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ストレスに比例してよく歩く私の話

私はストレスが溜まるのに比例してよく歩く傾向がある。

いつもと環境に放り込まれたとき、数多くの仕事ややるべきことが降りかかってきたとき、理不尽なことが起きて自分の中で消化出来ないとき、心がモヤモヤすることが起きてもはやそれを言語化することすら出来ないとき。

分析元も比較対象も全て自分でしかないけれど、ストレス値の上昇とともに歩行距離がどんどん伸びていく傾向にある。


そんな話をしたときに、「ストレスが溜まって体を動かすという方向性に向かうのがすごい。私だったらひたすら寝てしまう。」「ストレスで歩くって、歩きながら考え事をしてスッキリさせるってこと?」といった言葉や疑問を投げかけられたことがある。

私は自慢じゃないけれど、運動やスポーツが得意ではない。はっきり言って嫌いなタイプなので、ストレスが溜まったから体を動かしてリフレッシュしたいという意味合いとは異なる。まして、歩きながら考え事をするどころか、ほとんど何も考えていない。好きな音楽をウォークマンで流しながら歩くことが多いが、流れている曲に耳を傾けたり傾けなかったり、周りの景色の移り変わりを楽しんだり、楽しむどころか周りの人にも物にも目をくれず全く興味を示さないときもあったり。


歩くことがどうストレス解消になっているのか、そもそもストレス解消に直結しているのかなんて考えることもなく、ただ、心が「あ、歩こう。」と唐突に呟く時が私の歩き時であり、後から分析したらストレス値と比例しているなあと気づいただけである。


この話を職場の父親世代の人生の先輩にしたところ、「歩くことで人間の脳は自然と情報が整理されていくらしい。だからあなたがやっていることは脳科学的に的確なことだ。」という言葉をもらった。

私は知らず知らずのうちに脳科学に基づいた行動をしていたらしい。


そんな小難しい話は頭の片隅に置かせてもらいながら、日々てくてく歩く日常を送る私である。

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