違い


Oculus Quest 2は解像度やSOC以外にも、従来機との違いがいくつかあります。

・重量:約570g→約500g
・リフレッシュレート:72Hz→90Hz
・RAM:4GB→6GB


このように全体的にパワーアップしており、もはや廉価版ではなく完全な上位版となっています。

一方で、従来機にあったハンドトラッキング機能Oculus Link機能、キャスティング機能は引き続き搭載されており、IPD調整らしき機構もゴーグル内部に見受けられます。

キャプチャ-uploadvr

引用:UploadVRより



また、Mixed Reality Capture Toolの紹介映像もリークされており、
現実の自分とVRの映像を重ね合わせた映像を撮ることが可能のようです。

その際はゲーミングPC・1080pカメラ・グリーンバックなどが必要になると説明されていました。

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2-4 値段の比較



今回のリークには値段の発表はありませんでしたが、これまでの情報ではOculus Quest2は

・64GBモデル 約3万円
・256GBモデル 約4万円

の2種類が発売されることが言われていました。


他のVRゴーグルと値段を比較すると、以下のようになります。

Oculus Quest1:49800円
Oculus Rift S :49800円
VIVE Cosmos:98870円
HTC VIVE Pro:162880円
VALVE INDEX:12万5800円(フルキット)
Reverb G2:59800円(10月発売予定)

(値段はおよそです)


Oculus Quest 2が本当に3万円、4万円で買えるとなると最も安いVRゴーグルということになります。

仮に従来機と同じ値段であっても、Rift Sと同じ最も安い部類に位置します。



しかし、これほど性能が上がるとなると本当にこの値段で発売されるのか不安になりますよね。

参考までに、『Lynx R1』というSnapdragon XR2を搭載したVR兼ARデバイスはおよそ1500ドル(16万円)というとても高価なものになっています。

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引用:moguraVRより


さすがに10万円を超えてしまうと、スタンドアローン型の魅力の一つである"手ごろな価格"が無くなってしまうので、難しいところです。



3 まとめ


今回、公式よりリークされたOculus Quest 2の情報を、他のVRゴーグルと比較しながら紹介していきました。

解像度やSOCなど、全体的に性能が大きく向上しており、決して廉価版ではなくパワーアップした上位版であることが分かりました。

値段は未公開ではあるものの、この性能でお手頃な価格であれば"即買い勢"が大量に出現しそうです。

後はFacebook Connectを待つのみ!


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