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恵比寿の2周年を迎えて。コミュニティは本当に必要なのか

6curryKITCHEN恵比寿が9月18日で2周年を迎えました。
1周年の日は、その日をたくさんの仲間と共に迎えられたことが純粋に嬉しかった。
2周年を迎えたいまは、去年とは少し違う気持ちなので、今日はそのことを書きたいと思います。

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コロナが状況を大きく変えた

2020年3月下旬、6curryKITCHENは新型コロナウイルスの影響で一時休業することになりました。
この時もまだ、1週間程度で再開することを想定した動きも選択肢に入っていましたが、あっという間に状況は深刻化し、再開させられないまま、長期の休業期間に入りました。

緊急事態宣言の期間中に取り組んだたくさんのことは、別のnoteに書いてるので、ぜひ👇を読んでください。

💰4月の収支の話 https://note.com/6curry/n/nfa394f70321c
🔥5月からの挑戦 https://note.com/6curry/n/n3cb214af60a9

オンラインで集まる時間作り、スパイスキットの販売、デリバリーとテイクアウトの開始…とにかくできることをかき集めて、乗り切ろうと必死でした。

よく「6curryはオンライン化への対応が早かった」と言っていただけることがあります。有難い評価だと思う一方で、どちらかというと、そうしないといけない、という使命感の方が強かった気がします。
何もしなければ、せっかくのメンバーさんとの繋がりが、6curryというコミュニティが、端から崩れていくような、確信に近い予感がありました。


オンラインへの移行という難しさ

オンラインへの移行については、場所に縛られないMIXを目指してやれたらいいよね、という構想は少し前からありました。
ただ、具体的なイメージがあったわけではありません。

リアルの代替ではなく、リアルが再開しても残したくなるような、独立した楽しさのあるサービスにしよう!

とチームで話しながら、それが何なのかずっと感触を得られませんでした。

「6curryKITCHENでカレーを食べながらいろんな人や体験とMIXする」というリアルを中心とした期待感をもってメンバーになってくれた人たちに、どうやったらオンラインで新しい体験を提供できるのか。
たくさんの企業が模索していたと思います。私たちも同じでした。

そんな時、

「大変な時期だから」
「キッチンに行けないから」
「またコロナが落ち着いたら会員になります」

事情がわかるから受け止めるしかない解約の連絡を、たくさん受け取りました。なかにはオンラインのサービスを試してもらえないこともあったし、オンラインを始めたことを知らないメンバーさんもいました。
手を尽くした気でいても、なかなか届かない。それも面と向かって説明することもできない…、とても苦しかったです。

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コミュニティは本当に必要か


コロナを機に、私たちの生活は大きく変化しました。
変化に適応するのが大変な時に、新しい出会いや、緩やかな人との繋がりが本当に必要とされるのか?

外出自粛期間に、何度も迷い、考えました。
そんな迷う私を支えてくれたのは、オンラインの「ROOM」に集まってくれたメンバーたちでした。

※ROOMとは:6curryメンバー専用SNS、詳しくはこちら。自粛期間中は、毎日ミニワークショップのCLASSを開催したり、動画をつないで会話したりしていました。

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🥺「ROOMがなかったら、自粛期間を乗り越えられなかった」
🥰「ROOMで話すまで、話したことなかった人と仲良くなったよ」
😌「6curryのおかげでSTAY HOMEが寂しくなかった」

そう言ってもらえる言葉たちが、今この時代でも6curryを続けていく勇気になりました。

外出自粛期間中にもう一つ、嬉しいサプライズがありました。
メンバーさんから始まった#dear6curry というバトンです。懐かしい写真たちと共に、温かいメッセージで綴られた思い出たちに、涙が出るほど、嬉しかったです。

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私たちが作ってきたのは、こんなに優しい人たちと集まれる場所なんだということが誇らしかったです。
書かれているエピソードの一つ一つが嬉しくて、やっぱりもう一度6curryKITCHENを再開したい。新しいたくさんの思い出を一緒に作りたい、と思いました。

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2年目を振り返って


2年目を振り返りながら、改めて本当にたくさんのことに挑戦し、その度にメンバーさんにたくさん協力してもらってきた1年だったと感じました。

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何もなかったところから物理的な意味でメンバーさんと一緒に作った1年目の時とはまた違い、企画やコラボレーションやサービスを一緒に作ってきた1年だったと思います。
勝手に表彰式という2周年の企画で、ベストMIX賞を選ばせていただいたのですが、ものすごく迷うほど、素敵なMIXをたくさん作ってもらいました。

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閉店する飲食店もたくさんあったこの数ヶ月。
今も変わらず6curryをオープンしていられるのは、支え続けてくれたメンバーさんたちのおかげです。迷ったり、悩んだり、たくさんしたけれど、今も6curryを続けられることが嬉しいです。

あっという間の1年間だったけれど、たくさんの出会いと、想いに支えられた1年でした。


2周年の記念日を迎えて

18日に記念日を迎え、2周年weekが始まりました。
サプライズで、MIX STAFFのハチコちゃんが(当日渋谷店での勤務だったにも関わらず)駆けつけてくれて、花束を頂きました。

花束

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実はこの花束は、メンバーさんとチームのみんなが小さな花束を一つずつ手作りして、大きな花束にしてくれたステキなものなんです。

花束2

このとき、スピーチでハチコちゃんが

👩🏻「 6curryが人生を変えてくれた。背中を押してくれた 」

と言ってくれました。
※ハチコちゃんは、今、フラワーサイクリスト(廃棄予定のお花をドライフラワーにして、商品にする活動)としての新しい挑戦の準備中。

これまで何度か言っていただいたことがある、「6curryで人生が変わった」という言葉。

6curryで違う価値観の人と出会って新しい見方を知ったり、
仲間を見つけたり、
好きなものを好きと言えたり、
自分にないものをもつ人と仲良くなったり、

そういうことが、挑戦を加速させる場面に何度も立ち会いました。
私たちが作っている、作りたいMIXは、きっとそうやって誰かを幸せにすることができる。改めてそう信じられた夜でした。

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たくさんのセレンディピティを作りたい


3年目が始まります。
不安定な日々がまだ続いています。

だからこそ、安心して人と会うことのできる少しクローズドな関係性が大切になるし、行動範囲が狭くなるからこそ、思いがけない出会いが大きな意味をもつと私は信じています。

好きで繋がる友人、
いままで出会ったことのない新しい価値観、
初めて知る知識やもの、
食べたことのない料理や食材…
ドキドキわくわくするセレンディピティを、6curryKITCHENでこれからも作りたい。

それはきっと、あなたを幸せにすると、私は信じているから。

メンバーさんにたくさんの感謝と、
これからもよろしくね、の気持ちを込めて。

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