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もやもや。

25歳のとき

「私は子どもをしあわせにしているのか」

という問いが頭をよぎった。

NO…

当時の私は即答した。

そして私は

塾の先生を辞めた。


そしていま

また同じ問いが私の頭をよぎる。

「私は子どもをしあわせにしているのか」

即答できない自分がいる。

もやもやした気持ちが…

ぐるぐるまわる。


子どものしあわせに寄与したい

は、私の原点であることを

思い出す。


考えてみれば、子どもたちは

1日の1/4近くを学校で過ごし

そのほとんどが教科の学習時間だ。

にも関わらず

夜も塾に通い

学習する・学習させられる。


もしも塾で学習する時間が

家族との団らんの時間だったら

自分の好きなことに打ち込む時間だったら

のんびりできる時間だったら

…!!!!!!!?

子どもたちのしあわせそうな表情

育まれるゆたかな心を

想像せずにはいられなかった。


そして私は

学校の先生をめざした。

2年後、学校の先生となり

それから14年の歳月が流れた。


情熱を傾け

無我夢中で走り続けて

十年近くが経った頃

Eランプが点滅していることは

うすうす気づいていた。

空っぽ。


自分に新しい経験を

と思い

母になる道を選んだ。


妊娠・出産ののち現場に復帰したら

景色が変わっていた。

いや、景色が変わっていたのではない。

景色を見る自分の心が変わったから

景色が変わったように見えたのだ。

以前とは違う景色を…感じた。


「私は子どもをしあわせにしているのか」


この問いが重く心にのしかかる。

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