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セリエBを扱うコンテンツを始めて8ヶ月。色々な出来事と前身の数年間(4れ4れの〜舞台袖#5)

チャオ、4れ4れの〜舞台袖へ。
普段はセリエB(イタリア2部リーグ)についてのコンテンツをYouTubeで発信している4れ4れ(読み:ふぉれふぉれ)という者です。前回に引き続きコンテンツ制作の裏側の話となります。よろしくお願いします。
※めちゃくちゃ長編ですので時間がない方は"時間に迫られるスリルを楽しみながら"お読みください。最後までお付き合いいただければ幸いです。



はじめに…

今回は前述したYouTubeでセリエBのコンテンツを発信している"4れ4れの好きかってcàlcioさせて頂きます"にてセリエB/23-24シーズン(プレーオフ決勝まで)の1シーズン、コンテンツ発信をし終えたという事でこの"4れ4れの好きかってcàlcioさせて頂きます"の創設初年度である直近8ヶ月その前の創設に至るまでを振り返っていきたいと思います。本来はセリエBの情報発信を始めて1年経つ2024年10月25日辺りに動画でまとめようと思ってたんですが…色々な出来事があったのと、先ほども言ったとおり23-24シーズンが終わりタイミングが良いという事で書くに至りました。



1.初年度の挑戦者であり4年目の経験者

さてコンテンツ発信を始めて8ヶ月と言いましたが、YouTubeを始めて4年目となるのが自分4れ4れという人間となります。「ゑ?いきなり言ってる事が違うじゃねーか!」そう思う方もいるでしょう。落ち着いてください。ちゃんと説明いたします。

4れ4れという名前でYouTubeを初めたのが2019年10月24日。当時はセリエBを扱うコンテンツでは無く。喋りながらゲームで遊ぶ動画、いわゆるゲーム実況動画を投稿していました。今ではほとんど面影がありませんね笑
そんな当時から数行ではありますが喋りたい話題と、ゲームの中で行いたい事をノートに書き収録に臨んでいました。この時から脚本を最初に作り収録に臨むというスタイルが確立されていました。この辺のコンテンツ作成事情については以前noteにまとめたので興味のある方は是非読んでみてください。

前身とも言える活動を2019年10月24日に始めていたので現時点で4年目。そして、この間で学んだ編集技術やサムネイル・概要欄の作り方を携えた上で"4れ4れの好きかってcàlcioさせて頂きます"としては初年度の挑戦者となります。

ゲームっぽく言えば強くてニューゲームってやつですね!

…どうですか?ゲームやってた人間っぽい発言でしょ?



2.転機によりやってきた"天使"と"悪魔"

ゲームの動画を投稿して1年半が経つ頃、一つの転機が訪れます。
かなりリアルな話をしますが…それまでは動画を投稿してもコメントや評価は無く
再生数は1桁
そんな時期が続いてました。"何だかのコンテンツを作成し発信したいという漠然とした思い"からゲーム実況を始めているのでゲームやYouTubeに拘りも無く、そろそろ辞めて別のプラットホームで何か活動しようかと考えていた時期でした。

そんなある日。突然動画の再生数が伸び始めます。100、200、300…1000と。
それまで1桁が当たり前。多くて100に届かなかった数字がみるみる膨れ上がってくわけです。当時はバグか何かを疑いました。そんなキッカケとなった動画は数ヶ月前、知り合いに「モンスターストライクというゲームを始めたが分からない。教えて欲しい。」と言われてそれを説明するために作った初心者向け解説実況動画でした。
この動画が今までと決定的に違かった点が2つあり、1つは最初から最後まで喋ることを脚本に書き上げた事。これまでは脚本に書いたことを1割、アドリブで9割喋っていました。しかし伝えることを初めて意識し動画を制作に臨んだ際、アドリブであるとニュアンスが雑になり伝わりにくい。説明する順番がグチャグチャで分かりにくい。重要なことを言い忘れる。といった事に気づき、4れ4れ最初の脚本主体で作られたコンテンツとなりました。このノウハウは今でも活かされているので4れ4れのコンテンツ作成史においても重要な場面であったといえます。後述する出来事を悪魔とするならばこの出来事は自分にとって"天使"だったといえます。

