２０２４年Ｊ２リーグ 第２９節 徳島ヴォルティス１ー２清水エスパルス
・大雨により延期となっていた試合です。
・前節ホームでの戦いはアウェー戦で完敗した山口戦でした、レノファ山口と言えば昨シーズンはＪ３降格の危険性があったチームでしたが今シーズンは打って変わって現時点ではプレーオフ圏内にいる程の躍進を遂げたチームでした。それ故にホームで今シーズン無類の強さを誇るエスパルスであっても油断できない相手でした。
・そうでなくても油断できないチームは全チームなのですがやはりアウェーでの完敗が強く残っているため緊張感が増すような試合展開でエスパルスが攻勢を強めた場面が多いながらも一瞬の隙で崩されて同点にされた場面はやはり簡単なチームでは無いなと冷や汗混じりに応援していました。
・しかしながら試合を決めたのは後半投入された矢島選手、ドウグラスタンキ選手、郡司選手でした、特に圧巻だったのは矢島選手で突き放した２点目の中村選手のロングボールに上手く反応して相手のラインを破りトラップからのループシュートは正に芸術的でした。
・３点目も起点は左サイドにいた郡司選手の鋭い斜めのパスでしたしそれを受けたドウグラスタンキ選手に冷静な横パスも矢島選手のスライディングシュートもお見事でしたし、４点目のキッカケとなったのも郡司選手の左サイドからのカットインからのシュートからでした。
・矢島選手はそもそも先発でも途中出場でも違いを出せる選手ですし、同じく途中出場のドウグラスタンキ選手、郡司選手は練習試合で結果を出した選手、チャンスを与えられた選手がちゃんと起用されてちゃんと結果を出す、秋葉監督の采配ズバリでしたし選手にとっても自分が掴んだチャンスをモノにする。最高の結果だと思いました。
・後、嬉しかったのは試合後の秋葉監督のインタビューで途中出場した選手への賛辞を忘れない事、特に僕自身推している宮本選手の事も言ってくれた事、全選手をちゃんと見てくれているんだなと思いました、特にここから連戦なので宮本選手の先発起用を期待したいですね。
・この徳島戦も相手は強敵ですしエスパルスも中３日の連戦ですし総力戦となっていますので矢島選手は特に乾選手が故障で外れていた時でも先発で結果を出していましたし、オプションとしてリーグ前半で使っていた４ー４ー２でも充分いけるのでは無いでしょうか、久々に得点を挙げた北川選手も２トップならより特徴が活かされそうですし。
・スタメンはやはり中３日にためか、変えてきました。３バックスタートで高木選手、蓮川選手を加えた形、両サイドは吉田選手、北爪選手選手、ボランチに宮本選手を加え、前線はアジズ選手、その後ろに矢島選手、ルーカスブラガ選手といった形でしょうか、ベストメンバーはベンチに控えているため、上手く試合を運んで欲しいところです。
・試合は前半からいつものメンバーである北川選手、乾選手、カルリーニョス選手、山原選手がいないせいか、ボールは前進できるものの決定機は作れない展開に。相手にも決定機は作らせませんでしたがボールの動きがゆっくりなため相手の守備陣形が戻るのが早くヤキモキとする展開に。
・やはり個人技術を押し出すのが特徴である今のエスパルス、勿論今回のスタメンも良い選手がそろっている訳ですが、中心選手がいないと攻守において違いがなかなか出ませんがその中でも蓮川選手が積極的に前に出たりと相手を揺さぶる動きがみえてそこは良かったと思います。
・一進一退のまま時間は過ぎて前半終了となりました。この展開では当然後半主力の投入はありうる展開だったのでもしかしたら前半我慢して後半ギアを入れて勝負を賭ける展開に持ち込みたかったかもしれません。
・しかしながら先制点を取ったのは相手である徳島、自陣のパスミスから始まり、中央を突破されゴールを決められてしまいました。今シーズン苦手なアウェーであり徳島相手に対しても相性というか勝てているイメージがない中での失点、ちょっと危ないのかもと思いました。
・それでもこの展開を打開したのは後半投入された北川選手、乾選手、ドウグラスタンキ選手でした！同点弾は高木選手が送った北川選手への縦パス、そのボール上手くターンしながらそのままシュートに持ち込み相手が弾いたボールはバーに当たりそのこぼれを見逃さなかったドウグラスタンキ選手がそのまま頭で押し込みゴール！
・そして追加点は北爪選手縦へのロング―ボールを抜け出したドウグラスタンキ選手が同サイドへ飛び出していた乾選手にパス、そのままドリブルからのクロスをゴール前に走っていたドウグラスタンキ選手がまたも頭で押し込み追加点を奪います！
・苦手なアウェー及び徳島相手にその後は攻撃を凌ぎ切り貴重な勝ち点３を得る事が出来ました！前の試合からドウグラスタンキ選手がアシストやゴールで存在感を示し始め１節以降の逆転勝利となりました！これは素晴らしい！
・この３連戦、次節は昨シーズンアウェーで苦しめられた藤枝が相手です、ここを勝ち切って国立決戦で横浜ＦＣを迎えたいものです！
第２９節終了時点での順位
２１勝 ７敗 １分 ５８得点 ３１失点 得失点差２７ 勝ち点６８ ２位