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愛媛  〜松山に行ってきた〜


2019年11月3日、愛媛は松山に行ってきた。

最近noteを始めて、ウイグル旅について書いていたが、
番外編として愛媛について書いてみる。


大学時代の親友が地元の愛媛に越したので会いに行ってきた。
四国は個人的に雰囲気が好きだ。香川、徳島も2回以上訪ねたし、
愛媛は今治とか東側には何回か訪ねたり通ったりした。


今回は初となる松山へ。
初めて知ったこと、愛媛は3エリアに分かれているらしい。


愛媛 エリア

しまなみ海道につながる今治や西条は「東」
(正式は東予【とうよ】かな)


県庁の松山と周辺は「中」
(正式には中予【ちゅうよ】かな) 


南のみかん畑が多いところ、宇和島は「南」
(正式には南予【なんよ】かな)


これを聞いて、思ったのは宇和島が南、松山が中なら、今治は北やん!て思ってしまった。地図で見ても今治はバッチリ北やし。
(普段いい加減だが、こういう時だけ細かいことが気になってしまう)


ただ今回最も驚いたのは「松山」栄えてるやん!てこと。
ぼくは滋賀出身で愛媛は滋賀と同じくらい、むしろ四国なので
正直あまり栄えていないと思っていた。
(偏見でものを言っておりました。申し訳ございません)
(もちろん、それも踏まえて落ち着く四国は好きでした)


だけど、、
「松山市駅でかっ。銀天街、大街道、道幅広い!」
そこを中心に夜は飲み屋さんが網目のように広がってる。
ネオン街も雑踏感を醸し出し一角をなしている。
そこから松山城方面に行くと少しお上品な町並みへ、整った街並みだ、、


あれっ、


わかった。「確実に滋賀より栄えていると。街の作りからして。」

むしろ、京都の河原町に近さすら感じる。
店舗数とかでは松山の方が多いかも!?商店街・飲み屋・ショッピング・
レトロ感・観光地・ネオン街とバランスのとれた街並み。
(ぼくの街評価基準の各項目で高得点をマーク)


飲み屋さんも足を運び、飲み屋街を歩いた感想も。
このオープンな感じ、いきすぎない賑わい、、よい。


いつもいつも思うことがあって、
「やっぱりその場所に行ってみないとわからないことは多い」
ほんまにそうだと思う。自分にとっての座右の銘でもある。

 

最近は情報の質が保証されていない。


ネットから情報を取ることが格段に増え、本当に信憑性が高いか不明な情報を私たちは信じ切っているから。そんな行為を繰り返すうちに、自分の中で不確かな情報が積み重なって、現実と違ったイメージが形成されていることもあるだろう。自分が勝手に築いた不完全なイメージだけで人は理解した気になってしまっているかもしれない。それって怖いことだ。


自分で足を運んで自分の目で見て、肌で感じることを大切にしたい。


友人は【東洋のマチュピチュ】という観光地へ連れて行ってくれた。松山市から高速に乗り車で2時間かからないくらい。


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↑写真の質が悪くて、良さを伝えきれない東洋のマチュピチュ


東洋のマチュピチュ!?なんか聞いたことあるな、、

竹田城!?

ぼくは小さく身震いをした。


※以前、竹田城の上の方でスマホを無くしたからだ。

※インドに続き2回スマホを無くしている。どっちもシラフ。


別子銅山、そこは住友財閥の財政の基盤にもなったと言われ200年以上、銅の産地として繁栄した地。
施設内の展示をよく見ると、どうもペルーの大統領夫妻もお越しになり、
東洋のマチュピチュとして認めてもらった模様。


遺跡の規模は小さいが、関連施設としてレンガ作りのトンネル、鉱石を運んだ滑車、変電所、ダムなど見所は多い。

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大体回り終わって、休憩所でのんびりしていると、タバコを吸っているおじさんが話しかけて来た。


私が滋賀出身だと言うと、別子銅山も滋賀出身の人が深く関わっていると教えてくれた。
住友グループの滋賀出身の広瀬宰平という人が、別子銅山の基盤を作り採掘を始めたようだ。


別子銅山から銅の採掘のため、全国から労働者を集め鉱石を掘り、山から運びだし、山にある村で加工し、平地の街まで運ぶ。そのために、採掘窟の周辺に村ができ、運搬用の線路が引かれた。国鉄より約30年も早く山岳鉄道(物資運送中心)がひかれており、その延線として平地にも線路を引いた。


だから国鉄が列車化してくれ、言ってきたこともあるらしい。
それはスゴイとシンプルに驚いてしまった。
村もいくつかあり、一番大きな村は1万人超えだったらしい、
むしろ街だ。(当時の松山が3万人都市だったらしいので相当大きな街だ)
 

江戸時代は鉱石を運ぶ際、鉱石の重さは男45キロ、女30キロを基準にして歩合制で運搬したらしい。それが牛牽引になり、人の8倍効率がよくなる。鉄道運送では人の500倍効率化できるらしい。科学技術は偉大なり。


いつも観光する時、ガイドはつけない。ずっと話聞いてるの面倒だから。集中力切れるし。でも、このおっちゃんの時みたいに、なんとなく話を始めてくれて、自分もストレートに分からんこと聞いて、それに答えてくれてとこの流れで説明受けると分かりやすいし、関心が湧くなあ!


おじさんありがとう。久々に真の観光できたかも。


愛媛、総じて良かった。友人に会えて、色々話できたのはなにより。


今は丁度、高速バスで帰路についている。


車窓から見える四国の空はひくい。


たくさんの高い山が雲に届きそうだから、そう見えるのかな。

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