2024年J2リーグ 第11節 清水エスパルス3ー2ベガルタ仙台

・前節のいわき戦では試合開始早々に北川選手の素晴らしいアシストにより一気に2得点を取ったもののをその後は相手の圧力に苦しめられ、1点を返され、後半に北川選手のゴールで突き放すもその後に2点目を決められ、最後は防戦一方のまま何とか逃げ切れたという辛勝でした。

・2失点については相手の技術を褒めるしかない部分はありますがあまりにも簡単に失点してしまいそこは課題だと思います、1失点目は守備陣がいるにもかかわらず寄せが甘く、2失点目は相手コーナーで相手をフリーにしてしまうというあまりに甘すぎる判断による失点でした。

・この試合前時点で首位に立っているものの簡単な試合はなく相手のサッカーに翻弄される展開もあり、改めてJ2は甘くない事を強く感じるところでありチームもその都度、修正出来ていると思いますが甘さが出てしまう部分は将来J1の舞台を目指す段階においても試合を進めて勝ち点を積み上げながらも成長しなければならない部分だと思います。

・さて最近のエスパルスの試合ではトップ下の乾選手の代わりを務める選手を手探り状態で探している状況だと思います。いわき戦ではそこに途中交代で西澤選手が入りましたが、前節のファウルの影響で乾選手の出場が流動的でありニュースではシステム変更も示唆されています。

・それはそれで良いのですがこれまで松崎選手や中村選手も試している段階でこのトップ下に乾選手の代わりが居ない事についてはもう少し目途が立たないかなぁと思っています、流石に「乾選手そのもの」は無理ですが役割としてはハッキリ起用する選手を決めて欲しいところ。

・個人的にはどこまで出来るかまだ判断出来ていませんが新加入当時から好きだった西澤選手、今シーズンについても昨シーズンについても試合は出れても活躍は限定的だったので加入当時の輝きをもっと見せて欲しいですね。

・後は北川選手の代わりでしょうか、前節でもこれまでも交代したい場合はカルリーニョス選手であったり前節のルーカスブラガ選手であったり本職ではない選手がワントップに入っていて収まりどころがなかったと思うので思い切ってドウグラスタンキ選手や千葉選手を置いてほしいところです。

・やはりこのワントップに限らずシステムによっても役割は違うと思いますが今のエスパルスにおいて前線で収められてタメを作る事が出来る選手が必要ですのでそこの部分は試合に絡めていない選手の奮起を期待したいですね。

・後はスタメンの北爪選手ですがやはりスピードのある攻撃参加が魅力的ではありますし、流れの中でシュートで終われば良いのですが中盤でボールを奪われると北爪選手の空けたスペースを狙われ、センターバックが吊りだされたりとハイプレス先述の中で危機を招きがちなため3バックにしてからの使い方の方がより活きそうな気はします。

・スタメンは右サイドバックに吉田選手が入り、乾選手はベンチ外となりシステムが4-2-3-1ならばトップ下は矢島選手かなと思いますが事前のニュースでは北川選手、カルリーニョス選手の2トップの可能性も。右サイドバックについては原選手がまだベンチにも入っていないのでコンディション調整かな。

・トップ下についてはベンチに西澤選手がいるので交代したらそこに入りそう。ドウグラスタンキ選手がベンチにいるので北川選手の交代時にどれだけ出来るか、長い時間で観たいところです。

・試合は前半からエスパルスがボールを握る展開となった。システムは4-4-2となった。相手の仙台は試合前からハードワークな守備をする印象だったが受けるような形だった、ボールを持たせてカウンター狙いなのかもしれない。

・また仙台は中央が硬くエスパルスとしては両サイドから攻撃を組み立ててゴール前まで行けるが決定的な場面でなかなかボールが合わなかったりするので少々ヤキモキする展開ではある。

・そんな中先制点はエスパルス後方から高橋選手のロングボールをカルリーニョス選手が上手くヘディングで後方に落とし走り込んでいたルーカスブラガ選手が持ち込み落ち着いてシュートを決める!これで2試合連続ゴールとなった。

・前半は攻守ともにエスパルスは支配できていたがこの流れで追加点を奪えないのは少々残念、仙台は必ず後半修正してくるはずなので受けに回ってしまえば徳島戦のような状態になりかねない。

・後半に入り、徐々に体力がなくなる中で相手の時間帯が増えつつある中突き放す2点目は北川選手!中央から吉田選手がボールを奪いそのままスペースへ抜け出した北川選手へスルーパス、後方で二人の相手選手に追われつつも切り返してそのままシュートで2試合連続ゴール!

・これでだいぶ楽になると思われたが中盤で中途半端にパスを相手に奪われショートカウンターから相手に崩され失点してしまう・・・。こういう中盤で無理にこじ開けようとする部分は今シーズン散見されるが局面局面でセーフティにボールを捌いてほしいところ。

・1点差に詰められたせいか試合は仙台ペースに。北川選手含め体力的に前に行けなくなったこともあり厳しい展開に、ここで交代したドウグラスタンキ選手にロングボールで集める展開でタメを作れるので徐々に前線が動きやすくなる、分かりやすく頼りがいがある選手だなと思った。

・この流れで3点目を決めたのは期待のユース選手である西原選手、ペナルティエリア内で山原選手からボールを引出し、相手の股を抜きそのままゴール右隅へ決めるというビューティフルゴールでエスパルスサポーターを沸かす!この苦しい展開で突き放す3点目を期待のユース選手が決めたのは大きな結果!

・しかしこの試合展開でありながらゲーム終盤では2失点目をしてしまう。あまりにもあっさり相手の切り返しからのゴロ気味なシュートを決められ前節同様バタついた試合となった、そのまま試合終了で首位をキープしたがやはり守備面ではまだまだ課題が残るし、途中交代で入った蓮川選手が足を痛めた様子なのが気がかりだ。

第11節終了時点での順位


8勝 2敗 1分 19得点 13失点 得失点差6 勝ち点25 1位 


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