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『ありがとう』を込めた『サヨナラ』を

                                                     
秋の青に見とれてたら

ふと送られてきた

イタズラなメッセージに

『古い恋』が目を覚まし

音と絵を再生する

                                                     

懐かしい青の輝く

                                                     

あの日『閉じた物語』

                                                     

灼熱の空気の賑やかさと

心を揺らして通過する風鈴の音が

遠くのほうで聴こえた

                                                     

体は0距離だけど

心は一部何処か遠くで

君が見せたくないその一部に

恋人にはなれない理由が書かれていて

                                                     
それを

うまく読み取りたくて

たくさん話をするけど

触れようとすると黙りこむ心

いつもそれ以上は踏み込めなかった

                                                     
きっと

他から見れば

僕等は恋人のように見えていて

楽しそうにも見えていたのかも

でも

君の触れられない未知が

静かに表してる

『心の距離感はこのままで』を

感じとってたから

近くて遠い二人の時間を

楽しみきれずにいた

                                                     
笑える話よりも先に

君とちゃんと繋がりたいってことを

伝えるための話を

ほんとはいつもしたかった

                                                     

想いを真っ直ぐ口にすれば

                                                                                                                                                                                                                

手離したくない全てが

                                                                                                                                                                                                                 
フェードアウトしていくと

わかってても

                                                                                                                                                                                                                 
空しさに勝てず

君との時間を

心から『幸せ』と呼びたい自分に

嘘もつけなかったから

『想い』に

                                                     
形を与えて鳴らした夏の夜

                                                                                                                                                                                                                 
伝えたいことはただ一つだけ

君のことが『好き』ということで

声にすれば一瞬のような

短い言葉の器に注いだ

限りなく『永遠』に近い想い

                                                     

君が僕にそっと伝えてた

『好き』は言わないでの

音の無いコエ

                                                     
口にすればすべてが少しづつ

遠ざかり

小さくなっていって

最後には

                                                     
『サヨナラ』も言わずに

幕を閉じてく『終わり』があるだけ

                                                                                                                                                                                                                 
わかっているよ

でも恋してることを

君の素晴らしさを伝えずに

肝心なことを話さずに

笑って一緒にいられはしなかった

                                                                                                                                                                                                                 
『好き』が鳴れば

終わりの位置が決められ

そこに向けてのカウントダウン

                                                                                                                                                                                                                 
終わりまでの時間は

君しか知らなくて

                                                     
残された時間で

                                                     
君の未知に触れて

                                                     
君の一番の不足を

                                                     
埋められるだろうか?

                                                     
いや、

埋めたとて、、

                                                     
そんなことを

考えながら

最後の最後まで

想いいっぱいに走った

                                                                                                                                                                                                                 

大切な『夏の片想い』

                                                                                                                                                                                                                 

君から届いたメッセージに

元気であることを

短く軽やかに返した

                                                     

胸の奥に住む

『古い恋』の物語が肯定されて

微笑みながら眠ってくれるような

『新しい恋』の物語に向かって

                                                                                                                                                                                                                 
僕は今歩いてるよ

                                                                                                                                                                                                                 
心をたくさん揺らしてくれた君に

                                                     

                                                                                                                                                                                                                 

最後のメッセージ

                                                                                                                                                                                                                 
『ありがとう』を込めた『サヨナラ』を

光に乗せて

                                                                                                                                                                                                                 
届けるよ

                                                                                                                                                                                                                 
苦しかったけど楽しかった

                                                                                                                                                                                                                 
だから、

                                                                                                                                                                                                                 
『ありがとう』で

                                                                                                                                                                                                                 
おしまい

                                                                                                                                                                                                                 

                                                                                                                                                                                                                 

                                                     

                                                     

はじめまして、 胸の奥の言葉にしがたい動きを 僕なりに解明し それを形にして伝えることで 生きる上で日々上下する感情の動きを 良い受け取り方使い方が 出来るような表現を日々追及して 渡していきたいです 未熟なエゴイストですがよろしくお願いします (。-人-。)