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超安定志向の私が大企業を辞めて立ち上げ期の分析チームへ転職した話

はじめまして。マネーフォワード分析推進室の大塚です。
社会人歴は7年目。新卒で入社した大手SIer企業のITコンサル職を辞め、マネーフォワードに入社して約1ヶ月が経ちました。

分析推進室との出会いから入社の決め手入社後に感じたことを通してマネフォの分析推進室がどんなところか知っていただくきっかけとなったらと思いこのnoteを書いています!

私自身マネフォのnoteをきっかけに転職したこともあり、チャレンジをためらっている未だ見ぬ誰かの背中を押せたらうれしいです。

※ 写真は撮影時のみマスク外しています。

超安定志向の私

就活生時代、私の会社選びの前提は「安定=長く安心して働けそうなこと」です。会社の財政基盤が磐石なことはもちろん、福利厚生の充実や子育てとの両立がしやすいことも重要な条件でした。

一方で、私は飽きっぽいところもあり、安定していても変化が乏しそうな仕事や未来の可能性にワクワクを感じない仕事には魅力を感じませんでした。そのバランスの中で選んだのがIT業界であり、日本有数の顧客基盤を持つ大手SIer企業でした。

結婚式で10年ぶりに再会した中学時代の友人は私がIT業界で働いていることに驚いたようで「よしみちゃんは絶対公務員になってると思ってた」と言われました。

データ活用へのめざめ

入社当時のバズワードはビッグデータ。最初に配属されたのは分析基盤開発とBIツールTableauを用いたデータ可視化のプロジェクトでした。
そこで感じたのはデータから価値を生み出すプロセスが純粋に楽しいということです。そしてこの楽しさは今でも大きなモチベーションとなっています。

それから機械学習案件にチャレンジしたり、より上流の課題設計から関わりたいと社内公募を利用してコンサル部隊に異動したりしつつ、丸6年間一貫してデータ活用に関わる多様な業務に従事してきました。

コンサルタントとして多様な業界の企業と関われるのは刺激的でしたし、一つの案件での経験を昇華して横展開することで、さまざまな企業のデータ活用力を上げていく営みにもやりがいがありました。

他方で一つ一つのビジネスについての知見は薄くなりがちなこと、受託という立場もあって最終的な意思決定の責任から遠くなり、データを用いたPDCAのスピードも落ちがちなことに限界を感じていました。

6年間データ活用の仕事を続ける中で痛感したのは、データ活用は楽しいだけではダメでビジネスに役立たなければ意味がないということです。

今よりさらにビジネスと近いところでデータ活用がやりたいデータの力をビジネスに活かす経験をもっと積みたいと感じるようになりました。

分析推進室との出会い

マネフォの分析推進室との最初の出会いはTwitterでたまたま見かけたこちらのnoteでした。

第一印象として感じたのは業務として扱うスコープが広いという点です。

職種としてデータエンジニア、データアナリストのどちらの要素を含んでおり、業務としては経営企画とマーケティングの両方に関わっている点に独自性を感じました。

組織の説明についてはこちらもぜひご覧ください↓

会社のフェーズとしてもこれからよりデータが力を発揮しやすい段階でなのではないかと感じましたし、社長直下の横断組織ということで経営との近さも魅力的に感じました。

社内のデータという観点でもtoB・toCの両方のビジネスを展開していて、どちらのデータにも触れられるのもデータ分析者としても楽しそうだと思いました。

noteを見た段階では勝手に自分とは縁がないと思っていたのですが、ちょうどその直後にカジュアル面談のお誘いをいただき、ご縁を感じて舞い上がったのを覚えています。

そこから直接お話を聞いてこれから組織を作りあげていけるというワクワクを感じて選考を受ける決断をし、幸運にも内定まで行きつきました。

襲いかかる不安

ここまでふわふわとしたまま内定をもらってしまってしまったわけです。
マネフォも今や十分大企業なのですがそれでも環境の変化は大きいと感じました。

本当に今の会社を辞めるのか?周囲の人間関係も良好なのに?今まで順調に仕事ができていた気がしたのは恵まれた環境のおかげでは?今の会社は育休の仕組みも整っているけど転職したら厳しいのでは?…と内定を受ける段階で急に現実的な不安が襲いかかってきました。

