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Apple Watchで始める、たのしい健康データ管理

東北大学 ロボディクス専攻 博士学生の青木吾郎(通称: ごろべぇ)です。Mixed Reality(MR)技術を用いた介護教育アプリの研究開発・事業化活動を行っております。私がこのアプリの社会実装に取り組む理由の一つとして、「心身の健康」「その人らしく生きること」への強い関心があります。この記事では、Apple WatchやiPhoneと歩んだ、私の2年間を経た健康データ管理の実録について、書こうと思います。

この記事では、Apple Watchだけに限らずに、健康データ管理について主に扱っております。そのため、スマートウォッチを導入されていない方でも、スマートフォンをお持ちの方には、ある程度参考にして頂ける内容になっているかと思います。皆さんのヘルスケアのために、お役に立てますと、めっちゃ嬉しいです。

この記事は、Iwaken Lab. Advent Calendar 2023 25日目の記事となっております!これまでのIwaken Lab. のラボメンの皆さんの記事も、ぜひご覧ください!


きっかけ

(※この章は読み飛ばしてもOKです!)
私が初めて健康データ管理の楽しさに触れたのは、小学生の頃です。母が嬉しそうな顔で、買い物から帰ってきました。聞くと、万歩計という小型デバイスを、購入したみたいです。その日から母は、長時間歩いては、その歩数を毎日のように、自慢してくるようになりました。これがまた、非常に滑稽やった。あまりに調子が良過ぎる。母親ってそういうところが、ありませんか??

最初は、母をバカにしていた私でしたが、ある日なんとなく、万歩計を試してみました。歩いてみました。これがとても楽しかった。歩くことで増える数値に、「客観的な褒め」を貰えた気がしました。ちょうど、自分にとって都合の良い行動をした時だけ、テキトーに褒めてくるような大人に対して、嫌気がさしてきた頃やった気がする。つくづく嫌なガキやった。そんな私を肯定してくれる「客観的な褒め」。工学的な抱擁を感じた…!!

その日から私は、健康データ管理に魅了されてきました。今でもiPhoneに映し出される、歩数を眺めては、ニヤニヤしております。母の血を受け継いでいるみたいです。

どれだけ歩いたか分かるように振動で歩数をカウントする、万歩計(歩数計)のイラストです。小学生の頃と比較して、いらすとやを効果的に使用することが、できるようになりました!!えらい!!すごい!! 

健康データ管理の目的

私は以下の3つのような目的で、健康データ管理を行なっています。

  1. やる気アップ

  2. 原因の分析

  3. 俯瞰

健康データ管理の目的を示す図です。いらすとやの画像を組み合わせて作成しました。小学生の頃と比較して、いらすとやを効果的に使用することが、できるようになりました!!えらい!!すごい!! 

やる気アップ

健康的な行動を重ねるほど、客観的なデータに基づいて褒められて、より健康的な行動へのやる気が高まります。きっかけの章で触れた、万歩計の例が、これにあたります。この効果のおかげで、運動量が増えただけではなく、自分を褒める習慣ができて、前向きに過ごせるようになったと思います。

iPhone標準のヘルスケアには、図のように、運動データが記録されていきます。ワークアウト時間・消費カロリー・心拍数を見ることで、達成感を感じることができます…!! ぼかし部分には、運動した時刻と位置情報が記載されています。

たくさんのデータ分析をしてくれます。たくさんのグラフを書いてくれます。私のために。うれしい。

週ごとの運動強度も確認するようにしています。その際は、Zonesというアプリを用いています。iPhoneのホーム画面にも、ウィジェットとして、常に週ごとの運動強度を確認できるようにしています。

Zonesの週ごとの運動強度のグラフです。運動強度ごとのスコアを示す棒グラフが、地層のように蓄積していくのが、なんとも気持ちがいい。

Apple Watchがあるおかげで、心拍数データなどから、カロリーや運動強度などを推定できます。助かる〜。

その他の健康的な行動のデータとして、瞑想の時間を管理するようにしています。本記事執筆時は、123日連続で、瞑想に取り組むことができています! 瞑想が習慣化されてから、集中して物事に取り組めるようになってきたり、物事に冷静に対処できるようになってきたように思います。

原因の分析

体調の良い時や悪い時に、それに対応して行なったことを記録しておくことで、後からそれぞれの原因を分析することができます。私は、睡眠時間・腸内環境・心の状態の分析は、常に行うようにしています。

