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生活記録

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2020年6月の記事一覧

六月某日 ペアノート

六月某日 ペアノート

遡ること4か月、友人から「ペアノート」なるものへのお誘いを受けた。
複数人で一つの「お題」に関してnoteを執筆する、という遊び(?)らしい。

参加者は、大学でできた親友とも呼べる(もとい、私が勝手にそう思っている)同級生の二人である。それぞれ私よりはるかに勉強家で思慮深い学友だ。名を連ねるのも気が引けるが、参加してみることにした。

テーマは、「他者」。ペアノートの発起人である茂(仮名、次もこ

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六月某日 漠然とした不調

六月某日 漠然とした不調

ここ最近、なんだか自分の様子がおかしいような気がする。
特に直近3ヶ月ほど。

以前と比べて動悸がするようになっただとか、おでこが広くなっただとかではなく、ただなんとなく違和感を覚えることがある。ちょうど声も見た目もそっくりな双子が入れ替わったような、そんな違和感。
注意深く見直さなければ「気のせいか」で済ませてしまえそうな程度ではある。それでも確かに何かがおかしい。

例えば、SNSやニュース、

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六月某日 溺れるとか泳ぐとか

六月某日 溺れるとか泳ぐとか

この4ヶ月、頭の先から足の先まで試験勉強にどっぷり浸かって、「できねえええええ」ってリアルに泣きながら勉強していた。
ふと離れて見直してみたら、意外と悪くないんじゃないか、と不確かな実感が湧いてきて驚いている。
泳げるようになった、とは決していえないけれど。少しは上手に溺れられるようになったのかもしれない。

六月某日 生きてるだけで超えらい

六月某日 生きてるだけで超えらい

そう思えなくなったときは、思い切って気の済むまで自分を甘やかしてしまうと良いらしい。

友人や恋人に頼りきって、やらねばならぬことを全て放り出して、自分だけのために生きる時間をとってあげる。
自分に期待するのは悪いことじゃない。でも、期待も度を越して、感謝や敬意を忘れてしまっては、元も子もない。対人関係と同じ。あなたも人。わたし自身も人。向き合い方は同じ。

六月某日 味噌胡瓜

六月某日 味噌胡瓜

暑い。連日30℃を超える梅雨がどこにある。そんなことが許されるだろうか(反語)。
とは言っても、暑いからこその楽しみだってある。

晩ご飯の食卓に、味噌胡瓜がのぼった。何を隠そう一番好きな野菜の一つである。ほとんど水だって?だまらっしゃい、美味いからそれで良いんだ。
棒状に切ったきゅうりに(もっとも元から棒状であるが)、たっぷり味噌をつけて口に運ぶ。
まだ時期には早いからか、なんとも歯切れが悪い。

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六月某日 しとしと雨

六月某日 しとしと雨

関東は一昨々日に梅雨入りした。
にもかかわらずうだるような暑さが続いていたが、今日はようやく梅雨らしい雨である。窓を開け放つと、ちょうど紫陽花が映えるような、どんよりした雲と小気味よい雨音。
こんな日は作業をするのにうってつけである。まあそうでなくても作業はするんだけどね。

六月某日 エントロピー増大の法則

六月某日 エントロピー増大の法則

おかしい。机の上が汚い。
先月、机周りの大掃除をしてすっきり整理整頓されたはずなのに。
使ったものは元ある場所に戻しているはずなのに。
どうしてこうなる私。否、私の部屋。

六月某日 横浜中華街

六月某日 横浜中華街

横浜に出向く機会があったので、中華街に立ち寄った。不気味なほど人がいない。

六月某日 教養ある小学生

六月某日 教養ある小学生

新聞の書籍広告欄にS藤孝の『小学生なら知っておきたい教養366』なる本が掲載されていた。

「小学生」と「教養」とのミスマッチに驚きながら、「おいおいそれは小学生の子どもに(親が身勝手に)身に着けさせたい教養だろう」とツッコミを入れる。
同時に、「小学生なら~」というフレーズが成り立つほどに、あるべき小学生像が想定されていることに仰天する。小学生なんて道端にしゃがみこんでアリの行列をみることに1日

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六月某日 メッゾフォルテ

毎日悔いなく終えられているか、全てを出し切れているか、と言われると決してそんなことはない。 
でも毎日ちゃんとくたびれているので、これくらいが丁度良いのかもしれない。 

ffよりもfffよりも、mfくらいの方が良く響きが乗って、のびやかに遠くまで通る音色になるものだ。何につけても、そんなもんだろう。

六月某日 梅雨の前の静けさ

六月某日 梅雨の前の静けさ

抜けるような青空。カーテンを開け窓をひらくと、少し生温い、それでいて確かに爽やかな風が意気揚々と吹き込んでくる。
関東は明日から梅雨に入るらしい。

六月某日 おやすみがひつよう

六月某日 おやすみがひつよう

2月末あたりから試験勉強を本格化させていた。あっという間に丸3ヶ月ほど経つ。

そろそろ、疲れた……。自分の体力のなさに驚いたが、ここ最近の日々と今までの自堕落な生活を振り返ると無理もないだろう。
本来ならば今月末で筆記試験はひと段落、と相成ったはずなのだが、昨今の社会的なゴタゴタで後ろ倒し。今月末「から」試験ラッシュが始まることになった。

終わるのは8月。早くおわってほしい。でも勉強したいから

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六月某日 好きこそものの上手なれ

六月某日 好きこそものの上手なれ

「人生を通して何を成し遂げたいか」「どんな大人になりたいか」。
「キャリア」について考える際に、よくそんな問いを投げかけられる。
自分が到達するべき「何者か」像があって、そこから逆算して現在を生きなさい、ということらしい。

でも、人生ってそういうことじゃないんじゃないか。
それを成し遂げたいから取り組むんじゃなく、こんな大人になりたいからがんばるんじゃなく。無我夢中になって生きていくうちに、いつ

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六月某日 「余白」なカレーうどん

六月某日 「余白」なカレーうどん

晩ご飯を済ませて、ソファでくつろぎながら好きなエッセイを読んでいる。やらなきゃいけないことはあるけれど、一休み、一休み。
こんな時間を友人は「余白」と呼んでいたけれど、どうやら私にはこの時間が大切らしい。
もちろん主となるコンテンツがあってこその余った白さではあるけれど、実はそのあまりの方が好きだ。

手塩にかけたカレーライスより、翌日のカレーうどんを楽しみにするタイプ。伝わんのかなこれ。(後日追

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