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金融史

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日本が近代化を進めていく明治
1894年に日清戦争が開戦する

この戦争で日本は2億両の賠償金を得た
これは当時の国家歳入の2年分以上の額

比較として1856年開戦のアロー戦争がある
この際の英仏へ支払われた賠償金は1600万両

日本の賠償金の大きさが伺い知れる #歴史

銀の流れを追ってきた
16世紀後半に新大陸から銀が大量にヨーロッパに流れ込んだ
戦争による負債でスペインからオランダ等を経由し、香辛料やキャラコを求めてアジアへ銀が向かう
加えて茶の人気で中国に銀が貯まる

それらの銀を回収する為にイギリスの綿工業が産業革命を起こす #歴史

教科書だけだとオランダがスペインから独立出来た根拠が掴めなかった

けどスペインはカルロス1世が神聖ローマ帝国の王も兼任し、カトリック圏の大国として戦争を重ねる
それによる負債の増大に、手にした銀を国内投資出来なかった為に国力低下

太陽の沈まぬ国が黄昏を見る事に #歴史 #経済

西欧の土壌が穀物の栽培に適さずワインやオリーブ、そして毛織物などの工業部門中心の商業活動が活発になる
そして人口が増加する西欧の食料を賄う為にとドイツやポーランドでは農業に勝機を見る
結果農奴を囲う地元貴族による社会が出来上がる

互いに必要で、それだけ闇が深い #歴史 #経済

アントウェルペンはイギリスの毛織物で市場が活発になる
そこにイタリア・ドイツ商人が流入、ドイツ商人はドナウ川経由で北へ、イタリア商人はライン川経由で地中海へ輸出
ドイツ商人が故郷の銀を持ち込む
スペイン支配への抵抗でプロテスタントが主流
金融が発達するのも納得 #歴史 #経済

「イギリスの羊毛産業」はペストによる人口減から耕作地を牧草地にし、羊毛の質が上がる。それが北海圏の「ハンザ同盟」の寒冷地による毛織物の需要により繁栄
だが百年戦争で顧客減とハンザ同盟との関係悪化
その頃「新市場アントウェルペン」と手を組み、新たな経済圏を作る流れ #歴史 #経済

ポトシとメキシコからの銀のヨーロッパへの流入は、それまで主流だった南ドイツの銀山が年平均30トンに比べ、年平均200トン以上だった事を見れば、その破壊力を思い知れる

今までの7倍近くの供給と、それを一手に握ったのはスペイン
一時期の繁栄は納得出来る #勉強 #歴史 #経済

イスラエル建国への道のりはユダヤ人の資金力の影響が大きいのか。

WW1でイギリスが軍資金を得るためにユダヤ人から援助の見返りにユダヤ人の国の建国を約束。
WW2では強まったアメリカの影響力を見越して巨額の資金援助をし建国に至った。
大国の思惑も絡んでるから問題は複雑 #歴史

ユダヤ人が金融に強いイメージはあるが、彼らは同胞から利子を取る事は許されてないのか。
『旧約聖書』の「申命記」に「外国人には利子を取って貸してもよい。ただ、兄弟には利子を取って貸してはならない。」とあるそう。

それがより強欲なイメージを強くしたのか。 #金融 #歴史 #勉強

ダイヤモンドは現在、アントワープで世界の60%が加工・研磨、取引されており、2万人近くのユダヤ人が関わる。

驚いたのが、元々ダイヤモンドはルビー等に比べ生産量は多く、希少価値は低かった。だがユダヤ人が独占的に取引し、流通を制限し希少なイメージをつけたらしい。 #経済 #歴史

イスラムが利子徴収を認めない

商人から始まったから不労所得は認めないし、利子は富が富を呼んで公平に分配されない等の理由はあるが

ムハンマドがアラビア半島を統一する際に、ユダヤ人から借金した際の高額な利子の要求が不当だと感じた事が大きいのかな思った。 #経済 #歴史 #勉強

カルヴァンは「社会奉仕の精神」が前提にあり、諸活動により富を得て、豊かになる事を肯定していた。なので彼は富自体を肯定してない。

それが資本主義が走り出し、人の欲望が増大し、言い訳の様にカルヴァンの教義が使われていったのか。

理想と現実、、、難しい問題だな #歴史 #勉強 #経済

プロテスタントによって

利潤追求、蓄財の肯定
利子取得の肯定
勤労・節約の精神

これらの考え方がもたらされて資本主義を醸成する風土が出来上がった、とはウェーバーの見解

疑問符はもちろんあるが産業革命の要素は調べる価値がありそう。 #勉強 #宗教 #歴史 #経済

ソブリンという言葉
「主権」と「国債」2つの意味がある

科学の発展により神の至上性が薄れ、神から支配権を譲り受けたのが王とする「王権神授説」
ここから「主権」という意味に

国の財政を管理し、国の保証により発行されたのが「国債」

宗教と経済って密接 #歴史 #経済 #勉強