非在

素敵な来世への下調べ

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最近の記事

表情(共犯者)

年明けに祖母が亡くなった。    

表情(共犯者)

    知らない人の言ってることがわからない。

    今日はバイトに行った。

    知らない人の言ってることがわからない。

    盗作の森

    小中高の時の娯楽といったらもっぱら本を読み耽ることで、毎日飽きもせずに手当たり次第に活字を目から脳に流し込み続けた結果、立派な本の虫となった。

    盗作の森

    小惑星のわたしたち

     ぴーちゃんがいなくなった。

    小惑星のわたしたち

    ちっちゃなごきぶりのべっぴんさんアハ体験

    注‼️この記事には映画「太陽がいっぱい」と、昔話「ちっちゃなごきぶりのべっぴんさん」の内容が含まれます。  8月31日(野菜の日)はもちろん私の母の誕生日で、ケーキを買ってお祝いした。一本だけ立てた蝋燭を吹き消した時、父がぼそりと「蝋燭をみると落語の死神を思い出す」と呟き、すかさず母が「西洋かどっかの昔話かなんかにもあるよね、あれ」と返す。誕生日の感慨とかなくそれ?いま?とか思ったけどまあええです。参加します。 「もともとグリム童話から落語になってたはず」そこから話は、昔話

    ちっちゃなごきぶりのべっぴんさんアハ体験

    夏眠

     とてつもなくデカい日傘の話をします。それは去年の夏にネットで購入したもので、くすんだ青緑の晴雨兼用折りたたみ傘です。ワンタッチで開くボタン付きで、とても重く嵩張ります。さながら持ち運べる避暑地といったところでしょうか。ここまで読めばもうおわかりでしょう。今からこちらの傘の悪口を書いていこうと思います。  まずこの傘はちょっと強めの風が吹くとすぐベロン!と裏返る。骨がしなりやすいのか、風の抵抗を受ける面積がでかいからなのか、どうでもいいがとにかく恥ずかしい。ベロン!と裏返った

    わたしは元気って言った後規則的だった更新を途絶えさせることで何かあったんじゃないかって思わせてる

    わたしは元気って言った後規則的だった更新を途絶えさせることで何かあったんじゃないかって思わせてる

    わたしはげんき

     最近散歩にハマっている。春からフリーターなのもあってとにかくお金を節約したいのとか、春だからとか、城戸さんの散歩の記事を読んで影響されたとか色々あって。あと、ワイヤレスイヤホンを買った。流行りのピスタチオカラーで、薄い緑系の色が好きな私は買うしかなかった。商品名的にはミントグリーンらしいけどそんなわけない、青みが足りない。緑ソムリエを舐めないでほしい。  しかしそんなんは気にならないくらいとにかく可愛い。丸っこいケースはすべすべで、蓋が閉まる時のぱちっという音が耳に心地よく

    わたしはげんき

    踊りながら吊り橋を渡る

    「石橋を叩いて渡る」という表現がある。慎重な性格の人間を表す際に使われるが、この「石橋を叩いて渡る」という基本形を変容させることにより、多くの性格のバリエーションを表現することが可能である。例えば、 「石橋を叩いてさらに人に渡らせてから自分が渡る」慎重且つ、他人を犠牲にする狡猾さを兼ね備えた人間。 「石橋を叩きまくって壊す」慎重すぎるが故に本末転倒なくらい用意周到に立ち回った結果好機を逃す人間。 「石橋を渡って壊す」後先を考えずに大胆に行動する信じられないくらいの巨漢。

    踊りながら吊り橋を渡る

    死に方ランキング

    一番嫌な死に方は何か。  誰もが人生において一度は考えたことのあるテーマだと思う。私もその例に漏れず、特に幼稚園児くらいの時には毎日のように死にたくない、死ぬのが怖い、死んだらどうしようと考えていて、道を歩いている最中にも常に今この瞬間死ぬ可能性について考えていた。  地震で倒れてきた建物の下敷きになる、車に撥ねられる、頭のおかしいやつに刺される。家の中も安全とは言い難い。寝ているうちに家が燃える、風呂で溺れる、強盗に撃たれる、スズメバチに2度刺される、心臓が止まるなどなど

    死に方ランキング

    妖精家族

     流行りの妖精さんに罹患したのは夏の終わりのことなのだが、この度見事にまたもや家族全員が熱を出した。今回は新型ではなくて従来の感染症なのだが、年に2回も熱を出すのがまず情けない。このところ忙しくてまともな食事、睡眠をとれていなかったので免疫力はガタ落ちだった自覚はあるが、それにしてもゾンビのような土気色の顔をした鼻声の人間たちがのそのそと動き回る家を続け様に体験するとはおもわなかった。私は本当に寒さに弱いので、この時期は気を抜くとすぐ具合悪くなる。寒さだけではなく、私の怠惰(

    妖精家族

    光ってくれぴーちゃん

    家から駅まで歩いて30分、自転車で10分くらい。駅前にはいくつか駐輪場があるが、私は朝10時から夜12時まで開いている無料の野外駐輪場を利用している。金がないから。 野外駐輪場は砂利の敷かれた四角い土地をフェンスで囲い何列かに分割しただけの簡易的なもので、フェンスには入り口が3つある。私は基本的に移動している時は意識がないので、家から自転車を走らせてどんなルートを通りどの入り口から駐輪場に乗り込むかは毎回定まらず、完全にガチャとなっております。そこで問題となるのは、無意識の

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    自室依存症共和国

    Galileo Galilei(以下ガリレオ表記で統一する)が再始動をすることが発表された。  大学生活を締めくくる最終課題のプレゼンを翌日に控え、それにまだ何も手をつけていなかった私はしかし、前日からリマインダーをかけていたYouTubeの画面をiPadで開いて見ながら風呂に入っていた。数日前からガリレオのチャンネルでリマインドされていた配信を待機していたからだ。途中から入った配信の画面内の尾崎雄貴さんの、ガリレオとしての活動は自分たちにとって理想の世界を投影した逃避先で

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