銀塩浪漫01 RICOH AUTO SHOT✖️奈良の桜🌸
厚い雲に覆われ、花曇りと呼ぶにはいささか薄暗い4月のある日、久しぶりにフィルムカメラを持ち出して、奈良の桜を撮ってみました。
使用機種は〈リコーオートショット〉という1964(昭和39)年発売のコンパクトカメラ。3群4枚構成のリケノン35㎜/F2.8レンズを搭載した、小さいけれど手にズシリと重い金属製カメラです。
この60年前のアナログカメラ、驚くべきはなんと、セレン式内蔵露出計が今も生きていて、AE撮影が可能なことです❗️👀
といっても、あくまでも「それなりに」ですが、ネガフィルムならば必要十分な精度ではないでしょうか。
使用期限切れのフィルムで撮ったため、発色がもう一つなのはご愛嬌ということで…😅
このカメラ、もう一つ驚かせてくれるのが、スプリングモーターによる自動巻き上げ機構を内蔵していること‼️👀
予めスプリングをいっぱいに巻いておけば、いちいち手動でフィルムを巻き上げることなく、8枚前後の連続撮影が可能となります。
今回、何年ぶりかで手にしたリコーオートショット。ベストセラーで有名なリコーオートハーフの陰に隠れて地味な存在ですが、国産リケノンレンズの優秀さを実感するとともに、懐かしい〈三丁目の昭和〉にタイムスリップさせてくれる素敵なカメラでした💮(了)
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