2つ目が需要と供給について考えた事。要するにYouTubeのシステムに乗りやすいようなタイトル・サムネイル作りやハッシュタグの使用。そして流行りと競合他社がいない土俵であるかどうかの確認です。これにより数字(ここでいう数字は再生数やチャンネル登録者の事)を増やすという事を初めて意識し始めます

そしてこの数字を増やすという"悪魔"により数年間、苦しむ事となります



3.でも俺、流行に乗るようなタイプじゃなかったわ。

さてYouTubeを始めたキッカケが"何だかのコンテンツを作成し発信したいという漠然とした思い"の人間…つまり拘りや信念が無くクリエイターとは言えないコンテンツ製作者数字という結果が出てきた場合どうなるでしょうか?

答えは「その数字"だけ"を追い求めるつまらないマーケターになる」です。

-話は変わり、学生時代の頃。-
自分4れ4れは少し特殊な学校に通っていました。美術を勉強する学校です(詳細に話すと芋ずる式に色々プライバシーが公になってしまうので喋りませんが)。そんな事もありクリエイター気質な部分があり尚且つ拘りも強いです。以前YouTubeで投稿した自己紹介動画やカッラレーゼの動画の冒頭で喋っている雑談からその側面はうかがえると思います。…いや拘りが強いって人に数年間指摘され続けて最近気づいたのでその自覚はあまり無いんですけども。。。(この自己紹介動画を見て頂くとこの記事をより楽しめます)

そんな流行ガン無視・拘り強めで生きてきた人間が、流行などの慣れない事に歩幅をあわせると、ろくな事になりません。言葉を選ばないのであれば、流行しているコンテンツなどの、数字を多く獲得する事を主に置いたコンテンツは、拘りを削りに削り文字通り誰にでも理解できる分かりやすさで好き嫌いが生まれない内容作りが基本となります。もちろん例外もあると思いますし、これを聞いて不快になる方もいるかもしれません。しかし万人受けというのはそういうだと考えています。そして拘りがある人間が自分のセンスに合わない流行を追う楽しさを理解する事は無く、それに沿って活動していた為、楽しいものではなく苦しいものとなっていきました。

恐らくこれを読んでいただいてる半分はカルチョ(イタリアサッカー)が好きな方・興味関心がある方だと思います。そんなカルチョファンの方は思いあたる節があるでしょう。「(プレミアリーグや他の各国リーグと比べると)カルチョ・セリエAって流行ってねぇな」と…そして同時に思うはずです「それでも良いや。だって面白いから」と。今頷いてるそこの貴方!そういう考え方ができる人生だと楽しいという事は重々承知でしょう。コンテンツの発見も同じで、自分が楽しい・面白いと思ったコンテンツを見つけた時、そこに「数字が大きいから面白い」とか「流行ってるから面白い」なんて理由はないはずです。なぜこのコンテンツが面白いかを自分の言葉・感想で伝える事ができると思います。その感覚は永遠に大事にしてくださいね。

逆に数字だけを追っていた当時は関わっている・作っているコンテンツに対して自分の言葉で何が面白いかを伝えれなかったのです。その結果、数字という結果が出ても手応えも楽しくもなく苦しむ事となりました。



4.漠然からの"脱却"親和性バッチリの"脚本"

当時、どんなに間隔が空いても投稿を2週に1回はしていた自分でしたが「マジむりぃ〜辞めっしょ〜」ぐらいのノリで自分の活動における動画の作成と投稿、そして数字を獲得するための流行調査・マーケティングを完全に辞めます。期間で言えば2、3ヶ月です。
さて…その間何をしてたかというと脚本を書くことに専念していました。それも演者が自分ではなく他の演者の脚本を書いていました。今更ですが自分の中での脚本というものはセリフを書き起こした台本はなく演出やその他諸々のどうプロデュースするか?という全ての下地。そういう概念で使っています。

