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もはや人間は人間を信用していない?

 ほとんどの人が自分自身がわからない

 テクノロジーがわれわれの生活に直接的に入ってきていて、もはや人間は自分の趣味や嗜好までもが誰かから植え付けられたものなのかもしれません。これからは自分探しの旅に出るというような人も増えるのかもしれませんが、おそらくは旅をしてみても滝に打たれてみても自分というものは見つかるはずがありません。

 悟るという字はりっしんべんにわれと書いて悟るなのですが、難行苦行悟りにあらずと言ったのはブッダだったと思います。ブッダも若いころには悟りを開こうと難行や苦行に臨むのですが、そこに悟りの道はないとあきらめるのです。それと同じように、難行や苦行の果てに自分を見つけることはできません。

 最所あさみさんの記事 「思考停止」は儲かるけれど。

 最所あさみさんの記事にこのようなものがありました。

究極的に考えれば、いつか人はただ寝ているだけですべての生命活動を完結できるようになると思う。
テクノロジーだけでいえばその世界はすでに到来している。

 最所あさみさんはその中で人間は選択されて流れてきたものを受動的に選択していっているだけではないのか?と。

 上司よりロボットを信用する人が76%! 職場におけるAIと人間の役割はこれからどうなる?

 その他にもこのような記事を見つけました。

上司よりロボットを信用する人が76%! 職場におけるAIと人間の役割はこれからどうなる?

こちらは佐藤まきこさんが書かれました

テクノロジーの発達がどんどん進み、AIを導入する企業も増えてきています。では、AIは人間にどんなふうに捉えられているのでしょうか? この問題についてオラクル社とFuture Workplace社は今年の7~8月に共同で調査を実施しました。アメリカ、イギリス、フランス、中国、日本、インドなど世界10か国の従業員やマネージャークラス、人事部長8370人にアンケートを行い、そこから分かった面白い結果をご紹介しましょう。

というものです。

AIの導入は、ビジネスシーンの人間関係にも影響を与えているのかもしれません。「ロボットを上司より信用しますか?」という質問に対して「はい」と答えた人は全体の64%と、「いいえ」の36%を大幅に上回る結果となりました。しかも国別に見てみると、「はい」と答えた人の割合が最も高かったのはインドの90%で、日本では76%、最も低いフランスでも52%と半分以上の人が、人間である上司よりもロボットを信用できると見ているのです。

人間の上司はロボットに惨敗ですね。トホホって感じです。

 人間としての存在意義

しかし「ロボットより上司にできると思うことは?」という質問では、「自分の気持ちを理解してくれる」が45%で最も多く、業務内容や結果だけを見るロボットにはわかりえない部分のサポートを人間には期待していることも見え隠れしています。

 ともあれ、人間は人間の持つ優しさや温かさといった部分に人間としての存在意義を求めるのかもしれませんね。

こちらの記事でも

働き方改革が進み、仕事への取り組み方も多様化している現代。そのなかでは、AIとの共存は避けて通れないテーマです。しかし、人間にしかできない仕事や役割をきちんとやることの重要さは変わらないでしょう。いや、もっと大切になるかもしれません。

というようにまとめておられました。

 拡大や成長、効率化を求めていった結果が人間そのものの価値を失くし、信頼を失い、その価値を変換しないといけないところに行きつくというのは何とも皮肉なものですが、これもうがった観方をしたとすれば一度の流行に過ぎず、しばらくするとまた違ったものがもてはやされるようになるのでしょうね。


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