ブランドの維持をアイドルとV6を通じて考える

【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.47】


V6が好きでこのnoteを続けているが、ふとアイドルって何だろうと思ったりもする。

俳優ももちろん大変な仕事だが、歳を重ねても、その年齢なりの魅力で芝居をすることができる。

でもアイドルって、年齢を重ねても、どこかで常に若さが求めらているような気がする。顔も、体型も変わることが許されないような、いつまでもキラキラしたものが求められるような。

それで、自分が小さい時のアイドルってどうだったかな、特に昭和はアイドルが今のようにバラエティをやったりしてなかったから、若い時で終わっちゃってたのかなと思ったりした。


しかし、最近ふと思い出した、幼少期に見たジュリーこと沢田研二さんが、数年前ニュースを賑わせていたことを。沢田研二さんはロックな方なのでアイドルと言っていいかわからないが、そのニュースの時、不勉強な私は、「ジュリーって、私の小さい時だけじゃなかったんだ!?」とビックリした。

それで、このnoteに当たって調べてみたら、私の幼少期にアイドルの郷ひろみさん、松田聖子さんたちは、今も現役バリバリでコンサートを行っている。何と不勉強な私。

その上、郷ひろみさんも松田聖子さんも、顔も体型も変わらないじゃん。

逆に、色々と読むと、お二人とも、外見は維持しながら、アーティストとしての表現は変化させ、挑戦し続けているとのことだった。

そうだよ、郷ひろみさんは、1999年に「アチチ」の歌詞で有名なスゴい振り切った歌「GOLDFINGER'99」もヒットさせてんじゃん。


V6も、もちろんこれらの先輩の方々の年数には及ばないが、長く続いているのも、顔や体型を維持し続けているのも驚異だが、加えて、各メンバーが表現者として挑戦して変化し続けていってるからだろう。

イノッチの「あさイチ」のメインキャスターや紅白歌合戦の司会者、岡田准一くんのアクション、森田剛くんの舞台、坂本昌行くんのミュージカル、食の変態長野博くんの探求、三宅健くんの手話やパラリンピックのキャスターなどなど、この四半世紀の彼らの挑戦は数え切れない。岡田くんは主演映画のアクションも段取りつけたりなど演出部分も手掛けるようになっている。
それぞれのメンバーが、有名なジャニーズのグループということに甘んじず、変化を続けていっていることが、長く続けている理由だと思っている。

残念ながらグループとしては解散してしまうが、メンバー全員の芸能活動は続く。
変化を続ける彼らなら、今後も充分ファンとして楽しまさせていただけることだろう。


ところで、余談のようで余談でないのだが、沢田研二さんのニュースは、自分のコンサートをドタキャンしたというものだった。
ニュースでは、そのコンサートチケットを持っていたファンの女性がインタビューされていた。おそらくはジュリーへの文句を期待していた記者に対し、そのファンの女性は、
     「これは私とジュリーの関係だから」
と答えてた。
一見「?」な答えだが、同じファンとして気持ちはわかる、彼女が言いたかったのは、
     私とジュリーの付き合いは長いのだ
     ファンである私が納得していればそれでいいのだ
ということだ。

そして数年後、私はとあるマーケティングの講座を受講していたら、その講師がこのことを取り上げた。
講師は真顔で、
      ファンがこういうことを言っていた、
      そんな沢田研二さんのブランド力が信じられない、
      ブランド構築の理想だ
そう感心しきりに言っていた。
そりゃそうだよなあ、ジュリーのブランド力なんて簡単に分析できないよなあ。


V6の彼らは、私にとってはもう揺るぎないブランドだ。解散しようが何だろうが、メンバーそれぞれの挑戦と変化が続く限り、ずっとずっとブランド力を維持してくれることだろう。


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