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たからもの

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#現代短歌

【短歌】葬列へさえも日差しは降りそそぎあなたの薄いまぶたをなぞる

【短歌】葬列へさえも日差しは降りそそぎあなたの薄いまぶたをなぞる

葬列へさえも日差しは降りそそぎあなたの薄いまぶたをなぞる

お変わりはございませんか本日はお日柄もよくとりあえず死ね

がら空きのエレベーターが昇ってくたかが生活たかが人生

まどろみのさなかに死ねる破れかけの卵の中で腐っていれば

ぼくの手が消えたいきみの手を救うその手できょうは羽虫を潰す

「愛」の語を作った人は誰ですかあなたのせいでずっと苦しい

母親の通勤路沿いに新しいパン屋ができたらしい

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言葉を使う、ということ

言葉を使う、ということ

わたしには神様がいた。泥沼の底にも届いた、曲があった。ひかりだった。蜘蛛の糸だった。当時のわたしは、自分の人生が残酷だと知ったばかりだった。だから、自殺という解答を投げつけるつもりだった。でも、そんな時にたまたま聴いた曲に、わたしは救われました。「誰かが生きてく一秒ずつ言葉にできたならば」「僕らは生きてく気がするのさ、言葉をばら撒くように」。生きていける、気がした。言葉を、わたしは信仰することにし

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