この辞める前までゲーム実況者として活動してた縁もあり、知り合いのVtueberの方の裏方としてコンテンツ制作・管理・維持を手伝わせて頂く事になりました。そこではノルマがあったりタスクが振り分けられたりと、今までとは全く別の環境で脚本を作る事ができました。ここで学んだ事は多くありますが、最も大きかったのは絶対的な信念と拘りを持つ事でした。それが大きな原動力となり結果を出しているのだなと間近で見て勉強させてもらいました。

そんな数ヶ月経った頃、もう手伝わなくても大丈夫そうだなと判断した事、そして拘り…すなわち何をしたいか。を見つけた自分は活動を再開します。そして、これこそが今の"4れ4れの好きかってcàlcioさせて頂きます"に繋がる喋りをメインとしたコンテンツ、ラジオ・ポッドキャスト-Podcast-でした
「動画じゃないのかよ!?」そんなツッコミが聞こえてきそうですが、今までの人生を振り返るとテスト勉強中は深夜のラジオ。夏は甲子園のラジオ放送を聞き、サッカーで言えば選手の対談動画を好んで視聴していたり…そんな中でも芸人さんのラジオはかなり好んで聞いてたりと喋りを主軸としたコンテンツを視聴者としてかなり楽しんでいました。そんな事もあり振り返ってみれば、音声コンテンツに辿り着くのは必然であるなという感じがします。そして音声コンテンツは脚本作りと親和性が高い事もあり、早速コンテンツ作成へ取りかかることにしました。



5.音声コンテンツに向けて"ひっそり"準備と修行をした100日間

とは言ったものの…どうやってゲームを扱うコンテンツから音声コンテンツにフェードインしていくのか?そして新たに音声コンテンツを始める以上、慣れる時間が欲しいって事で考えたのが1,2分ぐらいの動画尺でゲームをしながら雑談がメインの動画を100日間毎日投稿しようという企画でした。

この企画の狙いが何個かありますので説明していきます。

【①音声コンテンツへ切り替わる自然な流れの作成】
一番やりたいのは音声コンテンツ。とはいえゲームを扱うコンテンツからいきなり方向性を変えるのは既存の視聴者に対してあまりにも無礼である事。また少しでも引き続き楽しんでもらえれるように…という事で雑談50%ゲーム50%というコンテンツを作成しました。そしてこのコンテンツを前進とし雑談100%のコンテンツにフェードインすれば多少の予兆はあるし4れ4れというコンテンツ史においても自然な流れになるな。という事で雑談50%ゲーム50%に落ち着きました。

【②自分の中で100日間毎日投稿した実績を作りたい】
4.漠然からの"脱却"親和性バッチリの"脚本"」でも書いた裏方の手伝いをしてた際、学んだ一つに期限があるとコンテンツを作成に短時間で集中して取り組むので必然的にクオリティが上がるという事がありました。そんな事から期限を設けたいと思うと同時に、決まった日に投稿する癖を作りたい。自分の中で毎日投稿したという実績を作る為、100日間毎日動画の投稿をしました

【③アイデアを考える修行】
約2分尺の動画とはいえ毎日喋る話題・ネタを考えるのは相当大変でした。当然この企画を始める前からこの大変さは理解していました。しかし、そのような厳しい環境に身をおけば嫌でもアイデアを短期間で考えれる脳になる!そして考える中に何か今後につながるアイデアが浮かぶのではないか?そんな考えがありこの企画を実行するに至りました。

…お気づきでしょうか?未だセリエBの「セ」の文字すら出てこないことに。
しかしこの100日間の毎日投稿をしている中である日突然そいつが現れることになります。自分の人生における"カルチョ"に関するターニングポイントにはいつもそいつがいました



6.ターニングポイントでいつも現れる"ACミラン"

