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犬を連れて日本からカナダへ行く - 準備編 -

3年前の2017年、犬を連れてカナダに引越してきました。
海外への引越しだけでも大変なのに、ここに"犬も連れて行く"という要素が加わりさらに念入りな情報収集と準備が必要になりました。

別ブログに 体験記 として書いていた内容を、修正とアップデートをしつつ書き直します。

【注意】
* わたしが実際に調べたこと、行ったこと等、体験したことを書いています。
* 2016年〜2017年の出来事のため、情報が古い可能性があります。おそらく古いです。
* 「へぇ〜」という感じで読んで頂けるとこれ幸い

はじめに

・犬(飛行機に乗った時の情報)
 犬種:ミニチュアピンシャー
 年齢:1歳6ヶ月
 体重:5.3キロ

・カナダへ引越すことになった経緯
 夫の海外転勤が決定(まさかの展開)
 犬をお迎えしてから半年後の出来事でした。
 転勤の期間は最長で5年。この間犬を誰かに預けて海外へ行く、
 という考えはありませんでした。なので連れて行く決定。

まずは情報収集

よし、情報を集めるぞ!と意気込んだもののいざ調べてみると何だかよく分からない....。

・農林水産省のホームページ
・カナダの動物検疫所のホームページ
・実際に海外にペットを連れて行った人の体験談

まずは上記を調べてみました。なんとなく、犬を連れて行くために必要な手続きの流れは分かります。分かるのだけど、こう....はっきりとこれとこれが必要!ということを知りたかったのです。
特に体験談は少なくて、ましてや同じ状況の人(カナダへ行く)の情報は見つけることができませんでした。

動物病院に相談に行く

ペットの海外渡航についての相談、ペットの輸出入・検疫の手続きを行っている動物病院があります。(知らなかった!)
動物病院に相談するのが1番早くて正確だなと思いました。もちろん、自分で調べて手続きをすることもできるかと思いますが、ただでさえ海外へ引越すための準備と労力を考えると、動物病院にお願いするのはかなり気持ちが楽になるなと。

カナダに引越す前はさいたま市に住んでいたため、さいたま市内でペットの海外渡航について詳しい動物病院を探しました。
担当の先生は元検疫所勤務だった方で、ペットの海外渡航についても詳しいし、過去にもいろいろな国への渡航相談や手続きをされているとのことで経験豊富、とても優しい先生で、スムーズに物事を進めることができました。

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★ 必要な書類 (英語で必要)
・狂犬病予防注射の証明書
・血清検査の結果
・マイクロチップの証明書

英語での必要書類作成は自分でやらず、先生にお願いすることにしました。出国&入国手続きのスケジュール、相談等親身に対応してくださって本当に感謝しております...感謝!!

● 輸入許可証は必要なのか? 確認したこと。

国によっては、輸入許可証 が必要な場合があります。

それはその国の動物検疫所に確認するしかないのですが、バンクーバー国際空港で検疫所のスタッフの方に確認したところ、「輸入許可証は必要」と言われたため用意して行ったのですが、実際に入国の際に検査官に見せたら「輸入許可証はいらない」と....。

あらら?????

よく分かりませんが、「輸入許可証は不要」という結果になりました^^;

先に結果を書いてしまいましたが、輸入許可証については以下を確認しています。

・カナダ大使館へ確認
 → 電話は繋がらず、メールをしてもテンプレメールの返信がくるのみ....。結局、何も分からず。

・Canadian Food Inspection Agency のホームページを確認する
 → カナダ食品検査庁です。ペットの輸入についてのページがあります。
  まず英語だから心が折れた...でもがんばりました、google翻訳が。全翻訳かけました。
  肝心な輸入許可証については書いてなく、結局分からず。

・バンクーバー国際空港の検疫所で直接聞く
 → 夫の転勤が決まる前から友人とバンクーバー旅行をする計画をたてていまして...引越し前に一度バンクーバーへ行く機会がありました。
旅行のときにはもう引っ越しが決定していたので、バンクーバー空港に行ったついでに検疫所に行って、輸入許可証が必要かを確認しました。
結果は先ほど書いた通りです。必要と言われましたが、結局は不要でした。

● 航空会社選び

選択肢は3つ、JAL, ANA, Air Canada です。
どの航空会社で行くか、かなり悩みましたね〜
とりあえず飛行機が不安で不安で、ペットを輸送する際の各社のトラブル等必死に調べた記憶があります...。
カスタマーサポートに電話して聞いたりもしました。(答えてくれるはずないのですが^^;)
Air Canadaのサポートの方が、あやふやな言葉を使わないではっきりと丁寧にいろいろ説明してくれたのがとても印象深いです。

そんなわけで、、、
最終的にANAに決定!!!!! (Air Canadaではない!笑)

はい、空港やら出発時間やら色々考えた結果、ANAが最適だったのでANAにしました。

● 犬は機内預かり?貨物室預かり?

こちらもかなりの悩みどころでして。
やっぱり、機内預かりが安心だと思うんです。自分の近くにいるから様子が確認できますし。けれどもサイズ的に無理だった。ミニピンではなくデカピンサイズ。
機内預かりが可能なサイズなら、Air Canadaにしようと思ってたんですけどね。我が家の犬は小型犬だけれども決められたサイズよりはデカイので、断念。
* Air Canadaは小型犬(サイズによる)なら機内持ち込みできます

● 安定剤を与えた方が良い?

長時間フライトなわけだけど、安定剤をあげた方が良いのか?

これは人それぞれの考え方があるので、何が良い何が悪いの話ではないです。ただ、担当してくれた獣医さんは「安定剤は必要ない」と断言。そのためそれに従いました。
いや結構わたし、あーだこーだ言ってたんですけど....(本当に大丈夫なんですか!?的な)

先生の意見としては、

・安定剤をうっても長時間効かない
・長時間効く薬もあるけど犬に負担があるからおすすめしない

とのことでした。
結果、安定剤なしで飛行機に乗せることになったわけであります。

最後に

想像はしていたけれど、ペットと一緒に海外に行くって大変です。海外旅行にペットを連れて行く人、すごいと思います。あんなの何回も無理。

あとやっぱり、貨物室で何時間もポツン...としてる犬を想像すると胸が苦しい😭 ごめんな...😭という気持ちになります。

カナダ到着後、犬はとても元気でした。ケロっとしていて。犬にもよりますが、うちの場合は安定剤与えなくて良かったなと思いました。

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ここにきて初登場、我が家の犬。
ちょっとね、大事なところが丸見えだったから★マークで隠してみたんだけど余計なんかアレだっていう....もうこのまま載せちゃうっ

ここまで読んで頂きありがとうございます!
以上、犬を連れて日本からカナダへ行く - 準備編 - でした。

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