見出し画像

飯山市(長野県)に移住 【その3】

東京から飯山に引っ越してそろそろ1年。移住して変わったことや地域おこし協力隊の理想と現実など、サクッと振り返ってみます。

変化したこと

  • 朝食がパンからごはんになった(=米と水がうまい)

  • 普段の暮らしで “山欲” が満たされるからか、登山に行かなくなった

  • お野菜などをたくさんいただく

  • 主な交通手段は車

  • 風呂上がりの炭酸水(ペリエ缶)習慣が、いつの間にか「水道水」に

  • 日常の景色・風景で感動する

  • 仕事の面では、コンサートホールより山に入る率が圧倒的に高い

  • facebook を連絡手段として使うようになった(=年齢層高め?)

  • 暖房に灯油ストーブを使う

  • 雪の量(笑)


協力隊としての主な活動

  • ケーブルテレビ局の中継車およびスタジオ音声技術

  • 信越トレイルクラブの事務局業務

  • 信越トレイルクラブ主催イベントの運営→TMM2024

  • 映像製作(下記4例ほか)

  • ポッドキャスト『語っていいやま!』の運営

  • トレイルマジック

麦茶をふるまう筆者
涌井集落(むかし、分校が在った場所)

地域おこし協力隊の理想と現実

ミスマッチが原因で早々に退いてしまうような話も耳にするのですが、実感として「多少のミスマッチは絶対にある」ので……実のところ、そこからの軌道修正こそが「地域おこし協力隊の本質」といえるような気がしています。

というのも、「やりたいこと」と「求められていること」って多かれ少なかれ食い違うでしょう? これは地域おこし協力隊も例外ではなくて、さらに「人手不足を穴埋めして欲しい」みたいな状況も多々ありますから、そもそもミスマッチして当然みたいな前提から話が始まっているんですよね。

さらに大変なのは、「人手不足の穴埋め要素」が強い場合、卒隊後にその仕事をそのまま続けるのが極めて困難という現実。だって、人件費がないとか仕事がキツすぎるとか、何らかの理由があって人手不足なわけですから。

……こうまで書くと「協力隊になるのやめた方が良いのかな」と思ってしまうかも知れませんが、裏を返せば「地域の困り事が丸見え=ビジネスチャンス」なわけで、それらを解決できれば「その地域での生業づくり」にも直結しそうですよね。なので、「軌道修正こそが協力隊の本質」と書いたように、軌道修正を楽しむ余裕があれば想定外も楽しめるし、地域おこし協力隊という制度を有意義に活用できるんじゃないかと感じています。

求められていることがなく、かなり自由に活動できる地域(自治体)もあるようですが、それはそれで “放置・放任” の側面が大きそうですよね。

郷に従いつつも懐柔していくような在り方が、良いんじゃないかな。

とまあ難しそうなことを書きましたが、私は今、なべくら高原・森の家という施設(信越トレイルの事務局がある)に週2〜3で通い、個性豊かな仲間に囲まれて活動しています。他の日は音と映像をとり(録り・撮り)に山へ入ったり、ポッドキャスト収録であちこち取材にいったり、時にはジビエや野菜のお裾分けをいただいたりで、「のんびり田舎暮らし」からは程遠い、しかしながら充実した日々です。


協力隊2年目で新たに取り組みたいこと

  • チェンソー講習(伐木等の業務に係る特別教育)を受講

  • 刈払機講習を受講

  • 信越トレイルの整備について深堀り

  • ドローンの国家資格を取得(少なくともそれに向けた準備)

  • 涌井茶屋開設準備

「涌井茶屋」とはなんぞや? ハイ、仮の名を「山の駅・涌井堂」と申しまして、信越トレイルを歩くハイカーを主なターゲットとした茶屋でございます。涌井は信越トレイルと交わる数少ない集落のうちの一つでして、そこに定住して茶屋を開こうと、そういったわけでございます。トイレや水、テント場の提供、行動食などの販売、ビジターセンター機能……そういった「地域とハイカーとの接点」を目指しておるのです。

拠点となる古民家とのご縁しだい!

「涌井で、かつハイカーが歩ける範囲で」という条件で今も探しています


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集