-ACミランは1899年に設立されたUEFAチャンピオンズリーグ(旧UEFAチャンピオンズカップを含む)7回獲っているイタリア・ロンバルディア州ミラノを本拠地とするプロサッカークラブである。 Wikipediaより-

そんな投稿を始めてから11日目、話題を考える中でふと降りてきたのが"ACミラン"でした。これが降りてきた段階でカルチョに熱心だった自分はカルチョ・イタリアサッカーに特化したコンテンツを始めようという構想が出来上がりましたイタリアサッカーを熱心に追うキッカケとなったのがACミランという話は自己紹介動画でも喋ったのですが、ここに来てカルチョのコンテンツ発信をしようと思ったキッカケにまたACミランが現れるなんて思いもしませんでした(改めて見返すと声に覇気がありませんね笑…腹から声出せ自分…!)。



7.セリエBはブルーオーシャン?いや、水草が生茂った溜池ですよ。

とは言え、100日投稿の途中である事。シーズン途中から始めるのってどうなの?という理由からすぐにはカルチョのコンテンツは始めませんでした。その後当初の予定通り100日投稿を終えたタイミングでゲーム要素をフェードアウトし雑談100%のコンテンツとして舵を切る事になります

時は流れてセリエA23-24シーズンが始まった頃、いつもの習慣でセリエBの結果だけ確認していましたこの日までは…

何気なくその日は結果だけではなく当時セリエBだった"コモ"のスタメンを確認する事になります。その中にかつて自分のアイドルであったパトリッククトローネの文字がありセリエBを追う事になるのですが…この話は自己紹介動画をご視聴ください(事前に見て頂いてた方には度々の紹介で申し訳ございません)。

さて、そんな事もありセリエBにハマり。そして調べる事になるのですが…日本語での情報が皆無に等しく毎週・毎月といった短いスパンで定期的にセリエBのコンテンツを発信している日本後のコンテンツはありませんでした。なのでセリエBを追う者として情報を手に入れる事はかなり苦労しました。ここで、数ヶ月前に思いついたカルチョ・イタリアサッカーに特化したコンテンツを始めようという構想セリエBが合わさります。まさに"4れ4れの好きかってcàlcioさせて頂きます"が誕生した瞬間と言えるでしょう。

今更ですがセリエBとはイタリアサッカー2部リーグの事です。JリーグにおけるJ2にあたるカテゴリーなのですが、イタリア1部リーグ(セリエA)と比べてメディアへの露出が少ないです。これは予算の関係など色々な要因がありますが2部リーグに関して言えばどんな国であろうと1部リーグより出回る情報量は少ないです。そして他国の2部リーグとなればもっと少なくなります。前述した日本語での情報が少ない事は必然的であり、それを苦労して集めて更に発信するとなればもっと少なくなるのは納得です。ただセリエBの面白さに取り憑かれた以上、やることは決まっていました。日本でセリエBの情報をコンテンツとして発信する人間がいないなら自分でやってしまえば良い!2部リーグであるセリエBを知ればセリエAはもっと楽しめる!降格したクラブの情報が流れなくて悲しんでいるファンのためにも…!そんな様々な信念を乗せ自分が面白いと思ったセリエBを自分の言葉で好き勝手喋るコンテンツ"4れ4れの好きかってcàlcioさせて頂きます"が2023年10月25日にスタートしました。

これを始める後押しになったコンテンツの1つがカルチョ2020(CALCiO2020)というサッカーキングさんのYouTubeチャンネルにて配信されているセリエA専門番組です。(カルチョに触れている方々は周知の番組かと思いますが…)簡単に説明すると、イタリアサッカーが大好きな愉快で面白いお二方(伊東さん・細江さん)が楽しそうに喋っている番組です。※解説者としても出演されている方々でもちろんサッカー・カルチョ業界でも凄い実績を持った方々です。
そんな日本のイタリアサッカーにおいて偉大な存在の番組ながら、堅苦しくなく楽しそうにカルチョを語る姿を見て自分も楽しく喋っていいのか!なんて勝手に勇気を貰い"4れ4れの好きかってcàlcioさせて頂きます"をスタートするキッカケの一つになっています。この時は勝手に感謝していました。

