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ひな祭りには、長崎の桃かすてら。

今日は桃の節句。ひな祭り。仕事終わり、行きつけの魚屋さんで、お父さんに連れられてぴょんぴょん跳ねる小学生の女の子と遭遇した。その子が「帰って、家族みんなでちらし寿司を食べるんだ」と教えてくれた。それはいい日だなあ。

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こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

桃の節句に、長崎では桃かすてらを食べる。東京から引っ越してきて、去年はじめて知ったお菓子だ。

Twitterがきっかけでなかよくしている泉さんから桃かすてらをいただいたことを、わたしは去年のnoteにも書いている。

長崎らしい、甘くて砂糖がたっぷり溶けきらないほど(溶かす気もないほど)入ったお菓子だろうかとドキドキしていたけど、いい意味で裏切られた。

ほかの桃かすてらは知らないけれど、いただいた万月堂さんのものは、甘いけれどクドくなくて、とってもおいしい。

ふわふわのかすてら部分は甘さ控えめで、上にかかった糖蜜は上品に甘くてサッと口の中で溶けてなくなる。ふたつのバランスが絶妙。

2021/3/2のnoteより

去年も今年も、桃かすてら、おいしい。ひと口に「桃カステラ」と言ってもお店によってタイプはいろいろらしい。いただいた万月堂さんの桃かすてらは保存料などを一切入れておらず賞味期限が短いこともあって、早めの予約必須で大人気なんですって。

前もって用意してくださった泉さんのやさしさを思う。もう子どものころと違ってひな祭りをわいわいと楽しむことはないと思っていたけれど、こうして愛情を込めて贈ってくださった桃かすてらを味わう時間は尊い。

食べるとき、写真を撮って泉さんに送った。

桃は、縁起がよい。魔除けとしての意味も持つ。だからいろんな文様にも使われている。

去年、通っている絵付教室で桃の絵付をしたプレートがあったので、桃かすてらに合わせて桃づくしにコーディネートしてみた。泉さんにもお送りしたらよろこんでくださった。

あまあい香りに包まれて、桃かすてらをほおばると、「魔」なんて取り憑く隙間もないくらいの幸福感で満たされた。さすが魔除け、魔払いの桃だわ。

30minutes note No.968

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。