夢、叶えよう。【第九夜】
あのときの自分の誇れるように。
話が戻りますが、大学受験に失敗しています。現役でも受からず、一浪しても受からず。自分の行きたかった大学には入れませんでした。
しかも入った大学が、夜間の大学です。
関東の大学には受かったのですが、「通え」命令が……いやいや、一人暮らししたいでしょ。ということで、物理的に一人暮らしせざるを得ない土地(=関西)を選びました。
何れにせよ、第一志望ではない大学に入学したということで、(就職は絶対に自分の思い通りの場所に!)という思いは強かったかと思います。
……とは言え。
↑このような状態でしたので、意地でも「ライターになるんや!」という思いは強かった。
アルバイトで生計を立て、自分が考えたアイデアを実行してきましたが、やはり萎えることが多々ありました。
本当に夢が叶うのだろうか……と。
ただ、常に自分の心の片隅にいたのが「19歳、20歳の自分」でした。
19歳は浪人一年目。実家から2時間かけて予備校に通っていました。テキストを手垢で真っ黒にしながら、電車の中、予備校の自習室で一生懸命勉強していました。
20歳は自宅浪人。一切、家族以外と会わない生活。20歳という華やかな時期に受験勉強の明け暮れていました。
ただ一つ。「自分の将来を明るくしたい」という思いを信じて勉強していたわけです。
そんな自分が、妥協して仕事をしていては、“あの頃の自分”に申し訳が立たないと思っていました。
「なーんだ、こんな人生送っているなら、手を抜けばよかった」とあのときの自分に思われたくない。
そんなことを考えていると、「もっともっとやらなきゃいけないな」と自らに発破をかけていました。
とは言え、夏が過ぎ、秋になり……まだまだ結果が見えない状況に萎えつつある自分もいました(続く)
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