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文通と春の味覚と。

noteの何気ないコメントのやりとりから、「往復書簡」のお誘いを受けたとき、どうやってやるんだろう、と首をかしげつつ、なんだか面白そう!と心躍った。


往復書簡、つまりはnote文通。

というわけで、今日の投稿は、
ある一人に向けた「お手紙」という形になる。

お相手は、鮎太さん。

物事を見つめる感性が豊かで、余韻を残すような文章を書かれる方だなあ、という印象がある。

noteで文通する。
これまでになかなか無い使い方だと思うけれど、どうなるのか楽しみ。

鮎太さん以外の、今読んでいただいている方も、人の文通を覗き見する機会なんて、そうそうないと思うので、よろしければお付き合いください。

(ちなみにこちらが、先に頂いたお手紙になります。

〜*〜*〜*〜*〜*〜

拝啓 鮎太さんへ

お手紙ありがとうございました。このnoteは、
わたしに向けて書かれているんだなあ、と
なんとも不思議な、そしてなんともうれしい気持ちになりました。

お名前の由来は、家族の思い出がつまった魚、からなんですね。
ちなみに、わたしの名前は、自分の好きなものを組み合わせようとし、青色と魚が好きで青魚にしようかと思いきや、なんだか鯖感が否めなかったので、碧であお、と読ませることにしました。

さて、「春」の味覚といえば、
桜もち、いちご、若ゴボウ、といろいろありますが、わたしが真っ先に思い浮かんだのが、
「空豆」です。
昨年、八百屋で見かけた、かごいっぱいの空豆。
幼い頃、さやから豆を外すお手伝いをしたなあ、と遠い記憶に思いを馳せるものの、実家であまり食卓に出された記憶がない。

ということで、どんな味だったのか思い出すべく、初めて自分で買ってみることにしました。

ふわふわの白い毛布に包まれたような空豆。
ふわふわだなあ、とあの頃も感じたな、と久しぶりの再会。

さて、何分茹でれば、、、と例のごとくGoogle先生に頼れば、茹でる前に一つ一つに、切り込みが必要とのこと。欲張ってたくさん買ったざるいっぱいの豆を恨めしく眺めつつ、作業に取りかかると思いのほか、夢中になりました。

茹で上がり、つまんでみるとほんのり塩あじがきいて、ほっくり優しい味。ついつい手が伸びました。
ところが、いくら食べても、この味は記憶にない気がします。と、思い出しました。我が家では醤油で煮付けられていたのです。そして、たしはあまり好まなかったことも。

シンプルに塩茹ですることで、素材そのものの味わいがいきる、空豆。

1週間後八百屋で見かけ、また手を伸ばしてしまったわたしがいました。わたしにとっての春の味覚、に新たなものが加わった瞬間でした。

そちらでも、そろそろお店で見かける頃でしょうか。

            碧魚 まり
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜


#往復書簡 #文通 #お手紙
#春の味覚 #料理   #21日目 #毎日更新

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