イライラの正体とは?怒りの感情に支配されたくない方へ②

前回の続きです。

私の経験を1つ挙げます。
「lineはちゃんと返事するべき」という点で 彼氏とケンカしたことがあります。女の子は1回のlineの中でいろいろな会話が成り立つことがありますよね。なので私はいろいろな会話に対して返事をします。それが 当たり前だと思っているから。でも、彼は一番最後の文章にしか返事をしなかったりします。それが「うん?」となり、もっと話を聞いてほしい、もっと会話をしてほしいという不満になり、それをそのままぶつけ、けんかになるという流れです。また、根に持ちやすい私は復讐心にかわり、相手にも同じ気持ちを味合わせてやろうとわざと返事をそっけなくしたり、スタンプのみにしたり、どのように返事したら相手が傷ついてくれるかを考えたこともありました。(こんな小さいことで、ぷぷぷ。)とわらけるかもしれませんが、これが私にとって積もり積もった不満であり、ストレスであったのです。それが怒りの原因を変化し、爆発し,恨みに変化してしまった例です。

この私の経験談の中に問題点が5つあります。

何かわかりますのか?

答えは
1つ目、自分の価値観を押し付けていること。
2つ目、相手の状況、考え方を考慮できていないこと。
3つ目、相手への依頼に曖昧な表現を使用していること。
4つ目、爆発して急に不満を伝えたこと。
5つ目、怒りを恨み、復讐心へ変えてしまったこと。  です。

自分の価値観を押し付ける

「○○するべき」といった自分の価値観を相手に押し付けることは、相手もしんどいですが、自分も疲れてしまう原因になりかねません。
また、人は怒りの原因を自分以外のことに押し付けてしまうことがあります。「○○さんが~したから」「こんなことをされたから」など。でもそこに原因はありません。その原因は自分の価値観からきていると考えられます。なぜなら感じ方は自分次第で変えられるからです。また、自分の価値観と相手の価値観は違うということを理解していないといけません。

相手の状況、考え方を考慮できていない

これも価値観の話につながりますが、ここでもしかしたら忙しいのかな、そもそもlineを普段の会話ツールとしてではなく、連絡手段として 見ているかもしれない。などなど。そう考えていくと、直観的に出てきた怒りが、もしかしたらと考えることで大きくなるのを防ぐことができるかもしれません。また、勝手委に出現した怒りも、相手に確認してから対応・反応を考えようにシフトする可能性もあります。怒りは強いエネルギーであり、感じるとすぐに出したくなるものですが、一度考える時間を置くことは自分も楽ですし、相手にとってもありがたいです。

相手への依頼に曖昧な表現を使用している

この私の例をみるとわかるように、「もっと」「ちゃんと」という言葉が使われているが、このもっとやちゃんとってどのぐらいすれば当てはまるのでしょうか。これは私もわかりません。だから相手はもっとわかりません。
「~すべき」というのは人によって程度も違います。もっとが1日に5通のひともいれば、1時間に1通の人もいる。そのため、「もっと連絡してっていったのに、全然対応してくれない、いらいらする」と怒りにつながります。自分の望むことを相手に具体的に伝えることが必要。自分がどの程度まで望んでいるのかを伝え、相手の意見も聞き擦り合わせることが必要です。

爆発して急に不満を伝えた

これは私が前の記事でも言った「受け身タイプ」で我慢しやすい性格からきています。もう無理だというときに不満を伝えてきました。これこそがさらなる誤解を生みます。相手にとっては「今まで何も言われなかったのに、どうして急に怒り出したのか」とパニックですよね。こっちは「ここまで我慢したからもう無理」と。お互いが勘違いする原因になります。
ここで問題なのは、嫌なことは最初から嫌だと伝えることができていないことです。つまり、自分の嫌だという範囲とまだ許せるという範囲が曖昧であることです。その境界線を明確に引くことで、自分が大切にしていることを相手にわかってもらいやすくなります。また、許したり、許せなかったりする変動をなくすことが必要です。相手や気分によって許されたり見逃したりすることで相手は混乱をしてしまいます。どんな状況でも嫌であることは伝えることが大切です。

怒りを恨み、復讐心に変えてしまった

怒りというものはあってもいい感情、もともと誰しもがもっているかんじょうであり、悪いものではないと話しました。しかし、恨みや復讐心になったらどうでしょう。これは、あまりよくない感情といえます。
この例からみても、どちらにとってもいいことは一つもなく、むしろ関係が悪くなることが見え透いています。同じ気持ちを味わえばいい、悲しいと思ってほしい、そのように伝えたら傷つくだろうか。など。最低ですよね、でも本当にそう思っていました。この気持ちの奥底には「あなたと話したい、私に興味を持ってほしい、寂しい」という気持ちが隠れていたんだと思います。しかし、そういうと”負ける”と思っていたのです。なんで勝ち負けが?と思うかもしれませんが、自分が折れることは負けることと思っていました。実際レ内に勝ち負けはないのです。それをそのまま伝えたらよかったのです。回りくどい方法で伝えたことによって伝わらず、お互いしんどい思いをしていることになっています。上記より、怒りは第2感情です。第1感情には「悲しい、寂しい、つらい」などの感情があります。その感情に気づき、本当にわかってほしい気持ちは何か、どのようにしたらわかってくれるのかと考えるだけで、突発的な怒りをまき散らすことを防げます。


以上、私の事例を用いた怒りの感情についての説明を終わります。

今まで読んでわかるようにアンガーマネジメントというのは、自分が意識しないと行えないことで、無意識に身につくものではないということです。ただ、この記事を読んでいるということは、どうにかして怒りっぽい自分を変えたい、人にあたってしまう自分を変えたい、適切に相手に伝えたい、と思っている方ばかりだと思うので、解決策を一緒に考えていけたらと思います。

ちなみに私は怒りの対処方として出てくる、6秒待って考える、深呼吸をするなどは本当にできませんでした。だって、一直線に怒りにつながってしあうのにどうやって6秒待つことができるんだ?、もう怒っている状態で深呼吸しなきゃと思えるようになる人はいつのか?できないとかんがえていましたし、実際怒っているときはその6秒待つ・深呼吸をするという考えさえ頭にありませんでした。笑

次回の記事では実際によかった対処方を書いていきたいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?