まさか後にあんな事が起こるとは知らずに…

さて話は変わりますが、皆さんはブルーオーシャン戦略という言葉を知っていますでしょうか?(以下Wikipediaより引用)"ブルー・オーシャン戦略によると、血で血を洗うような競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海)」とし、その激戦区でビジネスをすることは不毛であると前提づけている。そして、そこから可能な限り脱却して、策源地となりうる競争のない理想的な未開拓市場である「ブルー・オーシャン(青い海)」を切り開くべきだと説いている。"
これの理論に当てはめるなら、日本におけるセリエBというコンテンツはブルーオーシャンに該当するという事になります。…本当に?
確かに自分の他に(日本で)毎週の頻度でセリエBのコンテンツ発信している人間がいないという事で未開拓市場と言えるでしょう。しかし実際このセリエBというコンテンツに飛び込んだ当初の感想として”まず日本語の情報がない”、"記事も選手やクラブの名前も全て翻訳にかけないといけない"それらに加えて"そもそも情報にたどり着けない"。もし水辺で例えるとしたら水草が生茂った溜池。情報やブームと言った流れもないので淀んだ溜池。自分で動かなければなにも起こらない。そして溜池を決壊させ情報を流そう・動かそうとしているのが4れ4れという人間となります。そんな人間を今後も応援して頂ければと思います。

…これ伝わってる?大丈夫?


8.クリエイター人生を変えたM-1グランプリ2023決勝2本目「見せ算」

10月から"4れ4れの好きかってcàlcioさせて頂きます"を初めて約2ヶ月。セリエBのコンテンツ発信する事自体は楽しく徐々に視聴者も増えていきました。コアなセリエBという題材ながら、しっかり動画を視聴してくれる方がいたのは嬉しかったです。
「しっかり動画を視聴しているのがなぜわかるの?」という声が聞こえてきたので少し説明させていただきます。実はYouTubeは再生回数しか見えませんが、動画を投稿した側には投稿された動画の平均再生時間総再生時間、見た人の地域などがデータとして表示されます。仮に10回再生の動画と100回再生の動画があったとします。一見100回再生の方が多く見られていそうですが10回再生の動画の方が総再生時間が多いなんて事もあったりします。そういうデータからセリエBのコンテンツは表向きの数字こそ少なかったもののしっかりと見られていた事が分かっていました。

さて拘りと信念を持ってセリエBのコンテンツを発信していたこの2ヶ月でしたが、この方向性が正しいと確信に変えてくれるキッカケとなるM-1グランプリ2023年を視聴します(この大会はその年の日本一面白い漫才師を決める大会となります)。さてそんな大会の中でクリエイター人生を変える漫才と出会います。それがさや香さんの決勝2本目の「見せ算」という漫才でした(SNSでも話題になったので、もしかしたら知ってる方もいらっしゃるかも知れませんが)。当時これを見て自分は衝撃を受けました。腹を抱えて笑うという面白さでは無いのですが、こういう視点からの面白さの漫才もあるんだなと感心しました。しかし世間一般的にはどうやら不評だったみたいです。まあセリエBなんて扱ってる人間が今更、世間だのなんだの反応は気にしてないのですが…笑
このM-1グランプリ2023年の翌日、大会に出場した漫才師に密着した番組が放送されました。その番組で見せ算がどのような経緯で作られて、何故見せ算を披露したか…という事が語られました。その中で語られていたのが「このM-1の決勝で見せ算という漫才を披露するために1年間準備してきた」というものでした。結果はさておき…さや香(の新山)さんが見せ算を決勝で披露するという確固たる信念を持ち、それに拘って長期間準備をする姿にクリエイター・コンテンツ発信者としてカッコいいなと痛感しました。そしてこれにより自分の中で「拘り・信念を持ちコンテンツを作るという方向性が正しい事である」確信に変わります