睡眠時間の分析は、AutoSleepというアプリを使用しています。このアプリを毎朝チェックするようにしています。睡眠の質があんまり良くない時は、なんとなく原因と思われるものをメモします。そして若干仕事のペースを緩めるようにします。睡眠の質が良い時は、自分のことを褒めます。えらい。

AutoSleepでの睡眠分析の画面です。睡眠の深さが、緑・青・紫で色変化する折れ線グラフで表現されています。心拍数が赤の折れ線グラフで表現されています。

腸内環境の分析は、実のところ、まだ始めたばかりなので、傾向を取れていません。勉強中です。とりあえず水溶性食物繊維を摂取するようにしてます。でも、いくら気をつけても、ストレスが原因で調子を崩すことがある気はします。めっちゃ注意していたとしても、ストレスで腸内環境が乱れる可能性があるのって、納得いかなくないですか??本当になんなんだ。

心の状態の分析には、iPhone標準のヘルスケアアプリを使っています。心の状態という項目です。気分の7段階評価(例:やや不快、快適)と、具体的な感情のラベル(例:誇り、楽しい、不満)と、影響するもの(例:タスク、健康、友達、天気)を記入します。おおまかに、なぜ気分がいいか・悪いかをデータとして蓄積できます。これによって、自分の気分を良くするもの・悪くするものを、振り返って分析することができます。

iPhone標準のヘルスケアアプリにおける、心の状態についての画面です。気分を表すアイコンがとっても可愛くて、お気に入りです。

俯瞰

健康データを保存し、そのデータ群を見ることで、調子の良し悪しを俯瞰で見ることができます。一年を通して毎日、絶好調で、気分も最高に晴れているなんてことは、なかなかできないと思います。心身の調子が悪い時に、「まあええか」と考えられることは、とっても大事やと思います。絶望しすぎないことが大事やと思います。

私の場合やと、心の状態について、このメリットを享受しているように思います。観察を続けている中で、大体1ヶ月に一度ぐらいは、不機嫌になっているようです。そういう不機嫌な時でも、「まあ、1ヶ月に一度ぐらいの頻度で、発生するような不機嫌やな」と思うと、冷静に俯瞰的な視点で、自分の不機嫌を見つめることができます。そうやって見つめ直せた後は、上機嫌になるための行動を行うことや、上機嫌になるための行動を行う予定を入れることができます。不機嫌な時に、視野が狭くなり過ぎることを、防ぐことができます。

iPhone標準のヘルスケアアプリにおける、心の状態について、カレンダーで表示した画面です。このように一覧表示すると、俯瞰で心の状態を見ることができる気がします。

分析から生まれた健康習慣

分析をする中で、朝と夜の習慣を見直しました。気分良く過ごすことや、睡眠の質の向上に繋げられています。特に効果を感じたものを箇条書きしていきます。

朝の習慣

気分よく一日を始められるように努めています!

  • 光目覚まし時計:
    日の出のような光を再現した明かりが灯る、目覚まし時計。ストレスなく起きられる気がします。

  • 白湯を飲む

  • 瞑想

  • ヨガ

  • その日の予定と、どう過ごせるといいかをワクワクしながらイメージする

夜の習慣

とにかくリラックスするようにしています。特に、眠る二時間前ぐらいから、スマートフォンの電源を切って、暗めの間接照明で過ごすことは、睡眠の質の向上に、大きく貢献していると感じます。

もし、この記事を夜の時間にお読みになっている方がいらっしゃいましたら、この記事に「スキ」を押して、SNSでシェアした後に、スマートフォンの電源をお切りになることをお勧めします。

  • 部屋の明かりを暗くする(間接照明のみを、つけるようにする)

  • スマートフォンの電源を切る

    • 音楽は、Alexaの音声認識から再生します

    • 瞑想やヨガの記録は、Apple Watchから行います

  • 瞑想

  • ヨガ

  • その日にあった、いいことを日記に書く

  • Kindle Paperwhiteで読書

  • アロマセラピー

まとめ

この記事では、Apple WatchやiPhoneと歩んだ、私の2年間を経た健康データ管理の実録について、書きました。「心身の健康」に対しての興味は、私の中で、日に日に高まっていっています…!! 何かおすすめがあれば、是非ともお聞かせください!!

本記事を読んでくださり、ありがとうございました!!皆様の「心身の健康」のために、お役に立てますと、めっちゃ嬉しいです!!


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