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M-1グランプリに出場して、夏の思い出を作ろう!

はじめまして、バニラ2のレモンさんです。


夏ですね、暑いですね。
年々更新される暑さ、本格的な夏の到来に身も心もへばっているのではないでしょうか。熱中症にはくれぐれもご注意くださいね。


突然ですが



みなさんにはこの感覚がありますか?

みなさんには夏の暑さでよみがえるM-1グランプリの思い出、ありますか?



あるならばそれでよし。ないならば作ればよし。



この記事では私が実際に体験したM-1グランプリをもとに
夏に楽しむM-1グランプリの魅力についてお話しします!

M-1グランプリの開催時期


夏も楽しめると言いましたが、まずこういう疑問を抱いたのではないでしょうか。

そう、みなさんが知るM-1グランプリは冬、12月です。

しかしそれは地上波で放送される敗者復活戦と決勝のみ。



“表のM-1”に過ぎないのです。



地上波では放送されない“裏のM-1”、1回戦からのM-1に馴染みのある方はそう多くないでしょう。

そこで知っていただきたい。

「M-1グランプリは8月からやっています!」


……



…………



だからなんだよって思いますか?

どうやらあなたはM-1グランプリを他人事のように思っているようですね。

時間はあるけどやることがない、でも特別な思い出は作りたい

日常に刺激が足りない、現状に満足していない



そんなあなたに提案します!

またまた。そんな面倒なことしないって(笑)



なんてことを言うつもりですか。



そんなだから!



時間を浪費し、記憶に残らない夏を過ごすの!
思い出は作られるものじゃなくて、作るものなの!
長い時間をかけて面倒なことに挑戦した、その自発的行動にこそ強い想いが込められる。思い出って、そうじゃないんですか!




思い出の可能性に、歩み寄ってみませんか?

手を差し伸べる男性









M-1グランプリの出場方法


一方的に話を進めてしまいましたが、まだまだわからないことだらけでイマイチ気が乗らないようですね。みなさんは次にこういう疑問を抱いたのではないでしょうか。




いやいや(笑)
出場しろって言われてもさ〜
事務所とか所属してないし、資格とかないし、難しいんじゃないの?



なんかハードル高そうなんだよなあ…



いやでもさ、面白いネタとか書けないし……

できない言い訳をする余地はありません。とにかく誰でも出場できる大会なんです。




M-1グランプリに出場する前に難しい審査などはありません。エントリーさえすれば誰でも簡単に出場することができます。意外にも、どんな大会よりも身近な大会といえるでしょう。

ここでエントリーの手順を簡単に説明します!

1.専用エントリー用紙(PDF)をM-1公式サイトからダウンロード
2.コピー機を使用して紙にする
3.コンビ情報や出場したい日程を記入
4.コンビの写真と用紙を同封し、指定された住所へ送付

たったこれだけでM-1グランプリへの出場資格を得ることができます。
インターネットでの申請はないですが、これほど簡単に出場できちゃっていいのかと思うほどあっさりしているので拍子抜けでした。詳しいエントリー情報は公式サイトからご覧ください。








M-1グランプリに出場する


とりあえず、これでM-1グランプリに出場することができます。あ〜よかった。

さて、ここまできたらあとは本番を待つだけです。

楽しみですね〜







…………







ネタとか書かないといけませんでしたね。

まだまだわからないこと、不安なことがたくさんあるかと思います。

人前で漫才を披露する訳ですから、それなりに準備が必要です。M-1グランプリ出場にあたって必要なもの、準備するものをまとめました。

【M-1グランプリにはこんなものが必要】
・相方
・ネタ
・出場資格
・エントリーフィー
・スケジュールや会場の情報
・ネタを忘れたときの暴れ方

○相方について
まず、漫才という形式を成立させるために必須なのが相方です。M-1グランプリのルールとして、ピン(一人)での出場は認められていません。ここが案外難しいハードルかもしれませんね。誘われた側としてもけっこうな勇気がいるものです。友人、同僚、恋人、漫才だけの関係というのもアリかもしれません。


○ネタについて
相方が決まったらネタを書いてみましょう。一緒に考えるのもよし、自分で考えるのもよし。相方に押し付けるのは、どうでしょうね。コンビ仲に支障がないようお気をつけください。
まずは漫才の定義がどうだとか、正直気にする必要はありません。センターマイクの前で面白いことをするだけです。無理をせず、自分が面白いと思うことを好きなように演じましょう。流行やインターネットミームをテーマにするよりも、まずは自分たちが表現できる面白さを突き詰めましょう。
ネタの時間は2分。長いようで意外と短い、絶妙な時間です。2分15秒で強制退場となるので、ネタ合わせはしっかりした方が良さそうです!また、内容の規制については公式サイトをご覧ください。


○出場資格
エントリー用紙を送付して、出場資格を得ましょう。


○エントリーフィー
フィー(料金)です。当日、会場にて1組2,000円のフィーを支払います。


○スケジュールや会場の情報
本番の数日前に公式サイトにて、当日のスケジュールが公開されます。集合時間を確認して、間に合うように会場へ向かいましょう。間に合わなかった場合は出場キャンセルとなるためご注意を。また、当日スムーズに移動できるように交通手段を考えておくことをおすすめします。


ネタを忘れたときの暴れ方
当然しっかり最後までネタを行うことが目標ですが、緊張などがあり時にはネタを忘れてしまうこともあるかと思います。時間は余っているのに何もできない、そういった時には思い切ってウケを狙いにいっても良いかもしれません。良識のある暴れ方を心がけましょう。


よし、ここまできたらあとは本番を待つだけです。

楽しみですね〜







…………





緊張するな〜







M-1グランプリに出場するメリット


M-1グランプリにただ出場するというのはなんだか気が引けますよね。スベって恥ずかしい思いをするリスクを無視することはできません。ここで、出場したい気持ちを後押しするような要素について知っていただきたいと思います。