ちなみに決勝で一番笑ったのは令和ロマンでした。



9.改めて"4れ4れの好きかってcàlcioさせて頂きます"誕生

1月某日、ある事で悩んでいました。それはアイコン、またの名をプロフィール画像です。一番最初に述べた通り元々はゲームに関するコンテンツを扱っていてその中で、当時遊んでいた"ぼくのなつやすみ"というゲームをモチーフに、リスナーの方が描いたイラストを使わせて頂いていました。

免許証の写真と入れ替えてもバレないぐらいには現物に忠実


改めて見ても可愛らしくアイコンとして100点なのですが…カルチョのコンテンツとして舵を切った今、カルチョ(サッカー)感が無いかなぁと思った事。そして時代的にVtuberやキャラクターなど全く違うコンテンツと間違われると危惧。そんな訳でアイコンを考える事となりました。そして例の如くノートにデザイン案を書き出し…そしてPCをちょちょいと使って完成!!ここで今のエンブレム(アイコン)と名前になりました!!!

よく見ると「すきかっt(sukikatt)」だがその適当さも"らしさ"なので受け継いでいこうと思う


ちなみにこの時期に投稿した動画の冒頭で現エンブレム(2024.6月現在)に変更した事について触れています。



10.「カルチョ2020から来ました」

"見せ算"というバイブルを見つけてから2ヶ月後の事。この2ヶ月間は毎週(毎節)セリエBのコンテンツを発信していたのですが、私情により3月頃から4月11日の投稿まで2週に1回の投稿となっていました。物理的にコンテンツ制作ができない時期だったとはいえ毎週コンテンツ発信できない事が申し訳ないのと同時に、発信する事が楽しみでもあったので(発信できない事に)怒りも悲しみも感じていました。そしてコンスタントに発信できる事のありがたさをこの時思う事になりました。そんな事もあり、この期間明け1本目の動画(【セリエB 第31&32節🇮🇹】激動の上位争いに参戦のブレシア、厳しい現実が見えて来た自動降格圏のレッコ serieB【23-24】)では改めて気を引き締めて再スタートするぞ!という意気込みで毎週(毎節)投稿を再開しました(確か冒頭でも詳細に話してないにしろ意気込んでたような記憶があります)。

この心機一転した時の動画投稿日が4月の11日木曜日でした。そう木曜日です。大事な事なのでもう一度言いました。

そして時は流れ土曜日の早朝。鳥のさえずりで目がさめると、木漏れ日が顔を照らし今日の始まりを感じる…なんて爽やかな朝では無くいつも通りスマホのアラームで目が覚めます。起きたらまず着替え、朝食の準備をし…そして朝食を食べながらスマホを触る。というルーティーンの中で、YouTubeを確認すると「カルチョ2020から来ました」というコメントが数件きていました。この時自分はピンときました。カルチョ2020という番組では毎年この時期にセリエBの特集をするのですが、この番組を見始めて数年目の自分としては「今年もカルチョ2020がセリエB特集する時期か〜楽しみだ!このコメントはそれの関連動画で来たのね」と思い、朝のルーティーンに戻っていきます。

さて一通りのルーティンが終わり、朝風呂あがりで身体が温まる中、グラスに注がれた冷えたコカコーラを喉に通す至福の時。そして前日(金曜日)に投稿されていたカルチョ2020を見る。素敵で優雅な1日の始まりです。…グラスに〜ぐらいで読み飛ばしましたね?
前述の予想通りカルチョ2020では毎年恒例となったセリエB特集でした。もちろん毎週楽しみにしてますが、このセリエB特集は1年に1回という事で特に楽しみにしていました。スマホをじりなが〜なんて事は勿論せずしっかりと視聴をします。冒頭で発言することの責任を語り、爆笑の本編…そして動画は終盤に差し掛かります。すると「YouTubeでセリエBの情報を発信している人がいる」という話題になりました。これを見てた自分は"物好き"もいるもんだなぁと思いながら視聴を続けました。それは「4れ4れさんという方」と動画内で紹介されました。

