「近視抑制治療」の本を執筆しました!
さて、noteでは近視抑制治療のシリーズを2回を書き終えましたが、実は今年2021年5月に、『クリニックではじめる 学童の近視抑制治療:最新エビデンスとエキスパートから学ぶ実用メソッド』という、本を執筆させていただきましたので、少しご紹介させていただければと思います。
今、これまでと比にならないくらい、眼科が連日予約でいっぱいの状況が続いています。ぶっ通しで診察しても、時間内に終わることが難しい毎日です。
これは皆さんお察しの通り、コロナ禍において、学童期のお子さんの学校や塾のオンライン授業、また、外出の機会が激減することで家の中でゲームをする時間が増えるなど、眼の酷使によって子供たちの視力が悪化している、まさに「近視パンデミック」が起こっていることを痛感しています。
日本でも同様、眼科医の間で、学童期の子どもたちの「近視進行予防」に力を入れて行かなくてはならない、という課題意識が高まる中、日本の眼科医に向け、近視抑制に関する教科書を出版されることが決まりました。いかに急務の課題であるかお分かりいただけるでしょうか?
そんな中、「シンガポール発で、最新の近視抑制医療の実態についてまとめてほしい」という執筆のご依頼を、筑波大学 平岡孝浩先生、伊丹中央眼科 二宮さゆり先生、及び光文堂からいただきました。
この本は、複数の近視抑制のエキスパートたちが執筆陣として参画していて、最新のエビデンスをもとにした治療がまとめられています。
私は
●多焦点ソフトコンタクトレンズの種類 同心円型マイサイトの使用経験
●マイピオン点眼について
●シンガポールの診療現場の実情
について書かせていただきました。
どちらかというと専門職が強く、眼科医向けの本ではありますが、ある小学生のお母さんに、診察時に少し目を通していただいたところ、「近視の子どもを持つ親であれば非常に興味深い。先生の話を一層理解しやすくなり、自分も知識をもって子どもの治療に取り組んでいくために、買って読んでみたい」とお声をいただきました。
色々な近視に関する本が出版されています、また、眼科医によって、見立てや考え方が違うというのも現実かと思います。でも、お子さんの視力を守るための最初の先生は、お父さんとお母さんです。
ぜひ、お子さんの治療のお役に立てれば嬉しく思い、こちらのnoteで紹介させていただきました。(アマゾンでも購入は可能です。)
治療に関するダイジェストは、こちらからどうぞ↓↓↓
本日も読みに来てくださった読者様、ありがとうございます。
もしよろしければ、ログイン不要のスキ♡マークのタップや、フォローで応援していただけると励みになります!
次回は、近視進行抑制シリーズ最終回、「近視にならないために、何ができるのか?」。予防策を書きたいと思います。
●●●お知らせ●●●
『Dr.岡野の予防医学実践マニュアル』と称し、公式ラインで新着記事のお知らせをしています。下記リンクより是非ご登録をお待ちしております!
※本noteは私的なメディアであり、勤務先の病院とは一切関係はございません。紹介する商品も販売目的で掲載するものではないことを予めお含み置きください
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?