「枯れ枝」も立派な木材 再起を図るDIY
一見役目を終えたかのように地面に佇む「枯れ枝」。ひとたび皮剥けば立派な「木材」になることを知る人は少ないかもしれません。僕にはそんな枯れ枝がくすぶった中年オジサンのように「俺はまだまだやれるんだよ」と語り掛けてくるような気がします。かくいう僕も中年のオジサンです。枯れてはいますが、まだまだやれるとは思っています。枯れ枝と共に肥やしになるのを待つだけではなく「まだまだやれる」ところを見せつける。今回はそんなDIYです。
今回は「枯れ枝」で作品をいくつか作っていこうと思います。作り方という作り方はあまりありません。画像を見て頂ければご察しいただけるものかと思います。
ポイントだけをお伝えすると「樹皮を剥き」紙やすりを使って「よく磨くこと」これだけで「枯れ枝」が立派な木材へと生まれ変わります。形も大きさも様々、クセを活かして作品を作って行きます。
作るもの
1.コートフック
玄関にあると便利かもしれません。
2. カトラリー
ナイフや彫刻刀を使ってコツコツ作っていきます。枝のクセを活かしたつくりで実用性は少し乏しいかもしれませんが、結果おもしろい形になります。
3. フック
先ほどコートフックよりも壁の設置の難易度が高いですが、スッキリした雰囲気を出せます。
4. カーテンレール受け
適切な作品名が思い浮かばないのですが、簡易的なカーテンを作った時の受けを枝でつくりました。
5. パチンコ
子供の的あてゲーム用に作ったものです。二股のバランスが悪いので的中させるのが難しいです。バランスのよい「Y型」枝を選んで見てください。
6. 飾り
バターナイフと思って作りましたが、薄すく削りすぎたのでで羽飾りに変更しました。
まとめ
「枯れ枝」の可能性を感じて頂けたでしょうか。今回使った枯れ枝のほとんどは、祖母の庭の欅(けやき)を切った際、大量に出た枝たちです。祖母にとってはなんの魅力もなく、邪魔でしかなく朽ちるのを待つばかりのものでした。「捨てる神あれば拾う神あり」とはよく言ったもので、その魅力や価値に気づいてくれる人がいればもう一度輝けるものです。たとえ枯れたオジサンでも持て余した「努力」や「才能」などに気づいてもらえればチャンスがあるかもしれません。そのためには「拾う神」に気づいてもらうための「タイミング」や「ポジショニング」が重要なんだなと「枯れ枝」から気付かされた次第です。
なにはともあれ、材料費が掛からないのはこのご時世ありがたい限り。ぜひ「枯れ枝」を合法的に手に入れてDIYしてみてください!
コートフックの詳しい作りかたはこちらから
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