【番外編・薪ストーブ】小学生の家づくり 2021年12月
当時小学6年生、小学4年生、保育園年長だった息子たちが2020年に始めた家づくり。1年4ヶ月経ってようやく完成した。
そのプロセスは↓に記録しています。
(途中まで建設プロセスを記録しておりますが、内壁に取り掛かるところで記録を投げ出してしまった…)
2020年の夏休み開始と同時に建設に入り、厳冬期は建設を中断。そして、2021年春から再開し、9月には形になり、寝泊まりするようになった。
意外と早かった。子どもたちのやる気は偉大だ。大人顔負け。
さて、もともと薪ストーブを設置したい思いがあったので、家を設計する時点から煙突のための穴を設けて外壁を作っておいた。
秋が来て、標高約1000メートルの土地も寒くなり、いよいよ凍えそうになったので、息子が薪ストーブの設置を心に決めた。
すると、大黒天様がうちでのこづちを降ったのか、新品の薪ストーブが我が家に贈られてきた。ありがたや、ありがたや。
薪ストーブに関して私が手伝ったのは、いただく薪ストーブを車に乗せ、家に運んだだけだった。
薪ストーブを車から降ろし、完成した子どもの家に搬入するのは自分たちでやった。
それからは、子どもたち(主に長男)が薪ストーブや壁などのサイズを測り、必要な煙突の長さや太さを算出して、ホームセンターで品定めをした。薪ストーブの仕組みが全然わからない私は、とりあえず息子の言われるままに店内を歩き、煙突や部品、それに薪ストーブの下に敷く石などを購入した。
帰宅したのは夕方になってからだったが、だんだん暗くなりつつある部屋の中で、買ってきたばかりの煙突を組み立て、屋根に登り設置した。
微調整のため、何度も室内と屋根を往復し、ようやく設置終了!
あまりにも寒くなったので、一旦自宅へ避難。
*
翌日、明るくなったところで、試しに薪をたいてみることにした。
めげずに再度チャレンジの火。
火がついた瞬間の息子のほっとした表情。そして達成感に満ちた笑顔。よく頑張ったね!
その日は子どもの家に泊まり、翌朝、薪ストーブで調理してくれた。
安い食パンだけれど、めちゃくちゃ美味しく感じられた。
スクランブルエッグは、飼育している鶏の卵で作った。
とても冷え込んでいる今年の冬は、マイナス18度まで気温が下がった。そんな厳冬期でも温かい子どもの家があれば、子どもたちは幸せ。
1年以上かけて身についた大工仕事のスキルよりも、子どもたちはもっともっと大切なものを得たと思う。
時間をかけて、失敗を繰り返しながらも子どもの家を建てた経験は、何にも変えがたい財産になるだろうし、誰も奪うことはできない。
さあ、雪が降ってきたし、子どもの家で温かい飲み物を飲もむとしよう。
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