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gogo台北

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2022年12月の記事一覧

台湾在住作家、片倉佳史さんのyoutube番組でゲストとして、台湾の揚げ物料理について話しました。

台湾在住作家、片倉佳史さんのyoutube番組でゲストとして、台湾の揚げ物料理について話しました。

https://www.youtube.com/watch?v=FxG9ZQrhZvI

 台湾の食堂、屋台、家庭内では、衣を付けて揚げる揚げ物を食べる機会が割と多いです。日本の天婦羅や揚げ物と似たようなものも存在します。小さな食堂や屋台で提供される揚げ物で台湾らしい物の一つに殼仔炱 (khok-á-te/khoá-te) という物があります。これは食堂や屋台では蚵炱 (

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甜粿(tinn-kóe):甘い餅

甜粿(tinn-kóe):甘い餅

 甜粿(tinn-kóe)は正月時期によく食べる甘いお餅。餅米の粉に砂糖、黒砂糖、水を混ぜてドロドロの液状にしたものを蒸しあげて作る。そのままでも食べられるが、短冊状に切り分けて、衣をつけてから油で揚げて食べることが多い。甜粿の揚げ物は屋台で日常売っていることもある。

台灣の宗教行事に使う餅菓子

台灣の宗教行事に使う餅菓子

乾仔(牽仔)=khiân-á (khian-á)
牽仔粿(khian-á-kóe)とも呼ばれる。道教の最高神=天公(thinn-kong)や財をもたらす神様を拝む時に使用することが多い。小麦粉または餅米で作られ、側面や上面に古代のお金を表す模様が型押しされる。財産が増えることを象徴している。ゼリーで代用した現代版乾仔(牽仔)もある。
 天公(thinn-kong)=道教の最高神の誕生日や16才(成

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甜米糕(tinn-bí-ko:ティービィコー)

甜米糕(tinn-bí-ko:ティービィコー)

 電気炊飯器内の水に浸けておいた餅米に米焼酎を加えて炊き、米が炊き上がったら、黒砂糖や黄色い砂糖と、米焼酎に浸けておいた干し龍眼(龍眼干:lêng-kéng-koann)を加え(ナツメやレーズンも入れたりもする)、均等に混ぜてから、再び蒸します。蒸しあがったら、油を塗った型に詰め、固めて完成です。そして冷蔵庫で保管します。完成品にさらに好みの量の水を加えて煮込めば、 甘いお粥、

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魯肉飯、肉燥飯、炕肉飯

魯肉飯、肉燥飯、炕肉飯

 「雲林」という店名に惹かれて店に入った。店主は案の定台湾南部「雲林」出身者。この店には魯肉飯(lóo-bah-pn̄g) 、肉燥飯(bah-sò-pn̄g)、炕肉飯(khòng-bah-pn̄g)の三種があり、それぞれを明確に区別していた。魯肉飯は僕の好きなサイコロ状に切った肉を使っていた。肉燥飯は豚のひき肉を使ったもの。炕肉飯は大きな豚バラ肉を煮込んだものが一枚お皿にのってきた。ご飯は別のお椀

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昨晩の片倉佳史さんとの対談では台湾で普及している台湾式ハンバーガー屋さんについて話しました。

昨晩の片倉佳史さんとの対談では台湾で普及している台湾式ハンバーガー屋さんについて話しました。

https://www.youtube.com/watch?v=hOnNnW4LIjo
昨晩の片倉佳史さんとの対談では台湾で普及している台湾式ハンバーガー屋さん(先週紹介した中国式朝食店以上に普及している朝食店です。台湾ではマクドナルドより先に存在しています)について話しました。

 台北市、新北市などの都市で朝食専門店として非常に普及している形態に、前回紹介した豆漿店(中国式朝食店)の他に西

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