6歳の息子にレゴの大人買いをさせたら、どんな人生になったか？

「馬鹿な親だな」ってお思いでしょうが、誤解しないでください。キチンと親子で話し合った末に15個のレゴを買ったわけで、決して目立つためではなく、ましてや息子をからかったり、実験道具にしたかったわけではありませんので、どうか、その経緯を話すチャンスをください。

①幼稚園に20万円払いたくなかった。
②浮いたお金で楽しもうと息子と一緒に考えた。
③レゴの効用


①幼稚園に20万円払いたくなかった。

12月3日に引っ越しをして、4月には小学校に入るというタイミング。
1～3月の間、新しい幼稚園に入れようと思ったのですが、
「入園金は半額で結構です」って言われ、
20万が10万円になるけれど、
結局は制服だの諸々で20万円は掛かるってお話でした。

勿体ない

3か月足らずで20万円は勿体ないですよね？

皆さんだったらどうしますか？
幼稚園はキッチリ最後まで行かなくてはダメですか？

そもそも、新居の回りは幼稚園が沢山ある地域で、それぞれに皆さんこれだと思う幼稚園に通わせているそうで、
これから通う予定の小学校で一緒になる人たちが沢山いそうな幼稚園というのも特に無さそう。
今、入園しても、新しい幼稚園でドキドキして3か月過ごした後に、
また新しい小学校でドキドキするのは、気の毒かな？

幼稚園には年少からずっと、3年位通ったのだし、少しの間親子で楽しむ時間にしても良いかしら？
と考えました。

私「20万円は大金よね～」
息子「そうなの？」

私「そうよ、いろんな使い方ができるわ」
息子「行かなくてもいいの？」

行かなくてもいいの？って
心の中は不安で、行きたくないんだよね～
20万円払って、毎朝ごねられる生活が
目に浮かんじゃいました。

「幼稚園行かずに他に使おうか？」
そんなことを夫と息子と話し合いました。

考えた末に小学校に入るまで、少しのんびりしようということに決めました。

②浮いたお金で楽しもうと息子と一緒に考えた。
さて、小学校に入るまでに何をしましょうか？
「浮くには浮くし進むには進むけれど、手と足が交互に動く不思議な平泳ぎよりも、もっと格好良いフォームで泳ぎたくない？」
「良いね」ってわけで、
先ずはスイミングスクールに通いだしました。
でも、周りは知らない人ばかり、不安だよね～
水中ジャンプを頑張る息子でしたが、終わるとほっとした顔です。
長男って何でも初めてのことでドキドキで大変なのよね。
私も長女だったから、吞気な弟が羨ましかったことを思い出しました。

公文の体験にも行ってみました。
「この点からこっちの点まで線を引いてみようね～」
「次はこれね」
「次はこれね」
「次はこれね」
と延々線を引かされた帰り道。

「僕は、ここには絶対に通わない！」
そうだよね。
楽しくなかったよね？

6歳の子供が、どんな気持ちなんでしょう？
小学校、怖いと思っているのかな？
世界は広いって思っているのかな？

もうすぐ小学校に通う事になる息子が、少しでも気楽に通えるようにしてあげる方法は無いかしら？

そんな時に届いたレゴのハガキ。
今年も、年に1度のレゴブロックの大バーゲンの日がやってきます。

私「今年は、いっぱい買っちゃおうか？」
息子「いいの？」
私「20万の使い道は、これだね。もうさあ、大人買いしちゃおう」
息子「いくつ買っていいの？」
息子の目がキラキラと輝いています。

私「持てるだけだよ」
息子「僕いっぱい持てるんだよ」
私「リュクもしょって行こうね」
息子「そうだね」
息子が久しぶりに心から張り切っています。


③レゴの効用
バーゲン当日は楽しかった～
大人だって楽しいもんです大人買い。
息子はとにかく大きいのを掴みますね。
「そんなに持てるの？」
「僕は意外と力持ちなんだよ」
「そう？」
「やる時はやる男なんだよ」とか何とか言ったかは、
ハッキリは覚えておりませんが。

とにかく、買いに買って15個で￥35000の出費でした。
何とかかんとか、2人で抱えて帰りました。
駅まで車で迎えに来た夫の目が点になっていました。
「そんなに買ったのか？」

家に帰って、「そうだ、記念写真を撮ろう！」となり、
全部積み上げてパチリ。
それが、最初に張った写真です。
私の力では横になってしまいましたが、
どうですか？
このご機嫌な顔。

子供の喜ぶ顔のためなら親は何でもしますよね。

息子「どれからやろうかな？」
私「大きいのからやるの？」
息子「これはまだ、勿体ないな」
私「小さいのだったら、1日に3つくらいできちゃうんじゃない？」
息子「これだったら楽勝だね」
私「そしたら、15個あっても1か月くらいでできちゃうのかな？」
息子「そうだね」

私「そうだ、良いこと考えた。
　　毎月1個にすれば？そうすれば1年楽しめるよ～」
息子「良いねえ！」

え？
「良いねえ」なの？
内心ビックリです。
本当は3か月を楽しむためのお金なんだから今を楽しんでいいのに。
ちょっと、ふざけて、1年でって言ってみただけなのに。

息子「今日はこれにしよう」と
1つ選び出し、
息子、残りをせっせと押し入れにしまい込みました。

え？
本当に？
偉い。
凄く成長している。

その後、毎月1日になると嬉しそうに
「今日はこれ」と出してきて、
「頭が痛い」というほど集中して楽しみました。

これまで、どんな時もキチンと話し合ってきて良かった。
命令せずに、一緒に考えてきて良かった。

マシュマロテストはご存じですか？
1つのマシュマロを皿に乗せて、
「ちょっと待っていてね」と部屋を出る。
その前に「食べないで待っていてくれたら、もう1つあげるよ」と
声をかけて出る。
待てた子は2つゲットできるんです。
そのテストで、待てた子供が大人になってから年収が高いらしいです。
あれを受けたら、待てるかも？
未来は明るいかも？

とにかく言えることは、
「6歳の子供にレゴを大人買いしても大丈夫だった」ということです。
そこまでの積み重ねの毎日が重要なわけで
大人買いを1度したから人生がどうなるとか,たいそうな事では無いということを子供が教えてくれました。

レゴの大人買いは絶対に正解でした。
何より嬉しいのは「うちのお母さんは最高だ」と思ってくれたようです。
ウシシです。
レゴのお陰で、私の株は上がりました。

そして、息子が大切なレゴでゆっくり遊ぼうと考えられる程に成長しているのがわかった。
買ってよかった。

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2021/5/24にnoteを始めました。
最初の記事は
NO.1　可愛いねと絶対に褒めてはいけない深い理由

この記事は2本目です。
NO.2
6歳の息子にレゴの大人買いをさせたら、どんな人生になったか？

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