あなたにも”特別”を感じて欲しい。だから私は拘ることをやめない。
ブランド業などしていると、商品自体のデザイン以外の部分も結構色々やる事がありまして。
-Kaninchen- ではお店の作品たちは全てケースに入れてお届けしています。
拘り始めたら『これでいいや』と思っていた事が『これがいい!』に変化していく。そんな”変化”を実感した話をしたいと思います。
●届けたい形が見つからなかった頃
自分が作りたいブランドイメージがまだフワフワしていた頃が私にもありました。商品のデザインの勉強やディスプレイの勉強も兼ねて雑貨屋やアクセサリーショップを見に行ってはあーでもない、こーでもない、となりながら様子を見たりお買い物したりという日が続きます。
その頃はデザフェス等のオフラインイベントにも参加し、対面での販売にも力を入れていた頃でした。右へ倣えの状態で作品用の台紙を作って、OPPに詰めていました。
しかし、この台紙とOPPで包んだ作品を売り続けているうちに、どうにも違和感を覚えたのです。
なんとも言えない『これじゃない感』と申しましょうか。
はっきりしない違和感の解を得たのは、ジュエリーショップの TSUTSUMIで買い物をした時でした。
●本物のサービスの中に垣間見えた『これだ!』という形
TSUTSUMIは宝飾職人であった創業者の堤征二が1973年に立ち上げたジュエリーブランドです。
創業以来、宝石の買い付けから製造・販売まで、すべて一貫して自社で行う
「バーティカル インテグレーション システム(垂直統合システム)」を導入していることもあり、買い付けから生産、販売まで自社で情熱を持って行われていることが特徴のお店です。
ヴィンテージガラスを愛している私ですが、実はカラーストーンも大好き。
ヴィンテージガラスとカラーストーンってちょっと似ているんです。
現在では技術者が途絶えてしまい、生産ができず、すでに市場に出回ってい分しか存在しないのがヴィンテージガラスの魅力。
カラーストーンも同じく産地が限定されていたり、現在では鉱山から採れなくなってしまって希少性が高まったり、なんだかとっても似ている側面があるんです。
ですから私はヴィンテージガラスとカラーストーンが大好きなのです!(大切なことなので声を大にして2回言います)
その日、フラリと立ち寄ったTSUTSUMI。
アメジストのネックレスに一目惚れした私は、少し悩んでネックレスを購入することにしました。
支払いを終えてジュエリーを受け取るために、暫しカウンターで待ちます。
TSUTSUMIでは、ジュエリーを購入するとロゴ入りのケースに入れてもらえるんです。
その時に、ハッとしました。
えっ?ロゴ入りの箱、めっちゃ素敵じゃん…。
高級感と特別感で最高にアガる…!!
購入したのはナン万円もするような石ではありません。
ほどほどに包装され、ポンと渡されて終わりだろうと踏んでいた私にとって、お手頃価格のものをきちんとケースに入れてもらったことに驚いたと同時に、すごく嬉しくなりました。
この箱は、今もネックレスの収納ケースとして大切に利用しています。
●高級感、特別感、最高の嬉しさを外箱で伝えたい
立派な外箱ってさ、いいよね。
もちろん主役は中身なのだけれど、外箱にもすごく魅力を感じます。
箱を開けることのドキドキ感だったり、箱を手に取った時に購入時の幸せが蘇る感覚。
この幸福感がとっても好きです。
TSUTSUMIで抱いた衝撃を経て、-Kaninchen-のアクセサリー&ジュエリーたちもロゴ入りの箱に入れてお届けするようになりました。
実は先日、箱の追加の際に指輪専用サイズを用意しようと検討したのだけど、箱の寸法に納得ができず…。
一旦現在と同じものを追加発注して、新デザインの箱は一旦保留となりました。
これを機に新しい箱屋さんを探すことになりそうです。
こだわり出すとキリがないのですが、外箱にだって作品たちと同じくらいの熱量を詰め詰めしていきたい所存。
引き続き、妥協せずに参ります。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
何かいいきっかけをお渡しできていたら嬉しいです。
ギフト専用セレクトショップ-Kaninchen-を運営してきて培ったノウハウ。
占いのこと。
たまに思い立って紅茶や雑記をポツポツと公開しています。
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