北原白秋/断章(より抜粋)

『晩秋の入日の赤さ、さみしらにひとり眺めて、掻いさぐるピアノの鍵の現なき高音のはしり』

「桐の花」の痛切な感じも痺れるものがあるのだけど、孤独の激しさを情景と音で表現しているさりげない2文にも、奥行のようなものを感じてしまう…
北原白秋_断章

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