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四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.9「キャリアの差」

岡田准一くんは、ジャニーズ事務所に入って2ヶ月でV6デビューした。

他のメンバーは、何年間かのジュニア時代がある。


坂本くん、長野くん、イノッチの年上3人(トニセン)は場数を踏んでいる。

剛くんと健くんは、当時のジュニアで「剛健コンビ」としてトップの人気を誇っていた。今ではジュニアだけのコンサートってすごく当たり前だが、ジュニア単独コンサートの最初は剛健コンビによるコンサートだった。


岡田くんは、テレビ番組のジャニーズオーディションの企画で合格し、そしてすぐにデビュー。

それまでは、おそらくダンスやお芝居はやったことがなかったのだろう。

デビュー前後の番組の映像を見ると、ダンスの振りを覚えるのが大変そうだったと見受けられるものもある。そんな時、一緒に踊っている剛くんや健くんが、なるべく視聴者にわからないように、そっと岡田くんに振りを伝えていたのが印象に残っている。


でも、岡田くんは、坂本くんによると1年くらいで、他のメンバーと同じに踊れるようになった。


お芝居も、ドラマを見ているとどんどん習得していくのが伝わってきた。


岡田くんすごいとは思っていたが、彼がもっとすごいのはその後だった。

もう十分みんなに追いついているのに、体を鍛え始めた。アクション、格闘技を始めるようになった。

すると、あっという間に筋肉がパンパンになって、しばらくするとスタント無しでアクションができるようになって、今に至っている。


だから、岡田くんにはすごいところが2つあると思っている。

1つは、例えるなら、入社した会社の部署に、10年くらいキャリアがある先輩たちがいて、そのうちの2人は会社でトップクラスの成績を叩き出している。片や自分は仕事のことが何にもわからない。ああどうしよう…、という状況で、何と1年ほどでキャリアの差がある先輩たちに追いついてしまった、というところである。

2つ目は、そうやって十分追いついてそれだけでも十分なお給料をもらえる状態なのに、更に高みを目指して、新業種を開拓していったというところである。


解散(という言葉はあまり使いたくないんだけど)ということになって、V6のことを色々と見つめ直していくと、今まで何となくぼんやり感じていただけだったことが、明確になるような気がしている。

岡田くんの覚悟と、周りの支えと。




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