「…ゑ!?」なんか変な声が出たのは覚えています。

数年間、毎回見ている番組に自分の名前が出るという"4れ4れの好きかってcàlcioさせて頂きます"始まって以来、というか人生においても最大級の事件であり、初のメディア露出でもあり、とんでもない出来事が起こったのです。そして後半も後半で紹介された事もあり、そこまで(約50分)動画をしっかり見てる方達が自分のコンテンツにやってくる事となりました。もちろん嬉しい事ですが、逆に言えばそこまでしっかり動画を視聴する目の肥えた…カルチョに肥えた方々という事もあり当初かなり緊張しました。ですが改めて気を引き締めなおす(2日ぶり2回目)キッカケにもなったので大変良い機会を頂きました。本当にありがとうございました。

…ちなみにここだけの話ですが49:56ぐらいのシーンを紙に印刷し額縁に入れて我が家の神棚として設置しています。良い事が起こりそうです。ただガラス板なので落下しない事、そしてカルチョ2020班にこの奇行がバレない事を祈るばかりです。



11.メディアとしての意識を持ちながら"も"好きかって喋る

大きな目標の一つに、セリエBを中心とした"4れ4れの好きかってcàlcioさせて頂きます"というコンテンツをきっかけにカルチョ(サッカー)の仕事をするという事があります。そんな事もあり"わかりやすく伝える"、"自分が納得した完成品を届ける"という基本的な部分を大事に持ち続けてきました。そんな中、前述したサッカー大手メディアであるサッカーキングさんのコンテンツで紹介された事で「どこで誰に見られてるか分からない」という事を実感し、発信する者(=メディア)としての意識を持つ事ができました。一方で、一般的な発信する者と決定的に違う点が"好きかって喋る"というコンセプトが自分のコンテンツにあります。これは勝手なイメージですがメディアというものは堅苦しいイメージが強く、同時に感情的なアプローチや主観を混ぜたりエンターテイメントな部分が少ないと感じています。なのでもう少しエンターテイメント要素が強いメディアがいても良いかなという思いがあり"4れ4れの好きかってcàlcioさせて頂きます"はそんなコンテンツ発信者を目指して好きかって喋っていこうと思います。以上、そんな事を思わせてくれた色々な出来事があった8ヶ月と数年間でした。動画を視聴している方も今回初めて4れ4れを知った方も今後とも応援、そしてコンテンツを楽しんでいただければと思います。



最後に… "余白を持つ事で知識が繋がる面白さ"を伝えたい

"4れ4れの好きかってcàlcioさせて頂きます"を紹介する際、意識して使っているのが「セリエBを"中心に"カルチョ(イタリアサッカー)扱う〜」というワードです。ここにコンテンツ発信の核、メッセージが詰まっています。それが「余白を持つ事
で知識が繋がる面白さ
」です。皆さんはサッカーに限らず好きなモノってありますよね?それに関して大なり小なり調べて知識が身についてく事、そして知識が身に付く面白さを経験した事がある事でしょう。この際、余白を持って調べて色々な知識を身につけてほしいと思っています。気になるサッカー選手がいたらプレー動画を見たり所属クラブを確認するに限らず、それを中心とした所属クラブの歴史やクラブのある街のこと。更にその街の特産品と関連した様々な事まで調べてほしいと思っています。知識はどこでどう繋がるかわかりません。それに体感でしかありませんが…自然と流れてきたショート動画より自分が調べて視聴した動画の方が記憶に残るような気がします。なので、自分のコンテンツでは(特集以外で)選手に触れる際、プレースタイルなど詳細に喋る事はしていません。これは見ている方に調べる余白を残し、気になったら各々で調べて記憶に残してもらおう!と思っている為です。

これを読んだ全ての方に知識が繋がる面白さを経験できる人生が送れるよう幸運を祈ります。そしてここまでお付き合い頂きありがとうございました。grazie


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