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要素をインプットして、繋ぐ

サイコメトラーEIJI

40歳前後の方の中には
夢中になった方もいらっしゃるだろう。
 #漫画の説明は省略
主要キャラクターである沢木が、
天才と凡人についてこう語っていた。

脳内の神経細胞であるニューロン
その数は、天才も凡人も大差はない
それぞれのニューロンを繋ぐシナプス、
その数が、天才と凡人を分ける。

子育てにおいて、
子供には様々な体験をさせたほうが良い
とはよく言われるが、
様々な知識と様々な体験を結びつけることで
シナプスが縦横無尽にニューロンを結びつけている脳を形成しましょう
そういうことなのかなと考える。

2010年4月28日
中日ドラゴンズx読売ジャイアンツ 4回戦
野球ファンの中にはご記憶の方もいらっしゃると思う。

当時中日ドラゴンズの監督だった落合博満氏が、
2回表、突如ベンチから森球審に歩み寄り、
何やら強い口調で語りだした。
通常こういった場合は、直前のプレイに対する
審判への抗議である事が通例だが、
特におかしなジャッジは無かった。
球場も、TVの解説者も、相手の原監督も
氏の行動の意味が全く分からなかった。

全員が驚いたのは2回裏の開始前
森球審の交代を告げるアナウンス。
実は、森球審は当日、高熱による体調不良。
落合氏は、それを見抜いて
『体調が悪いんだろ。交代したらどうだ』
そう、促していたのだ

【投手が投げて、打者が打つ】
一見、野球と関係なく見える様々な要素が
スタジアムのあちこちに点在していて、
それら全てをインプットする。
そして、要素要素をシナプスのように密接に接続してネットワーク化し、行動に移す。

【野球】と言うスポーツを、
ホームベースから外野に至るまでの
90度の扇形の中のグラウンドのみならず、
当日の審判の様子にまで目を配って采配を振るう

落合氏の仕事ぶりに大きな感銘を受けた。

落合氏の采配は、しばしばオレ流と呼ばれた。
そこには、幾分の揶揄が混じっていた。
でも、
監督退任後に書かれた本などを読むと、
一つ一つが非常に合理的なストーリー。

【投げて、打って、守る】
それ以外の要素を【関係ないもの】として
意識の外に置いてる人にとって、
氏の采配が突飛に見えていたに過ぎない。

様々な場面で、
【目的地まで効率的に最短距離】
それが求められている。
そして、意識的にか無意識にか、
最短距離ルートから外れるものを
【ムダ】なモノとして消去する。

だが、こうも思う。
価値が多様化する世の中に於いて、
【ムダ】なモノってあるのだろうかと。

できる限り
目に映るもの、
耳に入ったもの、
読んだ本、
出会った人、
自分や誰かの成功や失敗、

【ムダ】と切り捨てるのではなく
全てを要素としてインプットして、
自分なりにシナプスで繋げて
自分なりのネットワークを作ってみたい。
自分なりのネットワークを作り続ける
その過程に於いて、
どんな景色が見えるものなのか、
それを、知りたい。










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