【フィクション】怒りました
「ちょっと!冗談では済まないだろこれは!」
誰もが平穏に過ごそうと努めるこのお昼休みに平穏とは程遠い不服を申し立てるのは、私だ。しかし、これは私自身のお昼休みを平穏な時間にするための努力でもある。私とてこのような殺伐とした状況は好きではない。むしろ午後に備えるための貴重な時間を瞬間的な感情の昂りによって失うのは馬鹿らしいとさえ思う。しかし、それを表明した以上は引くに引けず、昼休みのうちに徹底的な議論をするしかないと思わされている。そもそも、きっかけは彼なのだ。よって、これは