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銀塩浪漫07 LOMO 135M✖️初夏の奈良・高畑町①

 今回は、奈良のビバリーヒルズ(と私が勝手に言っている)奈良市高畑町の散策スナップです。
 使用機種は《ロモ135M》という、旧ソ連製のコンパクトカメラ。《インダスター73》という、40㎜/F2.8のマルチコーティングレンズを搭載しています。

LOMO 135BC(左)と135M(右)
(lomography公式HPより引用)

 ロモといえば、Lomo LC-ADiana+に代表されるロシアのトイカメラメーカーという認識が今日では一般的ですが、じつはLOMOとは、旧ソ連時代の〈レニングラード光学器械連合〉の略称であり、バリバリの軍需公社でした。
 1981年発売の135Mも、設計から製造・販売に至るまで100%旧ソ連製であり、そこにはトイカメラらしさなど微塵もない、鈍重・堅牢で大真面目な機械式金属カメラです。

120年ぶりの大規模な保存修理工事が行われている興福寺五重塔。もうすぐ覆われ、2031年まで見られなくなってしまいます。
奈良でのウェディングの聖地
《奈良ホテル 聖ラファエル教会》
史跡《頭塔》
式内赤穂神社。天児屋根命を主祭神とし、
末社に天満宮・弁才天を祀っています。

 ロモ135Mは、135BCというモデルをブラッシュアップ——というよりマイナーチェンジしたもので、両者の間に基本性能の差異はほとんどありません。
 いずれもスプリングモーターを内蔵しており、左肩の大きなダイヤルをいっぱいに回すことで、7-8枚の連続自動巻き上げができる点が特徴です。そう、ちょうど『銀塩浪漫』第1回でご紹介したリコーオートショットと仕様が似ていますね。

彼方此方に残る旧家屋と古い築地塀
和洋折衷の古いお屋敷
新薬師寺への裏参道を行く修学旅行生たち
建築家 黒川紀章氏の設計による
《入江泰吉記念 奈良市写真美術館》
(奥に見えるのは新薬師寺のお堂)

 どうも光線洩れしているようです😅 第二弾へと続きます📸

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