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今日が最後の1日と思って生きる・・・ のは難しいと気づく #8

If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?

スティーブ・ジョブズ スピーチより

スティーブ・ジョブズが2005年に
スタンフォード大学で行ったスピーチ内の言葉だ。

スピーチ公式はこちら
*スタンフォード大学公式チャンネル

私の大好きなスピーチのひとつである。
社員研修でもよく引用していた。

その頃には、
この言葉
If today were the last day of my life,
would I want to do what I am about to do today?
スティーブ・ジョブズが、毎朝、鏡に向かって問いかけ、
その日を自分が過ごしたい最高の1日にすることを
鏡に映った自分に誓う言葉。
すっと受けとめることが出来ていた。

「そうだ」
「そうありたい」
「そうあるべきだ」
と心底思っていた。

何て、薄っぺらかったんだろう。

スティーブ・ジョブズの魂のスピーチは確かに人の心を打つ。
そのパワーを借りて、
人に何かを伝えよう、気づきを与えよう、なんて。
自身の体現を伴わない借り物で何者かになろうとしていた。
良いことをしている気持ちになって、
そこそこ幸せで、
昨日がそのまま今日に、明日に繋がると思っていた。

私に乳がんが見つかり、
初めて「余命」という言葉が自分ごとになり、
その重みを体感した。
昨日が明日に繋がらないかもしれない。
なんとなくだった「いつか死ぬ」が、
突然、明確に目のまえに現れ、未来を考えることが難しくなった。

胸に違和感を覚えて受診した日から、
診断確定して、治療方針が決まった今でも、
ありたい未来を想像し、そのための今ここを考えることが、
なぜか出来なくなってしまった。

今こそ、感動したスティーブ・ジョブズの言葉を、
自ら体現してみる時なのだろう。

けれども、その言葉の重みを初めて感じて、
その言葉どおりの行動の難しさに初めて向き合って、
とまどっている。

鏡の中の自分に、
「今日が最後の1日だとしたら。あなたはどう過ごしたい?」
目をそらしたい現実と、しっかり向き合う勇気の言葉だ。

誰にでも来る「いつか」「最後の1日」
そして、誰かよりは確実に、その有限性が示されている私(たち)は、
誰よりも、
自分なりの、自分らしい1日を過ごすことを、選択していこう。

今日を最高の1日に。


★★11月2日(木)体重:74.2kg(▲1.3kg) 体脂肪率:39%
朝食:597kcal
   ジェノベーゼパスタ、ツナ
昼食:0kcl
   無し
夕食:1377kcal *オンライン呑み会
   焼酎水割り薄め 6杯、焼き小籠包3個、よだれ鶏、春巻き
計:1710kcal

運動:無し

入院前チェック診察まであと18日




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