そんな時読み漁ったのがマネフォのnoteです。懸念の一つであった育休についてもリアルな体験談があり安心できました。

悩む中で入社の大きな決め手となったのはすべての面接を通して社員の方がマネフォのカルチャーの1つであるRespectを大切にしている点が伝わってきたところです。

社内横断組織としてデータ分析を推進していく上では、立場が異なる部門との調整がつきものだと思います。そんな時でもRespectの精神を共通して持っていれば安心してユーザのためにどうするべきかという論点にフォーカスできそうだと感じました。

最終的には、組織の良い面だけではなく課題についても話してくれたメンバーの誠実さと若い組織でこれから自分たちで組織を作っていけるというワクワクドリブンで自分の安定志向を振り切り入社を決めました。

入社して感じたこと

いざ入社してみると案外あっけなくて、どこで仕事をしようがデータ活用の技術も大切なことも変わらないという当たり前の事実に気づきました。

これまでとのギャップとして感じたのは会社は自分たちで良くしていけると心から信じている社員ばかりということです。ユーザにとって良いことだという信念さえあれば年齢・立場に関わらず物事を推進していける突破力の強さに圧倒されました。

これまでもきっと本当はそうだったのでしょう。しかし、疑問を感じても自分の力ではどうしようもないことある、と時に批評家のような立場で会社を見ている自分がいたことを反省しました。

経営との近さという点では入社後1週間で社長の辻さんとミーティングで直接話す機会があったことにも驚きました。資料もテキストベースの必要最低限のもので、フランクな雰囲気で物事が決まっていく様子にこれまでとの違いを感じました。

課題もたくさんありますが自分がやれることがまだまだあるとポジティブにとらえています。

今、改めて自分を振り返って

入社前にマネフォの社員の方とランチをした時の話です。

私が「これからマインドセットを変えて行かないといけないと思っている」という話をしたところ、「変えるんじゃない、解放ですよ」と言われました。

その言葉で、そういえばもともと自分は人生の節目ではいつもワクワクする方の選択肢に突き動かされていたなと思い起こしました。

今回の転職も付き合いが短い人には意外な転職先だと驚かれましたが、仲の良い友人には「フットワークの軽さがらしいよね」と言われています。超安定志向だと思っていたのは自己認識の問題だったのかもと思いました。

これからうまくやっていけるかは自分の努力次第ではありますが、少なくとも自分の信念に従って常にベストを尽くせるようにしたいと思います。

マネフォの分析推進室でめざしたい未来

私は子どもの頃に「お小遣い帳をきちんとつければお小遣いをあげる」というルールでお小遣いの方を諦めるほどお金の記録をつけるのが下手でした。

社会人になって一人暮らしを始めた後もしばらくは家計簿をつけられていなかったのですが、Money Forward ME(当時はMoney Forward)を導入することで記録をつける苦労なしに家計を見える化できるようになりました。

そこではじめて日々節約だと思って我慢していたカフェのコーヒー代が家計には大したインパクトがなく、固定費の方を見直すべきだったということに気づいたのです。

分析推進室でもデータに触れるすべてのステークホルダーが苦労することなく必要な情報を得られ、データから得られる示唆を元に本質的な議論ができる環境をめざしていきたいです。

分析を通じ、すべてのステークホルダー間の情報流通をなめらかにする。

この組織のミッションを達成するためにこれから日々励んでいきたいと思っています!

最後に

マネーフォワードの分析推進室に興味を持っていただけた方はWantedlyやTwitter等を通じて、コンタクトを取っていただけると嬉しいです!


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