出場してよかったと思えるようなメリットや、目標があればモチベーションにつながるのではないでしょうか。私が感じたメリットについて簡単にお話しします。

ウケると嬉しい
言うまでもなく、ネタがウケると嬉しいです。会場終了後、直接「面白かったです」と言ってくださる方もいて、なんとなく有名人気分を味わえるかもしれません。何事にも代え難い経験となる方もいるでしょう。


○賞の存在
M-1グランプリ2023にはいくつかの賞が存在します。会場のMCが印象に残ったアマチュアを選ぶナイスアマチュア賞、小学生以下のメンバーで構成され特に印象に残った組が選ばれるナイスキッズ賞、地域や民族的な特色を活かした内容の漫才で特に印象に残った組が選ばれるジモトスター賞。これらの受賞者には限定グッズ(Tシャツ)が贈呈される他、M-1グランプリ公式YouTubeアカウントにてネタの動画がアップロードされます。これを目標にしている組は多いのではないでしょうか。


○次の活動へ繋がる可能性
一度に多くの方から注目される機会となるので、成果次第ではさまざまな活動に繋がるかもしれません。そのままお笑い活動へ繋げるのも良いですが、ブログやSNS、YouTube、その他の活動を見てもらうきっかけにもなるかもしれません。


○まだまだ希少な存在である
M-1グランプリの出場組は年々増加していますが、「漫才をしている」という人はまだまだ希少です。話のネタにすればウケたり、一目置かれたり。お笑い評論をしてもなんとなく咎めにくい存在となれるかもしれないですね。


○漫才がより楽しくなる
実際に漫才をしてみることで漫才との距離が縮まり、するのも見るのも今までよりも楽しくなるはずです。「もっと面白いことを考えたい」と思えたり、お笑いへの着眼点が変わるなど、自分自身の変化によって漫才がより楽しくなるでしょう。


YouTubeにアップロードされる可能性
一回戦ではTOP3とナイスアマチュア賞のネタ動画がM-1グランプリ公式YouTubeにてアップロードされます。誰でも閲覧でき、多くの方からコメントなどいただく可能性があります。また動画がアップロードされることで、有名な漫才師(お笑い芸人)の個人チャンネルにて感想をいただく機会もあるかと思います。

「おもしれえ話が舞い込んできやがった」

「なにそれ、面白そうじゃん」  (彼女とならあるいは……)

「出ようよこれ!」  「ハハハ、こりゃ傑作だな」

「こんなのもあるわよ〜!」

「えー楽しそう!!」    「オレ絶対これがいい!」




「私は9月21日がいいわ」 「会場は東京か」

「そして、その大きなグランプリがM-1だったの」

「えーまたその話」  「……(恐怖に備えている)」

「じゃあ行ってくるね、母さん」

【こんな人にM-1グランプリへの出場をおすすめしています!】
・お笑いが好きな人
・面白さに自信がある人
・とにかく1000万円欲しい人
・秘めたる才を開花させたい人
・自由研究に悩んでいる小中学生
・夏休み満喫中の青少年
・サークル活動として
・手持ち無沙汰な大学生
・年中使える話題が欲しい人
・学校や職場を盛り上げたい人
・地域の良さをアピールをしたい人
・新しいことにチャレンジしたい人
・就活の自己アピールに使いたい人
・何があっても絶対に別れないカップル
・何もしていないことに罪悪感を抱いている人
・鬼才








で、お前はどうなん?


ここまでご覧いただきありがとうございます。みなさんには私の「とにかくM-1に出てほしい」という気持ちが伝わったのではないでしょうか。これを見た方の、M-1グランプリ出場へのハードルが少しでも低くなれば嬉しいです✨















知らない人から「M-1に出てくれ」なんて言われてもね。

じゃあお前はM-1出たんかいって話ですよね。





改めまして、バニラ2のレモンさんと申します。
去年のM-1グランプリでナイスアマチュア賞をいただきました。

既に今年用のネタを用意していたのですが、今年のM-1グランプリはスケジュールが調整できずに出場できない運びとなりました。とにかく何もできないのは悔しいと思い、この記事を書いた次第です。

バニラ2のネタ動画はこちら








出場しなくても楽しめる


夏のM-1を楽しむ方法は、出場するだけではありません。


M-1グランプリは出場者以外も一回戦から会場で選手たちの漫才を見ることができます。家族や友人など知り合いが出ていたり、テレビに出ていないお笑い芸人に興味があったり、出場してみたいけど勇気が出ない方は是非見に行ってみてください!チケットは500円と手頃な価格となっています。会場の雰囲気を味わうことで、お笑いとの距離が縮まって楽しめると思います!


また、M-1グランプリのYouTubeチャンネルでは前線で活躍する芸人のネタを見ることができます。面白い芸人を発掘して、応援しましょう!







夏の思い出にM-1グランプリを


私のM-1は、たくさんの初めてが押し寄せるような最高の体験でした。



移動中にネタを全部書き直したり

会場の勝手口付近でネタ合わせをしたり

控え室で奇抜な格好した人たちを目撃して余計緊張したり

舞台袖で励まし合ったり

出番の後、他の人の漫才見て帰ったり

帰りにいろんな人から話しかけられたり

怪奇とかスーマラに認知してもらったり



まだまだ語りきれないですが、出ている人の数だけ面白い体験があるだろうと思います。みなさんもM-1グランプリにエントリーして、普段見ているM-1グランプリの裏側を体験してみてはいかがでしょうか。

夏の暑さでよみがえるM-1グランプリの思い出を作ってみてはいかがか。

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