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  • 惚れ惚れしちゃう服

    惚れ惚れしちゃうくらい素敵な服がある。

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40時間を乗りこなせ 超長距離フライト体験記 手荷物編

日本からモーリシャスまで行くのに、ドバイやシンガポール経由ではなく、ヨーロッパ経由便を使いました。片道で1万キロ級のフライトを2本乗ったので、往復で地球を1周する距離を飛んだことになります。 途中パリで遊んだこともあってか、意外と苦ではありませんでした。備忘録がてらここに記録します。 旅程18:45 大阪(KIX)発 ー 05:20 アムステルダム(AMS)着 ※仁川(ICN)でのストップオーバーあり 08:00 アムステルダム(AMS)発 ー 09:25 パリ(CDG)

    • 2023-01-22

       母に誘われて、京都大丸に黒川雅子の日本画を観に行った。舞妓や花魁などの美人画が中心だったが、果物や石などの静物画もあった。石の絵がなにげにすごくて、斑晶の質感や光沢がリアルで、ただの石の絵なのに目を引く存在感があった。金が有り余っていたら購入するところだった。危ない。  岩絵の具だからか金箔・プラチナ箔を使っているからか、所々きらきらしていた。質感といえば、美人画の着物の表現もすごくて、染めの所と刺繍や織りで凹凸がある所とを描き分けていて、人物よりも見応えがあった。  

      • 2023-01-21

         昨日の手術の経過をみるために皮膚科へ行った。焼き切ってからの傷を初めて見たが、予想以上に大きい穴が開いていた。こんなに肉がなくなっているのに全然痛まないのが不思議に思えた。足の指に存在するにはあまりにも黒くて深い穴。グロテスクだけど、ずっと見ていたいような、想像するだけで痛いのに、ぐっと広げてみたくなるような。ぞくぞくと背筋が電流が走る感覚が気持ちいいようにも思える。不快と快感は隣り合わせなのかもしれない。  帰りに輸入食品店に寄ったら、洋なしのシードルが10%割引だった

        • 2023-01-20

           10時前に起きて皮膚科に行った。1年半ほど前から左足の親指の爪の周りが膿んだり炎症を起こしていて、痛くなったり治りかけたりしてたんだけど、いよいよちゃんと治さないとなと思って、2ヶ月前から皮膚科に通っている。電話で予約を取るって作業が本当に苦手で、近所で唯一ネットで予約できるからという理由でこのクリニックを選んだ。初診の時には、院長が筋肉ムキムキなことに驚いて、太い腕でうごめく腕橈骨筋や上腕二頭筋を凝視してしまったが、2ヶ月間毎週通うと慣れるものだ。  抗生物質と塗り薬で

        40時間を乗りこなせ 超長距離フライト体験記 手荷物編

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        • 惚れ惚れしちゃう服
          2本

        記事

          2023-01-19

           深夜遅くまで小説を読んでいたせいか、昼前まで寝てしまった。ここ1ヶ月ぐらいは生活リズムが狂って、全然午前中に活動できない。午後から大学に行って論文の輪読会に参加し、それが終わったらさっさと帰宅した。  夜中に読んでいたのは、パク・サンヨンの『大都会の愛し方』(オ・ヨンア訳, 亜紀書房)。表題作を含む連作小説だが、全ての主人公が同じ人のようにも思えるし、別々の作品のようにも思える不思議な感じだった。  その中の『ジェヒ』は、ゲイの主人公とヘテロの女性との友情を描いた物語だ

          2023-01-18

           Zepp Osaka BaysideにRina Sawayamaのライブを観に行った。  大きい箱でのライブは久しぶりだった。2019年のHONNEのアルバムリリースツアーが最後かも。それも梅田のバナナホールだったと思うから、こんな大規模なライブはBIG CATでのcero以来?つまり5年くらい経ってる?やば。  久しぶりすぎて身の振り方が全然わからなかった。開場前から並ぶべきか。ドリンクはどのタイミングで交換して何を飲むのか。物販でクレカは使えるか。荷物はロッカーに預

