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ニス、割れました。

この話は、たぶん、この記事の続きです。

別の実験も並行して進めておりまして・・・その話を投稿したかどうか忘れて記事をうまく見つけ出せないのですが・・・

リキテックスリキッドを水晶末や方解末の島に垂らす実験です(ここのところ描いたところに粉を振りかけるのと、粉で形をつくってそこに絵具を垂らすのの2通りを試していました)。

これまで、水晶末8番、方解末1番、水晶末3番、水晶末5番で予め形をつくっておいたところにリキッドを垂らしてきました。M6のキャンバスです。

背景は、胡粉ジェッソとリキテックスベーシックスを混ぜたものになっています。色合いとペインティングナイフの跡が気に入って、ここにお花を咲かせてみようと思ったのでした。

だんだん、お花が増えて、別のことをしたくなってきました。

というわけで、水晶末7番のお花が咲く前に、ニスを塗ってしまいました。

サテンバーニッシュとパーマネントマットバーニッシュです。「マット」が抜けています。

私の塗り方がヘタクソだった可能性も大いにありますが、私のつくりたい画面とはちょっと違う表情になりそうでした。石の光が消えてしまっている・・・。しかし、完全乾燥したら違うかもしれません。特に厚めに塗った(というか垂らした)ところは完全乾燥までに72時間かかりそうでした。

そして・・・

乾燥の途中ですが、こんなことが起きました。

ヒビ。

(最近の悩みの一つは、接写がうまくできないことです。以前はピントがもっと合っていた気がするのですが・・・。最大限、寄りました。)

狙ってひび割れを起こすことができるようになったら、いろいろ楽しそうだと思いました。象嵌っぽく、石の粉、あるいは金銀とかをヒビに詰めたりできそうです(かなり拡大して見ている感じですが)。妄想の中だけで楽しんでおきます。

ニスの上からも、天然石の粉をかけてみました。乾燥後、様子をみます。

色んな意味でニスは難しそうだったので、画面は額縁に護ってもらうことにしました。石の粉を用いた作品は、耐久性のテストをしたとはいえ、画面保護の必要性はありそうでした。そういえば、あの日も作品たちは皆、額縁におさまっていたのでした。

それに、前回の記事のコメントでもアートジャムの石神さんに日本画でも岩絵具で描いた上にニスは塗らない等々、教えていただいたのでした。ありがとうございます。

それから、今回の崩壊で思い出しましたが、リキテックスのマーカーの注意書きに「仕上げのバーニッシュを塗る際に若干滲む場合がある」とありました。今回使用したのはマーカーではありませんし、粒の大きさも違いますが、似たようなことが起きていたのではないかと思いました。


それから、こんな絵もつくっています。もう、描くというよりつくるという感じです。

方解末の1番は、結構キラキラします。暗いところで光を当てると特にキラキラです。しかし、全体的にかけすぎた気もします。水晶末8番の小さなキラキラも好きです。

そして、みんフォト!

今日は、ヒビを見ながら描きました。

ブラシは「レタリング」から「砂粒」です。今、石の粉と仲良くなりつつあるところなので、選んでみました。

ありがとうございます。それでは、また。