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【コラム】 つながるキッチンからのお便り❷

2020年とても遅い梅雨明け後、一気に夏本番ですがいかがお過ごしでしょうか。
つながるキッチン 中原麻衣子でございます。


2回目の今回は、
『免疫力Upのポイント』
『食卓での子どもとの向き合い方』
についてお話をしたいと思います。 

短い1学期が終わり、お子様たちも異例の夏休みですね。
わが家は、約3週間の夏休みとなりました。両家実家への帰省も今年は自粛。つまらない夏休みになっていますが、子供たちにとっては価値のある夏休みにしてあげたいなと色々プチ計画を考えているところです。

初稿で書かせて頂きました、わたくしが「食」の仕事を始めるきっかけになった“自身の子育て”の話と、皆さんが今特に気にされているであろう“免疫力”についてお読みいただけましたでしょうか。読んでいただけましたら嬉しいです。

急に暑くなり、マスク生活で熱中症の心配もありますね。
マスクをつけていると、マスク内湿度100%の状態。冷却マスクや、風通しの良いマスクも出ていますが、屋外で、相手と距離を取れるなら外すなど、臨機応変にマスクの装着についても判断できるよう子どもにも日ごろから声をかけるようにしましょう。
こどもたちは素直なので、「つけなさい」と言われたらずっとつけてしまったりして、気分が悪くなってしまうこともありますので。 


▶︎免疫力Upのポイント

『免疫力Upのポイント』について。
一般的に夏は気温も湿度もありますから、風邪菌の繁殖は少ないですが、とにかくこの高温多湿な状況ですと、「体力消耗」と「食欲減退」が心配な季節。
夏本番の今は、スタミナをつけたり、食欲が落ちないように気を付けてあげることが、免疫力Upにつながりますよ。

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夏に有効なスタミナ食材は、うなぎと豚肉!そして、身体を冷やしてくれる夏野菜です。
食欲減退な時に効果的なのは、香味野菜です!

まず、うなぎはもちろんシンプルにうな重にしていただくも良し!
たんぱく質も摂るために、うな玉丼にしたり、ひつまぶしにしてビタミンCも摂れるきゅうりやシソと一緒に召し上がれるのもおすすめです。

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豚肉は、脳への効果も有効なので育ちざかりの子どもたちには特におすすめしたい食材です。
豚の冷しゃぶや、生姜焼きなどをお作りになるとき、気を付けたいのが、チューブの生姜ではなく、生の生姜を使う事!すりおろしを作るひと手間はかかりますが、香りも栄養価も全然ちがいます。大量の保存料が入っているチューブは、大事な脳と身体が育つ成長期のこどもたちは避けてあげられるといいですね。

つながるキッチンでは、こどもの身体を知るところから始まり、育脳栄養学などをお届けしている『ウカル飯ゼミナール』というプログラムもあり、全国から中学受験を目指す親御さんがご参加くださっていますので、もっと食の安全について知りたい、脳や身体への影響について知りたい、という方はぜひチェックしてみてくださいね。


次に、食欲減退に効果的な食材は、しそ・しょうが・にんにく・みょうがなどの香味野菜。そして、身体を冷やしてくれるきゅうりやトマト『夏野菜』を取り入れましょう!茄子は美白効果がありますから、お母さま達にはお勧めしたい食材ですね。

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香味野菜は、子どもは苦手な場合が多いですが、から揚げににんにくや生姜のすりおろしを加えたり、お味噌汁にしょうがやみょうがを入れたり、炒め物にしそを加えてみたり。難しく考えなくて大丈夫。いつもの一品に少し加えてみてくださいね。


ここでわが家人気のレシピをひとつご紹介!

<材料>
ゆでたこ 1パック
にんにく 1かけ~2かけ
しそ 5枚
だし醤油 大1~2
<作り方>
1. にんにくは、薄くスライス。たこは一口大にカット。しそは、9等分にする。
2. 薄く菜種油を敷いて、にんにくを炒め、香りがたってきたら、たこを加えて30秒~1分ほど中火で炒め、弱火にしてだし醤油としそを一気に入れて、20秒和えるだけ!