          2023-01-17

           卒業論文の締切りが間近なので、B4がみんな研究室に来ていた。コアタイムなど研究室に来なきゃいけない制度もないゼミなので、普段は院生ぐらいしかいないし、自分ひとりの時も多い。人でいっぱいになるのはこの時期くらいである。  いつもより一人当たりの床面積が小さいゼミ室ではなく、誰もいない実験室で作業した。飲食のためにいちいち外に出なくてはならないのは不便だがしかたない。コロナ禍以降人口密度が高い空間が苦手になった。コロナとかインフルとかをうつされるのも普通に嫌だし。  今日な

          2023-01-16

           家を出る時に玄関扉を閉めようとしたら突風が吹いて、風に押された扉の縁が前腕に当たった。古い住宅にありがちな金属の扉なので痛かった。中学の時、体育の時間で転けた拍子に地面についた腕がしばらく痛んだことがある。整形外科に行ってレントゲンを撮ったら、前腕の骨が曲がっていた。このように軟弱な前腕骨なので、また曲がっていたらどうしよう。  予想以上に風が強く、干した洗濯物は大丈夫かなともう一度家に入ってベランダに出たが、大丈夫そうだったのでそのまま出発した。  今住んでいるところ

          2023-01-15

           友達の家に行ってスーパーのお総菜を食べつつおしゃべりをした。  さっさと話して身軽になりたいからと、早々に今の恋愛関係について打ち明けられた。私が彼の家におじゃまする時は、なぜか彼の恋愛に一区切りがつくタイミングである。前回は別れた次の日だったし、今回はデートを重ねていた相手から返事がなくなって、これ以上の関係をあきらめた時分だった。  毎回急に私が遊びに行きたいと言って訪問するので、ほんとに偶然である。家に行くたび、彼の愚痴を聞き、一緒に怒って、思いつく限りの言葉を投

          ファッション イン ジャパン 感想殴り書き

          混雑回避のために月曜朝一凸したらむしろ空いてるくらいだった。並ばないし、自分のペースで見れた。 とにかくボリュームがすごい。最後の映像作品を除いても全部見るのに3時間かかった。時間がない人は図録を買って予習しておくといいかもしれない。 服だけでなく、雑誌や写真、ポスター、映像などのメディアの展示が豊富。見られる、描かれる、記されるファッションを意識しているように感じた。特に雑誌が充実してるので、バルトの「モードの体系」よろしくファッションの「言葉」に着目して鑑賞するのも楽

          ファッション イン ジャパン 感想殴り書き

          9月の正解

          先日25歳の誕生日を迎え、今月は生まれてから26回目の9月となった。生まれ月である9月には多少の愛着はあるものの、すっきりしない感情を抱えている。 最適な過ごし方がわからないのだ。 25回経験しているのに最適な過ごし方がわからない。 何を着るべきか。何が旬で美味しいのか。何をして過ごせばいいのか。 そういうものの正解を見つけられないまま、四半世紀が経った。 未だに、9月の正解を知らない。 9月はなんとなく過ごされがちだ。カレンダーにも主張の強い絵は使われない。キャラ

          惚れ惚れしちゃう服 #2 ワークシャツ

          ヒトの欲望は複雑だ。たとえば、他人と同じでありたい欲と、他人とは違っていたい欲。2つの相反する欲望が一個人の中に同時に存在することがある。ファッション、もとい流行は、これらの欲望の緊張関係によって生じるという説もある。 服が好きと自称する人は、どちらかというと後者の方が強いのではないだろうか。僕もそのタイプの人間で、他人と違うスタイルをすることにアイデンティティを求めている節がある。 「こんな服どこで手にいれるの?」 出会う人にこう質問をされるのも珍しくない。クリーニング

          惚れ惚れしちゃう服 #2 ワークシャツ

          惚れ惚れしちゃう服 #1 セーター

          糸で構成される布は、織り方や編み方の基本的な組織というものがある。たとえば織物の場合には、平織、斜文織、朱子織の三原組織があり、最も広く使用されている。たいていの布はこの基本組織だったり、それに変化を加えたものだったりする。よこ編の基本組織は平編、リブ編およびパール編である。 このセーターは編み地の基本中の基本である平編で構成されている。丸編機でざーっと編んだ筒状の生地を身ごろにそのまま使って、同じ丸編地を袖の形に裁断して縫い付けてある。袖口や裾にはこれまた基本組織のリブ編

          惚れ惚れしちゃう服 #1 セーター