こどもも大人も好きな味です。ビールにも合いますよ!
とっても簡単なので、是非作ってみてくださいね。

今の季節は免疫力Up=ばてさせない・疲れを溜めないため「食と睡眠」でサポートしましょう!


▶︎食卓でのこどもとの向き合い方

続いて、『食卓でのこどもとの向き合い方』についてお話したいと思います。

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皆さんのご家庭では、食事の時間をどのように過ごされていますか。
大人はお仕事の付き合いで「会食」をよくしますが、これ、なぜでしょうか。

「食卓を囲む」それは、人の心がリラックスしているから。
会議室で会うときとは違う顔を見せてくれるからですよね。

食にはリラックス効果があるのです。

テレビを見ながら、携帯やiPadを見ながら、というご家庭もあると思います。(我が家もテレビがついてる日もあります^^)
昔はテレビもなかったので、食卓は家族団欒の時間が当たり前でしたが、便利な時代になり、今は一人一台端末をもっているのが普通。

でもねでもね、同じものを食べるわけですから、
「今日のお味噌汁、うすくない?」
「このお茄子は、おばあちゃんが送ってくれたのよ。あとでお礼の電話しましょうね。」
「今日は、どうだった?」

などなど、家族の会話が膨らむ絶好の機会です。
うちには中学生の娘がいますが、やはりだんだん父親との距離が出てくるお年頃。コロナ前までは学校と部活が忙しすぎて、ご飯と睡眠のために家に帰ってくるような生活でした(笑)が、コロナのおかげで家族そろって食卓を囲み、父親とのコミュニケ―ションが食卓で増えたことにより、仲も良くなり、変わりました。

この記事を読んでくださってる皆様のお子さまは、まだ小さいと思いますが、食事の時間は大人も機器を手放して家族時間にする。これって、すごく大事な時間だと思いませんか。

そして、最後にマナーについても少し触れていきたいと思います。

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「ちゃんと箸を持ちなさい」「肘をつかない!」「お行儀が悪い!」などつい言ってしまう事ありませんか。
目の前で食べる大人の姿がまさに子の姿です。子は鏡とは本当に良く言ったものだなぁと思います。

マナーとは、だれのためにあるのでしょうか。。。
『マナーとは、一緒に食卓を囲む相手のためにあるのです。自分のためにあるものではありません。』
あなたと一緒に食事をする人が「あーなんだか〇〇ちゃんと食事すると気持ちがいい」そう感じてもらえる人になってほしい、そんな願いで注意しているんだよ、と、そこまで是非伝えてあげてください。

こうなってほしい、と願う姿を、お子さんの目の前で親が実行する。それが一番効果大ですよ。


次回第三回では、「こしょく」という事に触れていきたいと思います。今の時代は、食の『こしょく化』が社会問題になっていることをご存じでしょうか。

一昔前の「孤食」だけではないのです。

おなじ食卓にいるのに、ひとりひとり食べているものが違う(「フードコート式」)ご家庭も増えています。また、お子さまの好みに合わせてメニューが毎日同じ(「固食」)というお家もあります。
他にもいろいろな「こしょく」のお話をしていきますので、お楽しみに!

お子様の食でお悩みをお持ちの方はお気軽に『つながるキッチン』までどうぞ^^


profile

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台所文化伝承家/食育・受験フードアドバイザー
つながるキッチン 代表 
中原 麻衣子  Maiko Nakahara

「身体は食べたもので作られる」を信条に、2012年に食育・料理研究家として事業をスタート。2020年時点2000人以上の子供たちやその家族と食を通じて向き合ってきた。
小さな頃から本物の包丁など道具を使うこと、異年齢の子どもたちが一緒に料理すること、歳時記・旬など日本ならではの季節感を大事にすることなど、料理を教えるのにとどまらない「子供の成長に向き合う姿勢」が大きな支持を集める。

現在、光文社Mart Webでも連載中。 


【HP】 https://tsunagaru.kitchen/

【Instagram】 https://instagram.com/tsunagaru.kitchen


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動画編集 : 動画クリエーター 橋本さとこ


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